ひとりごと

体が疲れきっていると、悪い想像が頭を占めてしまう。

小学校高学年から高校生の頃、家がすこぶる不安定だった。両親が不仲で、いや、不仲というのか、なんだったのか。あの不安定さはなんだったのか、もう20代後半になった今でも咀嚼できないでいる。

体が疲れきっていると、そんな不安定だった家の中で見た悪夢みたいな景色や、母に連れられて家を逃げ出して母の友達の家に居候していたときのことが思い出されてしまう。

早く寝たいのに。

布団の中で寝転がっていると、デスクワークで浮腫みきった脚がじわじわと熱くなる。とりあえず、この脚の感覚に意識を集中させてみる。


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