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1人目社員でスタートアップに飛び込み7年間で学んだこと / 大事な4つのスタンス


こんな人向け

2018年の創業期に、ドクターズプライムに第1号社員として新卒入社し気づけば約7年が経ちました。
当時はインターンからそのまま入社し、先輩もいない中で手探りで働く日々。

  • スタートアップでどう役割を広げ、会社の成長に貢献していくのか?

  • 先輩がいない環境でどういうスタンスを大事にしてた?

本記事では、私が学んだスタンスをまとめました。
正解があるわけではありませんが、スタートアップに興味がある方や、若手・スタートアップで働く人向けにとって何かヒントになれば嬉しいです。

自己紹介

  • ドクターズプライムで、学生インターン3ヶ月を経て、2018年10月に新卒入社しました

  • 入社後は、創業期に立ち上げたWork事業の部門立ち上げを行う

    • (当時、新卒1名+インターン、経営陣という状況)

    • 営業、カスタマーサクセス、サポート、マーケティングといった部門を立ち上げてオペレーション構築をして、インターンメンバーと共に回していました

  • 新規事業立ち上げをして、Academia事業を代表+社員2名で立ち上げ、プロダクトリリースに向けてPdMを担当

  • 今はAcademia-tv事業部・HRを管掌しながら、新規事業・新規商材の立ち上げをしています。

新卒でスタートアップに入るメリット

新卒でスタートアップに入って実際どうだったかなと、この機会に2点絞って書きました。

① 当たり前基準が変わる

創業期のスタートアップでは、上司=経営者 になることがほとんど。
経営者がどんな視点で事業や組織を作っているのか、常に間近で学ぶことができます。

今の弊社のフェーズでも、近くに経営者や事業責任者がいて対話できる環境なので同様ですね。

「仕事の基準」は、一度形成されると変えるのが難しい。
だからこそ、新卒のうちにどんな環境で、どんな基準で働くか は大事です。

② どうにかする力がつく

スタートアップでは「想定通りに進むこと」のほうが少ない。
上手くいかない中でどう成功に導くかを試行錯誤するのが当たり前です。

  • 「待っていれば解決する」環境ではない

  • 自分の頭で考え、試行錯誤し続ける力がつく

  • 変化を楽しむ耐性がつく

この 「どうにかする力」 は、どんな環境でも生きていける力になると感じています。

創業期から7年間大事にしてきたこと

「社員1人目かつ新卒として、どう会社の成長に貢献するか?」
この問いに向き合い続けてきた中で、大事にしてきたスタンスを4つ紹介します。

スタートアップという環境で
会社の成長に貢献できるために
(=自分のやれることを増やし、貢献幅を増やすために)

1. 上司が何を考えているのかを把握する

💡 上司が考えていることをインストールし、背伸びして同じ目線に立つ

上司が何を考えているのか?どんな本を読んでいるのか?
知ろうとしていますか?

スタートアップにいるのに、目の前の業務を淡々とこなすだけではもったいない。(仕組み化された大企業ではなく、スタートアップを選んだのには理由がありますよね?)

上司が今何を考えているのかを知り、その視点で仕事をすることが重要です。
業務をこなすことが目的なのではなくて、会社のミッションに近づける、会社(事業・組織)を大きくしていくために自分には何ができるのか?という視点を持つことが大事です。

そんな時に自分がゼロから考えるのではなくて、上司がまずなにを考えているのか知ることが第一歩です。
知ることで、そのために自分ができることがなにかを考えて日々業務に向かうと、自分のやることが変わってくるはずです。

例えば、以下のような場面があると思います。

  • (上司)決済者に効率よく当たれる方法がないかな〜って考えている

    • (自分ができること)商談時に、決済者が最初から出てくるような場面はないのか?を探って聞いてみたり

      • (気づき)経営コンサルティングの営業アプローチなら、決済者がすぐでてくるみたいです!

上司が考えていることは、上司にしか解決できないことはないので、自分も上司視点で仕事をしてみましょう。

あと、基本的に現場にインサイトが落ちていることが多いので、現場に出てる人はそれを上司に伝える役割があります。その役割を全うするために、上司が考えていることを理解していますか?そして情報収集・共有できていますか?

2. 上司の業務を代わりにやる = 自分のできる幅を増やす

💡 「上司がやっていることを自分がやる」ことで、会社が成長する

会社が大きくなるためには、あなたのできることを増やさなければいけません。あなたのできることが増えれば、上司が別のことに時間を割くことができ会社としてやれることが広がるからです。自己成長が目的というより、会社が成長するために必要という感じですね。(ちなみに自分視点か、会社視点かで影響範囲が変わるので、自分視点だと結局成長できない人が多いというジレンマがあります)

会社の成長ボトルネックが自分になる。
これはスタートアップで働く人としては痛感することもあるのではないでしょうか。会社の成長は自分次第なんです。それがスタートアップの面白いところでもあり、しんどいところでもあります。

あなたの成長速度が会社の成長に影響します。
大げさに聞こえるかもしれませんが、あなたが変化・成長していかなければ、等しく事業・組織も変化・成長していきません。停滞しちゃいます。

ということで、できることをどうやって増やす?って時に
わかりやすいのが「上司がやってることを代わりに自分がやる」ということです。

今自分の業務を全うしている前提ですが
その上で、上司がやっている部分で「私が代わりにやりましょうか?」「他にできることありませんか?」と聞いてみましょう。

そういうことを繰り返していくうちに、「上司がやっていることを代わりにやってくれる・できそうな人」になる訳です。
そうすると、あなたの役割も広がっていきます。

スタートアップはやることがたくさんあるので、権限委譲したいことが大半ですし、そしたら上司は別のことができるようになって、より会社にとってもポジティブに働きます。

3. 期待を超えようとする前に、まず「期待通り」にやる

業務や役割を果たす時に大事なのは、上司の期待を把握して、期待通りにやることです。
よく仕事談義で期待を超えよう!みたいな話がでますが、スタートアップは不確実性の中でやっていくことが大半で、期待超え自体難しいので、まず"期待通り"を意識したほうがいいと思っています。

① 期待をまず把握しましょう。

  • スピード感は?

