台湾滞在日記10/23 台北に行こう①後半
10/23台北に行こう1日目の後半です。
二・二八事件の事については台湾に来るまで実はあまり把握しておらず、高校の世界史の時間に少し習って記憶にある(二・二六事件と似てるなという記憶)程度でした。日本が敗戦して日本統治の終わった台湾で、中国本土から来た外省人と本省人=台湾人が衝突、国民党政府の弾圧で多くの死者が出たという事件。密輸タバコを販売していた女性に行われた摘発・暴力に抵抗して集まった民衆に発砲、死者が出たことをきっかけに民衆の政府への怒りが爆発。
知っていましたか?君が代、そして日本語が台湾の人々の中国政府への抵抗運動の中心にあったことを。私は台湾に来るまで知りませんでした。この事を知ってから、この公園は行ってみなければ、と思っていた場所です。
驚きなのは、この事件のことについては1987年まで中国政府により戒厳令がしかれ、語ることが許されていなかったという事でした。台湾の現在の民主主義の礎に大きな犠牲があったこと、ごく最近まで語る事すら許されていなかったとは。
今回日記をまとめる為に改めて文章を書くために引用したりヒントにしたページ、ご興味のある方は以下よりどうぞ。
ウィキペディア:二・二八事件
台北ナビ:台北二二八記念館
ただ、見てみたかった台北二二八紀念館は現在休業中。2025年の2月の二二八周年記念日に再オープンするとのこと。
公園自体は日本統治時代建設の都市公園であり、園内には中国式の建造物や東屋もあり、緑豊かで野鳥がたくさんいる静かな公園でした。
公園内には国立台湾博物館があります。ここもとても面白そうだったんですが、閉館時間。内部もカッコ良さそうなので絶対来訪したい。
お腹が何か食べさせろとしきりに訴えてくるので近くにあった良さそうなごはん屋さんに行きました。八芳早餐 早餐=朝食とあるしマップの情報見たら朝だけの営業時間。たまたまだったのか、常に夜もやっているのかな?でもめちゃくちゃおすすめです。店員さんの一人、60歳くらいのおじさん、日本語ペラペラです。
一度宿に戻って小休憩し、夜にまた出かけることにしました。休憩スペースに美味しい珈琲があったのでちょっとひとやすみ。
比較的歩いて行けそうな距離に有名な「迪化街(てきかがい、ディーホアジエ)」があるので、夜の散策へ。
迪化街 は古くからの街並みを保存している観光地・商店街・問屋街。日本人にも人気のエリアで台湾観光案内には絶対に出てくる場所ですね。バロック様式やモダニズム、様々な建築様式があるとのこと。
夜の迪化街は本当に美しくて綺麗で素敵だったのですが、大体のお店が19時ごろ終わるみたいなので、ゆっくりショッピングを楽しむなら夕方くらいから来た方が良さそうですね。写真を撮るなら人の少ない夜は中々良いかも。
台湾はエリアで「服」とか「装飾品」とか、結構はっきりとエリアで分かれてジャンルが同じ店が続いている印象があります。台南もそんな場所がありましたし。
駆け足で台北散策を済ませてしまったのは、3日間しか時間を取っておらず、2日目はどうしても絶対にゆっくり見たいと思った美術館2つ、3日目はアート台北に行くという目的があったからでした。
でも歴史を学ぶ場所もたくさんあれば、博物館もあって、ちょっと散策するというだけでは、あまりに勿体なかったなと反省しました。もう少し時間を取って来るべきですね。
2日目は美術館に行きつつコマーシャルギャラリーも見れたら…と考えていたけど美術館2つで完全に体力を持っていかれましたし。
10/24美術館編はまた書くのにとっても時間がかかりそうなので、気長にお待ちください!