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一度ならず二度までも死んだ

こわして なおして わかってるのに それが私の性格だから(JUDY AND MARY そばかす より)

人生の節目には絶対に頭の中でリフレインするフレーズ。

32歳で、私は二回目の死を迎えました。

一度目は、28で鬱になったとき。

社会的な自分が全て死にました。会社を退職して家(というか布団)に引きこもりました。全ての手続きは当時の夫が担当しました。誰にも会わない、電話は出れない。友達だと思っていた友達が、ほぼいなくなりました。

今まで何かの延長線上にあった人生が、その先のラインが全て絶たれて闇の中にポツンと立つような気持ちでした。

実際死にたくて死にてくて仕方なかったのですが、一度死んだようなものでした。

一度死んだので、それからの人生は「好きにしよう」「我慢をやめよう」と決め、お金はあるだけ使うし、やりたいことはとにかくやろうと決めました。価値観が180度変わっていました。

それまでは、なるべく良い大学へ行き、良い会社に入り、お金をたくさんもらって、優しくて家庭的な人と結婚して子孫を残すことが正しいと思っていたのですが、どうしてもその「正解」に当てはまらない自分を持てあましていたのです。吹っ切れてとても楽になりました。

仕事の面では起業をし、少し仕事が落ち着いてきたところで

また今までの延長線上に人生をおいておくことができなくなって

離婚しました。

とても仲が良い唯一無二の親友という立ち位置に夫がいて、別れた後も親友はいるものだと思っていたのですが、そんなことはなかったです。親友は私の世界からいなくなってしまいました、、、

私が甘かったよ。

そんなわけで、また延長線上の未来を自分の手で消し、私は今2回目の死を迎えたのです。

そして今、この先に続くまっさらな人生を、持て余しています。
生まれたときってこんな気持ちだったっけ?

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えりんごる
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