婦人科に10ヶ所以上行って分かった、自分に合う婦人科医を見つける方法
「婦人科に行くのが怖い」「婦人科検診で経過観察と言われてしまい不安」と感じたことはありませんか? これ実は、過去の私です。
生理痛、更年期障害、そしてPMSなどで辛い日々を送っている方々にとって、
希望するライフスタイルに寄り添って診察してくれる『かかりつけの婦人科医』を見つけることは重要です。
この記事では、私が10ヶ所以上の婦人科専門クリニックを訪れ、実際に経験したことから気付いた『自分に合った婦人科医を見つけるポイント』をお伝えします。
リサーチする方法やチェックポイントを攻略してから婦人科を訪れたことで、「心地よい更年期ライフ」が実現できたので、ぜひ最後までお読みください。
婦人科へ行ったきっかけ
18歳頃から悩まされていた生理痛。周囲からは「出産したら軽くなるよ」と聞いていましたが、24歳で出産した後30歳になっても痛みは変わりません。だんだんと出血も増えているように感じていました。市販の鎮痛剤でなんとなくしのぐ日々が続き……。
そのうちに鎮痛剤が効かないことが多くなりました。仕事中に「生理痛と貧血でフラフラとしながら職場のロッカー室に倒れ込んでしまう」ということが何度もありました。
「このままでは仕事を続けられない」すぐさま自宅近くの婦人科へ行く決心をしたのです。
婦人科探しの旅へ
自宅近くの婦人科は自宅で開業医を営む60代のベテラン風の先生。近所のママ友に教えてもらいました。噂どおり1時間以上待ちましたが、問診も内診も特に気に留めることはなく診察終了。
初めての婦人科専門医から渡された薬は「低容量ピル」でした。
毎月のブルーデイが解消されることを夢見てその薬をスタート。しかし最初の1週間で吐き気、さらに頭がボーッとする感じや頭痛もでてきてしまい、1ヶ月待たずに薬を飲み続けるのをやめました。
低容量ピルに期待していたのですが、私には合わなかったようです。
他の婦人科を訪れても同じような低用量ピルが処方されるのではないかと不安に感じ、次の婦人科をさがすこともなくモヤモヤと過ごしていました。
そんなある日、健康保険組合から届いた「子宮がん検診」のお知らせが目に留まったのです。
提携先の病院であれば無料で検診を受けられるので、もう一度婦人科を探してみようという気持ちになりました。
新たな婦人科は内診も緊張しなくて良さそうな女の先生がいる婦人科を予約。
検診の結果は、子宮がんは問題なしでしたが、子宮筋腫の小さいものが複数個見つかりました。
ようやく痛みや過多月経の原因を知ることが出来たのです。
ですが、先生から治療の話はなく、
「次回の検診で筋腫が大きくなっていないかを確認しますので、経過をみて下さい」の発言。
あれ?治療はしないの?
きっかけは子宮がん検診でしたが、治療を希望していることをしっかりと伝えられなかったことに反省しました。
婦人科さがしの旅は続く
かれこれ約20年。安心して通える婦人科を探すために10ヶ所以上通いました。
その結果……。
診察前のリサーチポイント、初診でのチェックポイントがわかるようになってきました。
「通いやすさ」だけを重視して婦人科を選んだ結果
ここは もう来ない!
と思った出来事を一部、紹介します。
70代後半の優しそうなおじいちゃん先生。内診台は戦時中を思わせるような金属むき出しの足先が固定されるデザインです。心の中で「今から引き返したい」と後悔。
かかりつけの内科と同じ建物内の婦人科。どうやら兄弟で営んでいる様子でした。内科(兄)は優しくて聞き上手な先生。先生の兄弟なら安心と思い込み、婦人科(弟)を受診。診察室へ入ると、そこには強面の真っ黒に日焼けした、白衣から金属製のアクセがのぞく先生が座っていらっしゃいました。引き気味の私を察してくれたのか内診はなく、カウセリングのみで終わりました。
その他にも事例はありますが、書ききれません。
重要なことは、
診察前のリサーチはしっかりと。
婦人科は内科などと比べて多くはありません。
婦人科の不調は予測できないことも多いため、いざという時に、通える婦人科の候補を前もって決めておくことが大切です。
リサーチ&チェックポイント
診察前のリサーチポイント
リサーチポイントが高ければ、いよいよ初診です。
初診時でのチェックポイント
ポイントを通して気付いたことは、通いたい候補となった婦人科に患者ファーストの精神があるかどうか。
婦人科は長年お付き合いすることも考えられますので、患者に寄り添う姿勢があるかをあらゆるところから感じられるのが大切です。
また、どのようなライフスタイルを過ごしていきたいか?をしっかりと聞いてくれる先生が安心です。
自分に合った婦人科に出会う
同じところに通うメリットは
先生と信頼関係が築きやすいことです。
先生はこれまでの患者の変化を分かっているため、患者の話を聞く準備ができています。不調になりやすい更年期においても、悩みを伝えやすい状況です。
また、治療や薬が合わなかった場合でも、遠慮することなく「合わない」ことを伝え、新しい治療の提案を受けられます。
加えて次回通院の予約が取りやすいのもメリットです。
更年期も乗り切れる
しっかりとリサーチした婦人科は、
「ここは もう来ない!」となることもありません。
今、現在の婦人科は自分に合っていると感じています。
ここに また来よう!
きっと、皆さんも自分に合った婦人科に出会えるでしょう。
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