    • 「いつまでに」「どんなアウトプット」が必要かを揃える

  • 報連相のタイミングは?

    • 上司の特性と取り組む物事によりますが、8割確認でOKなのか、3割くらいで方向性をまず確認したほうがいいのかを把握

あるあるなのは、3割くらいで方向性すり合わせしたほうがいいものを、8割くらいで上司と確認したら方向性も違うし、上司からしてもコミュニケーションコストかかるなと思うケースです。

とはいえ、最初から期待通りにできることはないので、やりながらやり方や考え方を揃えていくマインドを持ちましょう。

ここで言いたいのは、期待通りに絶対アウトプットを持っていくっていうよりは、期待通りにできるようにすり合わせをして取り組むことです。

② 今どうなってます?って聞かれたら負けくらいの気持ちで

任せたことが進んでなさそう、どうなってるかわからないってことは、上司が気にかけて業務マネジメントしないといけない状況になってるんですよね。
マネジメントが必要な人に、あなただったら新しい業務をたくさん振りたいと思いますか?

上司からマネジメントされてる状態をなるべく避けることが大事です。
(上司なんだからマネジメントする役割だろって思いとどまるのか、その思考を外して考えられるかでスタンスは変わりますね)

私自身も100%出来てる訳ではなくて、今どうなってる?って聞かれることもあるんですが、そういう時に「気にかけさせてしまった〜」って思います。
理想は、上司視点で事前に状況共有できてたりする状態ですが、とはいえ100%は難しいのでその場で答えたり・確認しますということはあります。

上司には「今どうなってる?」って言われる前に、基本的には自分から報連相(報告・連絡・相談)コミュニケーションが取れるように。
任せたら気にかけなくても相手から報連相がくる人には仕事が振りやすいので、必然的に役割を広げることができます。

4.  「むちゃぶりされる人」になろう(新規事業をやりたい人向け)

これまで話していた、この3つができると

1. 上司がなにを考えているのかを把握すること
2. 上司の業務を代わりにやる = 自分のできる幅を増やす
3. 期待を超えるのではなく、期待どおりにやる

上司の視点を持ちながら、自分のやれることを増やしていける
そして、任されたことをちゃんとやるから
役割の範囲を広げやすくなります。

既存業務の任される役割を広げていくには、3ポイント意識すればOKです。

新規の商材開発・新規事業・会社として新たな取組をしていく時には、これに加えて「むちゃぶりできるかどうか」が加わります。

新規の取り組みって、むちゃぶりなんですよね。前例がないのでむちゃぶりになる。そんな時にしやすい・しにくいってあると思っています。

どんな人がむちゃぶりしやすいのか?

  • 1. 全くやったことないものに対して、肯定から入る

    • 新規のものは出来るかどうかわからないので、いきなり否定から会話がスタートする人には、まず話す気が失せますよね笑

  • 2. どうやったらできるか?を前向きに考えられる

    • 具体的に話していくと、これどうしようっていう論点が出てきますが、その時にできないわ〜止まりじゃなくて、できる方法がないか?という視点で対話できるのが大事です。

  • 3. 気を遣わずに大量の業務を振りやすい、フィードバックしやすい

    • 新規の時って、まだ部署や仕組みに切り出する前段階なので業務量も多いし、変化も多くてメンタル的にはしんどくなりがちです。そんな時でも、気を遣われずに仕事が振られるかは大事です。

    • 繊細すぎる人だと「この人にここまで業務任せて大丈夫かな」「元気なくなっちゃうかな」だったり、

    • プライド高い人だと「方針や具体業務をもっと〇〇に改善していこう」と逐一フィードバックしても受け入れられにくいかな、言っても大丈夫かなと気にかける必要があります。

    • 新規は時間単位でPDCAを回し、日時で方針も変わります。新規は特にスピード感を持ってやり抜く必要があり、業務立ち上げに精一杯でメンバーマネジメント気を遣いながらやっている暇がないです。

    • 「気を遣わずに大量の業務を振りやすい、フィードバックしやすい」は若手だと必然的に年下ポジションになりやすく、上司からしてもやりやすさはあるので、役得しやすいのでチャンスです!

      • とはいえ、ドクターズプライムではアンラーンという言葉が行動指針にも入っていて、年齢・バックグランド問わず過去の成功体験に固執せずに、学び直すスタンスは大事にしているので、年齢は関係ないですが、若手の方がハードルが低いという話です

最後に

スタートアップという環境で、会社の成長に貢献できるため
自分がやれることを増やすために大事にしているのは以下4つのスタンスです。

1. 上司が何を考えているのかを把握する
2. 上司の業務を代わりにやる = 自分のできる幅を増やす
3. 期待を超えようとする前に、まず「期待通り」にやる
4. むちゃぶりされやすい人になろう(新規事業をやりたい人向け)

1-3ができてくると、必然的に自ら考える力もついてきて、上司の補完以外の役割も果たせるようになってくるのではないでしょうか。
あくまで私の視点なので、みなさん他にもこういうのがあるよってあれば教えてください!

状況や取り組む物事によって難易度も異なりますね。引き続き私も4つのスタンスを大事にしながら頑張っていきます!

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