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寝たきりになって学んだこと

現在妊娠9ヶ月、去年11月に切迫早産と診断され、食事、トイレ以外は寝たきり、絶対安静で過ごしています。


たくさん時間ができたおかげで、新しいことにもチャレンジできているし、これまでのこと、これからのことも色々考えることができて、お腹の赤ちゃんのおかげで本当に貴重な時間を過ごすことができています。




今回は、切迫早産中に感じたことを1つシェアします。
 


私の父は2016年8月に癌で他界しています。



約10年間、大きな手術を数回、入退院、治療を繰り返し、最後は緩和ケアサービスで息を引き取りました。


私は今回切迫早産で寝たきりになって、父のことを思い出しました。



寝たきりで絶対安静だと、外にも出れない、仕事もできないのは当たり前、ちょっとした日常の動作も誰かにお願いしなくてはいけない


例えば冷蔵庫に入ってるお茶一つ取るにも、誰かに頼まなくてはいけない


カーテンを開けたい


ちょっと窓の開けて外の空気を入れたい…



普段ならなんともない作業も自分でできない


このストレスは本当に大きいです。。



それに加えて、体調は改善してるのか、悪化していないか、これからどうなるのか心配と不安が常につきまとう



さらに私は元々、常に出かけたい、何かしていたい性格で、じっとしているのが苦手なので、この状況はストレスばかりたまる…



ホルモンバランスの乱れもあり、情緒不安定になって、涙が止まらない日もある



でも私の場合は病気ではないし、むしろ喜ばしい出来事で、しかも期間限定(長くても出産するまで)



でも父は癌で、終わりが分からない、大変な闘いだった



身体も精神的にも本当に辛かっただろうし、よく耐えて、前向きに過ごそうとして、頑張っていたとやっと少しだけ理解ができました。


もちろん当時も心配して、励まして、応援していたけど、でもやっぱり自分が経験しないとわからない





けど…


完全に相手を理解し切るのは難しい、不可能なんだと感じました。



私たちは一人一人違うから、100%相手になり切ることは不可能



それは私が今回寝たきりなって感じたことです。



夫や母、友人が本当にいつも献身的にサポート、応援してくれて、連絡をくれて、十分快適に幸せに過ごせているけど
 

この辛さ、大変さは、結局自分にしか分からない



誰も私ではないから


誰も私として、この経験を経験していないから



もっとわかって欲しいと思っても無理なんだと思いました



それと同時に、例えどんなに自分が似たような経験していたとしても、やっぱり父のことは本当にごく一部しかわかってあげられなかったんだと思いました…



でもそれでいいんです。

 

完全に理解できてしまったら、辛くて、きっとお見舞いのときに明るくいつも通り振る舞えなかった



自分とは違う、その人らしさの接し方で接してくれた方が嬉しい



いつも通り接してほしい


周りには普通でいてほしい




そう思えたら、やっぱり自分がいつも自分らしくいることって大切だなと思えました



それと同時に、当の本人(患っている自分自身)は、自分で自分を信じて、「わたしはきっと大丈夫!どうにかなる!」とどんな時も思えることが大事だと感じました


そしてネガティブな気持ちになったときも、蓋をせず受け入れてあげることが大切と感じました




自分は自分一人しかいないから


自分と100%一緒にいて過ごしているのは自分自身


自分を一番サポートしてあげることができる、分かってあげられるのは自分自身




今回の経験を通して、自分らしくいること、自分を信じることが大切だと改めて実感しましたラブラブ


読んでくださりありがとうございます😊

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