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台湾滞在日記 10/20 高雄へ行こう・再び

やっと20日まで来ました。19日はカフェでのワークショップだったので先に報告を書いておりましたのでご興味ある方はどうぞ。19日日記

さてさて、2回目の高雄行きなのですが、ギャラリーのオーナー夫妻がミーティングのために高雄に行くので、一緒に行ってレジデンス施設も見学しませんかと誘ってくださったので、行くことにしました。
が、
朝の集合時間前に、20日が最終日の台南での展示でどうしても見たいものがあったので、自転車ぶっ飛ばして行ってきました。曾國榮さんの「羅漢窟」という作品。ツェンさんは民間信仰をベースにした作品制作をされている方です。

こちらの真ん中に鎮座しております
めちゃくちゃ目立ってる!
実際に動かせるんですって
かわいい〜〜〜〜〜〜〜!

以前別の展示で知り合った作家さんの作品をどうしても実物で見たくて。いやはや、素晴らしかったです。彼のInstagramはこちら。平面作品もめちゃくちゃ良いです。むしろ欲しいです。

展示が行われていた臺南市臺南文化中心
美しかったので一枚ささっと

皆さんと合流して、高雄へ向かいます。まずは日本統治時代の製糖工場、橋頭糖廠へ。広大な敷地全体が公園になっており、敷地内には遺構や昔の建物を利用した施設があります。
レジデンス施設を備え、展示やワークショップなども行うことのできる「白屋」へ来ました。

普段はウェディング施設としても
使われているらしい、素敵な建物です。

こちらの建物はギャラリーとして使用され、滞在アーティストの活動が無い期間には貸しギャラリーとしても利用されているそうです。

今はちょうど貸しの企画が入っていました
運営会社の事務所と
滞在スタジオを兼ねている建物
こちらが滞在スタジオ
現在4人のアーティストが活動中
生活の場はまた別の建物でした
すぐ近くにこんな素敵な建物も
事務所やブライダル控室等で利用されてるそう
すごく綺麗な囀りが聴こえたと思ったら、
アカハラシキチョウという鳥がいました

この白屋はオープンコールがあるようなので、募集の時期を調べて送ってみたいなあと思いました。高雄滞在も良い…!
お昼を食べて、午後から用事のあるオーナー夫妻と別れて一人行動に。工場敷地内を散策することにしました。製糖業は、台湾のとても重要な役割を果たしてきた基幹産業で、オランダ統治の時代には既に重要な貿易品であった、という長い歴史があります。

高雄糖廠舊稱、かつては「橋仔頭糖廠」として知られ、台湾初の近代的な機械式製糖工場であり、100年の歴史があり、市指定の文化的景観に指定されています。

製糖工場、日本式木造家屋、防空壕、赤レンガ給水塔などの過去の遺物は、日本植民地時代から受け継がれた社宅、事務所、クラブなど、歴史的に重要なだけでなく、保存状態も良好です。ユニークな外観は、日本人が東南アジアのオランダ植民地を模倣したものであり、高い基礎に加えて、建物、回廊、連続アーチはヨーロッパの建築様式を模倣しています。
(日本語機械翻訳)

https://www.taisugar.com.tw/chinese/Attractions_detail.aspx?n=10048&s=2&p=0
入り口付近にあった建物
すごく綺麗で西洋的な建築
社宅事務所だったところだそう
豬仔文物館 当時使われていた物品の展示
この時は閉まっていて入れず
台湾糖業博物館
工場まるごとほぼ当時のまま博物館に

台湾糖業博物館、驚くべきことに、かなりのエリアに自由に入れます。日本だとこんなに自由には出入り出来なさそうな雰囲気。この日はコスプレ撮影をしている団体もいました。

ご安全に!的な標語だろうか
1999年まで稼働していたそうです
左側には巨大なタンクが5機
このタンクでサトウキビの搾り汁を濃縮していたそう
濃縮操作と書いてありますね
台湾の発展を支えた場所、感慨深い
工場萌えの方にも非常におすすめです
こんなアングルで撮れることなかなか無い
どうしてこう工場ってのは美しいのか
これは工程管理表?
こういうのもそのまま見せているのが素敵

どのように砂糖がつくられていたのかが流れを追ってわかるように説明の看板もたくさん設置されていました。
工場を出て同じ敷地内の R23糖倉会展中心へ。ここは倉庫の跡地のようですが、現在は様々な用途に使われ、太鼓のパフォーマンス団体も入居しているみたいです。行った日には結婚式も行われていました。

