Eriko Yuunagi

ゆうなぎ えりこ - 夕凪 えりこ

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シリアルキラー展

『シリアルキラー展』に行ってきました。 ヴァニラ画廊の雰囲気は静寂を演じ、不気味さは感じられなかった。 我が家にもコピーが飾ってある、ずっと見たかった、John Wayne Gacy (ジョン・ウェイン・ゲイシー)の写真のピエロの肖像画、 「Pogo the clown」の2つの原画見て率直に思ったのは、背景と自分自身と自分の口は緻密に塗られているものの、顔に大きく書かれた口はどちらも粗く塗られ、 『本当の事は誰も知らない』 とでも言っているように感じた。 そして、普段はピ

    • 歪なラブソング。

        月が変わり、植物達は静寂を貫きながらも季節の移り変わりを伝えているが、どこか哀を演じているように感じた早朝5時前。 仕事に行く為ボロ小屋を出て、鍵が押し込まれたまま外に投げ捨てるように雨晒しで止めてある自転車に乗ろうとした所、ここ数ヶ月ずっと情緒不安定な空は朝が来る事に愁いを感じ嘆いたかのように私と世間を濡らし始めた。ただそんな事に構っているほど私は繊細な人間では無く、時間に余裕はあったが先を急いだ。 自転車で100m程走行した頃だろうか、私の脳か耳もしくは両方がい

      • 浮世の涙雨。

          夏の気配が見え隠れする、湿気と愁いを纏った艶かしい季節をいかがお過ごしでしょうか。 私は、手が伸びるにつれて伝えたい事が不貞腐れる昨今を過ごしています。 何が言いたいのかと言うと、様々な事に興味を持つものの『麗しき桜の舞い散る国』が今では『憎き疫病の舞い散る国』になり、今までは出来ていた事が中々難しくなり不貞腐れていると言った状態です。 そして季節柄の予測のできない雨、雨、雨......。 不意に降り出す雨に眉を潜めるよりも、雨に唄えば を口ずさめるくらいになれ