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【タイから日本へ】公式SNS運用で迷走中に出会った「助け舟」

こんにちは、cocoです。

タイで転職し、タイ企業に入社してから早くも約9ヶ月が経ちました。今私は「THAIBIZ」という、タイのビジネスの最新情報を届ける日本語メディアで編集の仕事をしています!

前職でも若手ビジネスパーソン向けのメディアを担当していましたが、THAIBIZは経営層も読む「ガッツリな」ビジネスメディアなので、自分自身勉強しながら、理解を深めながら、地道に取材・執筆しています。

日系企業だけでなくタイ企業に話を聞くことも多く(社長やタイ人エディターの力を借りながら、ですが)、タイのビジネスの面白さを日々実感するとともに「日系企業とタイ企業で、もっと協創の流れが加速するといいな」という感情も強くなってきました。

THAIBIZ誌面はタイ国内のみ無料配布しています

そんな中、ひょんなことから、THAIBIZの公式Xアカウントの運用も担当することになった私。前職の経験から、メディアのアカウント運用の難しさは分かっているつもりでしたが、予想以上に最初は四苦八苦しました。今も試行錯誤中ではありますが、このnoteでは迷走中だった私が出会った「助け舟」の存在、そこから何をやって、どうなったのか?といった話を書いてみたいと思います。

受け身ではダメだ!と気づいた矢先に出会ったコミュニティ

突如として始まった、公式Xアカウントの運用。THAIBIZの真面目で誠実なブランディングそのままに「自分からはフォローしない」「誰かにコメントするなど、こちらから交流しない」といった受け身姿勢で、まずは記事のシェアなどを行っていたのですが…全くと言っていいほど、見られない!インプレッションも低い!!

それでも、THAIBIZの無料会員向けメルマガの開封率は高く、在タイ日本人の中では認知度の高いメディアのため、Xもそのうち盛り上がるだろう。なんて気楽に考えて数カ月間を過ごしてきました。(本業は編集なので、あまり時間と労力をかけられなかったのも事実…)

でも、途中で気が付きました。そもそもXアカウント運用の目的は、日本にいる本社のビジネスパーソンなどにもTHAIBIZを読んでもらうため。タイのビジネスに興味を持っていない人にも、THAIBIZに訪れてもらうきっかけを作るため。だから、受け身では意味がないのです。

そのことにようやく気が付き始めた頃、私のもとに訪れた「助け船」の存在がありました。信頼できる敏腕広報、ゆうみさん(@yuu3_maru3)、いまさきさん(@imasaki1024)、まるこさん(@cocoronista)が立ち上げた「公式Xの中の人コミュニティ」(※)です!

このコミュニティで、なんと参加企業同士のXアカウントコラボ企画イベントが開催される、というではありませんか。そのお知らせが目に留まった私は「これだ!」と思って即座に参加申し込みをしました。私が情報を届けたいのは日本。ならば日本の企業の皆さんと何かしらコラボができれば、可能性が広がるのではないかと思ったのです。

企業アカコラボイベント。オンラインなのに大盛り上がりでした!

2社とコラボが実現!

イベントはオンラインで開催され、それぞれが会社の事業内容やコラボアイデアなどをピッチ。それを聞いた他の参加者が「こんなことできそう」といったアイデアをシートにどんどん書き込む…という流れで進んでいきました。一見共通点がないように思える会社でも、サービスや商品、公式キャラなどでいくらでもコラボの切り口って作れるんだな~と感銘を受けた1時間でした。

結果的に、このイベントがきっかけで2社とのコラボが実現しました!

