台湾滞在日記 9/8 植物と歴史と昭和天皇と
今日は週末だけ開いているという花市場へ向け、久々にちゃんと出かける予定。
まずは朝ごはん。お米は前の日の夜に浸水して冷蔵庫で保管しておけば次の日すぐ炊けて便利です(洗い米というやつですね、ざるがないのでざる上げはしていません)。量は計量カップの代わりに謎の大きめアルミカップを発見したのでそれで一杯、おそらく2合弱くらい。水加減もだいたい米と一緒で良いのでその謎カップで一杯。強火で沸騰したら弱火にして15分、火を止めて蒸らし10分。身支度している間に炊き上がり。
お米は日本のものとほぼ変わらず、ななつぼし系統のあっさり系でした。普通に美味しい。お米が炊ければだいぶ食事楽になるな〜
卵加熱しすぎてカッチカチだけどサルモネラが怖いのでとりあえずこれでOK。レンジでチンしただけです。海苔の佃煮はまんま「ごはんですよ」でした。
そういえば今のところスーパーでパックごはんを見かけていないです。コンビニにはあったけど、小さめサイズ単品で170円くらいだったから買うのやめました。
腹ごしらえも済んだのでおでかけ。花市場は台湾府城大南門のある公園のすぐ横なのでまずはここから。西暦 1725年 (清王朝雍正治世3年)に作られた史跡です。
1935年に日本が台湾博覧会を開催するために石碑の残骸を収集したそうなのですが、公園内にその石碑を展示している石碑の森という場所がありました。
公園を出てすぐの所に花市場がありました。台湾といえば胡蝶蘭ということと、この市場の事をギャラリーの方から聞きまして。調べてみたら、世界でも台湾の胡蝶蘭はトップレベルであり、台湾の胡蝶蘭栽培はスマート農業を取り入れたハイテク産業でもあるとのこと。
日本では胡蝶蘭って開店祝いに贈る花といったイメージですし、ブリブリに何十に重なっている大きな仕立ての印象が強いですが、海外ではもっとオシャレなインテリアとして普通に部屋に飾られていたりします。シンプルな仕立ての胡蝶蘭ってすっごくかっこいいと思うんですよね〜
欲しいけど、冬の室温と日当たりの悪さを考えたら気の毒なんですよね。
クスミは観葉植物大好きでモンステラをずっと育てているのですが、こちらで見るモンステラはビッシビシに元気で大きくて、君たちこの辺の出身だろうもんなあと思っていたりしました。
台湾の街中を歩いていて、軒先や玄関先で植物を育てている人がとっても多くて素敵だなと思ってたのですが、特にビカクシダをよく見かけます。好きな植物なので見かけると撮りますが、すごく立派なものが多いです。
胡蝶蘭もよく見かけます。寺院に特に多いかも。
植生は北海道とはまるっきり違うので、これ外に置きっぱなしで育つのかとか、これ地植え!?とか色々カルチャーショックがいっぱいです。
ふと思ったけども、台南の街は住宅地や商店街のようなところに街路樹があまり無い。大きい公園から小さい公園まで、公園は結構あって色々な植物や木があるのだけれど、歩道に街路樹という概念があまり無い気がする。そもそも歩道があんまり無いのだけども。だから皆植物を育てるのかしら。
近くにまだ寄りたかった場所がいくつかあるので向かう。
1900年建設当初は総督官邸と皇族の宿泊施設の両方の機能を兼ね備えており、その後台南州知事官邸として使用されていたという日本統治時代の建物。昭和天皇も皇太子時代に宿泊されていたようです。
管理は民間委託されており、室内は陶磁器などの食器、インテリア用品、デザインアイテム等の販売、カフェといった感じになっていました。
撮りたい木があったのでもう1箇所、国立成功大学へ向かいます。
ここも皇太子時代の昭和天皇ゆかりの地なんですね(後から知った)
半日程度だったけど、結構満足感あるお出かけでした。
久しぶりにまとめるのに時間がかかってしまった〜