あなたの「好き」を思う存分語ってください
「好き」の言葉や事柄、経験を考えてみる。
考えて考えて、
「コレジャナイ」と書き直すこと5回。
今回は弁当にまつわる話を書きます。
お弁当の時間が待ち遠しい
弁当箱を開けた瞬間に心躍る
みんなに自慢したくなる弁当
みなさんは、弁当のおかずは何を入れますか?
おかずは自分の好きなものを入れる、または好きなものを入れて欲しいと伝えていますか?
私は弟が3人いるため、小さい頃から両親へ変に気遣いしていた記憶があります。
両親へ何が食べたいと要望するのは
万里の長城をたったひとりで歩くような感覚で伝えられなかったです。
遠足、社会見学、運動会、中学生から高校生までの毎日など。
もっと、これ食べたい!入れて欲しい!と伝えたほうが良かったのかなあと大人になって気づきました。
しかし、小さい頃の私は偏食が多く、用意できるおかずが少なかった。
どのような事情があったとしても、弁当を作り続けてくれた両親に心から感謝しています。
私も親になって、子どもたちへ作る弁当の内容を模索しています。
弁当準備の際に子どもたちへ伝えるのは、以下の2点。
キャラ弁という、弁当の中身をアニメなどのキャラクターに模したものは作らない
各人が好きな食べ物を入れる
私は息子が2人います。
不器用なのに一度無理してキャラ弁を作っても、2回目以降は発狂するのは予想がつく。
最初から作らないと宣言して、弁当作りのハードルを下げました。
また、キャラ弁を作らない代わりに子どもたちの好きな食べ物は1つでも多く入れる心がけをしています。
今までは行事の日が近くなると、私から子どもたちへ何を食べたいか尋ねていました。
しかし、思春期に入りかけた長男は日によって私と話したがりません。
ある日、長男からもらった一枚のメモ。
「お弁当はこれを入れてね〜」の言葉を添えて。
メモには、肉・ブロッコリー・トマトと書いていました。
親子で肉と書かれたメモを見ながら、話しました。
肉は、牛・豚・鶏たまに鴨やウサギなどもある。
調理方法は、焼く・煮る・茹でる・揚げる・蒸すなどある。
肉と書かれただけでは分からないから、もう一度メモを書き直しておいで。
再度受け取ったメモには、肉の文字の左側に「ぎゅう」、右側に「ステーキ」と書き足されていました。
そして、10月29日。
ええ匂いがするねぇ
と長男が台所へやって来ました。
弁当箱にはぎっしり詰め込まれた、ぎゅう肉のステーキ。
親子で決めた弁当のテーマは「かおりもたのしむべんとう」
お弁当が楽しみだなあ〜
と言いながら走って登校していく長男の背中を見ながら、心の中でつぶやきました。
子どもたちが喜んでくれる弁当づくりが、好きだなぁ。
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