横断歩道 児童の態度に感銘
徳島新聞 読者の手紙 2020/08/05掲載
職場には自家用車で通勤しており、近くには小学校があり通学路や点滅信号が設けられている。先日、点滅信号が赤に変わったので停止して子どもたちが横断歩道を渡る様子を眺めていると、渡りきった子どもたちが、ふとこちらを見ているので何だろうと思ったら、高学年と思われる児童数名が帽子をとり頭を下げていた。
自分たちが渡るために停車してくれた車への感謝の気持ちを示しているのだろうと瞬時に読み取れたと同時に、強い感銘を受けた。今でもその場面が思い出され心が温まる。この経験から学ぶべき事は多く、たいへん良い教育を受けられているなと思った。
私は、今まで以上に目配り気配り心配りの優しい運転ができるよう、意識するようになった。いくら警察が目を光らせて取り締まっても、その場限りの運転者が多いと思う。本当に交通マナーを向上させるには、運転者の意識改革につながるような心動かされる経験が必要なのかもしれない。