屋根があるので雨も安心、
暑さもしのげます、そして美しい
本物のトロッコの跡と作品の線路も
植生も美しく整備されていてうっとり
敷地内に防空壕跡がいくつもありました

敷地のすぐ外の街、橋頭老街もとっても良い雰囲気でした。

大賑わい!そしてこのバイクの数!
橋頭老街古早味蔥肉餅 
あまりに美味しそうだったので買ってみた
蔥肉餅、いわばチヂミのようなもの
実はかなり気に入っており、あちこちで食べてます
ここの蔥肉餅はかなり!美味しかった!
街全体の表札がサトウキビで可愛かったです

高雄の街中へ移動します。以前ご案内くださった盧さんいわく高雄で一番美味しいミルクティー、前回は時間がなく断念したのですが、どうしても飲みたかったので行ってみることにしました。

地下鉄に乗ってきたのですが、駅がなんかすごかった
後から調べたら有名な駅だそうで
こちらの老江紅茶牛奶 です!
ううううううま〜〜〜〜〜い!
どことなくコーヒー牛乳のような味わい
ごくごく飲めちゃう!ドーナツも美味しい

すっかり元気になったので駁二藝術特區へ。元倉庫群を芸術特区として活用しているエリアです。前もちらっと通ったけどあまりちゃんと見ていなかったので、歩いてみることにしました。が、なんかイベントが開催されている…?すごく人が多い!

倉庫自体はほとんど撮れず、しかし
イベントが盛んなのは素晴らしい〜
たくさんのパブリックアートが常設されています
台湾は本当にパブリックアートもあちこちにある
物故作家だけじゃなく現代作家の作品もあります
奇跡的に人がいないショット笑

作品を愛でつつ、屋台をチラ見しつつ、港方向へ。こういうイベントの小さな屋台、日本と違うなあと思うのはクラフト系作家さんやイラストレーターさん、オリキャラのグッズなどの屋台もフード系と一緒にかなりの数あること。しかも結構な数のお客さんが普通にふらっと立ち寄る感じで買い物をしています。台湾の人々は文化度が高い気がします。

港に着いたらすっかり夕方
右側に見えるのは海軍の軍艦だそう
現役の倉庫もたくさんありました
その横にはこんな若者集まるオシャレエリアも
少し離れたところでも同じくマルシェ的なイベントが
夜景がとても綺麗!
前回来た時に昼間だけ見ていた景色です
夜すごいよと聞いていた高雄流行音楽中心
本当にすごい!ほぼエヴァの使徒じゃん!
路面電車のような乗り物の線路
高雄ライトレールというそう

高雄ライトレール、せっかくなのでこの埠頭から最後に寄りたかった場所近くまで乗ってみることにしました。スピードがゆっくりだと聞いていたけど、途中少しスピードが出る区域もあり、観光地を繋いでいるのでとても便利な乗り物でした。人が多かったので写真はなし。

下車した駅。
このライトレール、駅が非常に美しいです
場所によって全然違うデザインになってます

最後に寄ったのは、高雄三鳳宮。中壇元帥を主神として祀っているそうなのですが、この神様、日本では封神演義で有名な哪吒らしいです。ちなみになたくではなく、なたと読むらしい。Webサイトかっこいいので、ぜひ見てください。

日本の台湾PR映像でロケ地になり、川口春奈さんが出演していたことで日本では有名になった場所らしいです。

人の大きさと比較するとよくわかる巨大さ
最初の門をくぐると一面の赤ランタン!美しい〜〜
ただただ圧倒される
豪華さに口が開いていました笑
装飾ひとつひとつもとても手が込んでいます
上階から見たランタンと寺院
もはやこの世ではないような景色
熱心にお参りをする方がたくさんいらしてました

ここのスタッフの方にとても親切にしていただいて、お参りの仕方を教わり、お守りもいただいてしまいました。ありがとうございます、大切にします。いつかまた絶対に来たい場所がひとつ増えました。

せめてお布施がわりにと買ってみたお菓子
やわらかなクリーム入りあんこ求肥
美味しくてあっという間に食べてしまった


昼から夜まで大満足の高雄へ行こう、再び編でした。しかしこれでもまだまだ時間が足りない!また訪れたい街ですね。

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