1.learningBOXさんの公式キャラクター「はこうさ部」(@hacousa

兵庫県たつの市にあるIT企業 learningBOXさんの公式キャラクター「はこうさ部」とのコラボ投稿が2件も実現!learningBOXのデザイナーさんにもご協力いただいて、THAIBIZとはこうさちゃんのコラボイラストを描いていただきました。

社内でも「かわいい!」と大評判。 learningBOXさんのフォロワーの皆さんにもTHAIBIZという存在を知っていただけたことは、大変ありがたい機会でした。

実はlearningBOXさんは、海外展開にも積極的に挑まれている教育分野のスタートアップ。ゆくゆくはタイにも進出してくれたら嬉しい!と勝手ながら応援させていただいている会社なんです。いつか取材させてください!←

2.ソルトワークスさん(@Saltworks_inc

「年賀家族」や「つむぐ年賀・ポストカード」などの想い出エンターテインメント事業を手掛けるソルトワークスさんの公式アカウント。

実は、タイに住むことになって、それまでの家族や親せき、友人たちとの年賀状やりとりをストップしてしまった私。でもソルトワークスさんの「年賀家族」では投函代行サービスがあるのでタイから年賀状を手配することができるし、「つむぐ年賀・ポストカード」ではアプリでさくっと年賀画像を作ってLINE等で日本の家族に送ることができるんです。「これはタイの駐在員にとっても嬉しいサービスなのでは?」と思い、コラボ企画を打診しました。

季節的にちょうどハロウィンが近かったので、THAIBIZ誌面や社長の画像を使ってハロウィン画像を作成して投稿!デザインセンスが皆無な私でも、簡単にかわいい画像が作れたのは感動でした。

★まだまだコラボ相手、募集中です♪

コラボ企画に取り組む意義

コラボ投稿って何の意味があるの?と疑問に感じた方へ、実体験から以下のポイントをお伝えします。

1.自社アカウントだけではリーチできない人にリーチできる

「そもそも日本に住んでいる人で、THAIBIZアカウントをフォローしてくれている人ってどれぐらいるんだろう…」と思うほど心もとないアカウントなのですが、コラボ企画を通じてフォロワーが1ヶ月に数十人も増えました。そのうちの大半は、日本の会社の公式アカウントです。アカウントが少し盛り上がったことで、在タイ日本人の方からのフォローも増えました。

自社アカウントだけではリーチできない人にも、THAIBIZの存在を知らせることができたのかなぁと思っています!

2.他社との共通点を見出せるきっかけになる

コラボ企画を考える時は、とにかくその会社との「共通点」を探ります。このコラボを通じて、互いにとってどんなメリットがあるか?を、かなり真剣に考えるんです。

そういう意味では、長期的に見れば事業のコラボ等にも繋がっていく可能性もゼロではない。そう思うと、たかがSNS運用、されどSNS運用。そう思います。

3.とにかく楽しい!

私がXアカウントを担当し始めたころは、何を投稿すればよいか分からないし、読んでほしい記事をシェアしても全く見られず、とにかく孤独でした…。それが、コラボ企画ではlearningBOXのまるこさん(@cocoronista)やソルトワークスのなりそさん(@nariso_salt_pr)と話し合いながら投稿内容を考えるのが本当に楽しかった!楽しみながら運用ができるのは、一番重要なことかもしれませんね。

コラボ企画から学んだことを実践中

コラボ企画を通して感じたことは、当初の受け身の姿勢では伸びるものも伸びない!楽しんでやらねば見た人も楽しくない!ということ。今では、こちらからフォローしたり、他社の公式アカウントにコメントしたり、「#企業公式相互フォロー」などのハッシュタグをつけて投稿したり、積極的な運用に切り替えて日々トライを続けています。

全てのきっかけを提供してくださった「公式Xの中の人コミュニティ」には心から感謝。これからもきっとお世話になると思いますが、私も何らかの形でいつか還元できるよう、地道に運用を頑張っていきます。

引き続き在タイ日本人として、日本の皆さんと関係を築きながら、タイ社会に貢献できる方法を模索していきます!

(※)「公式Xの中の人コミュニティ」とは?
公式Xの中の人のためのコミュニティ。公式Xの運用術について不定期で座談会やセミナーを開催しています。コミュニティ専用Slackで日々のお困りごとの相談や参加者同士のコラボも可能です。
 【コミュニし紹介】
https://note.com/x_nakanohito
【入会フォーム】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSekpaKzv65yKEF42rHLlrollLNWDS5nYDIK9UaKLt-mGQSKbA/viewform


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