🇿🇲CBVsについて(#4 Sep12th 2024)

本日はコレラ対策サーベイランスに向けた調査のため、フィールド視察!

・CBVsについて

CBVsとは、community based volunteersの略で、
地域の中で重要な役割を担っています。
volunteerなので、給料などはないですが。
日本でいう 保健活動推進員や乳児全戸訪問員と同じようなものです。
ただし、任されている内容は無給にも関わらず
多岐に渡ります。
ーそれぞれの家庭への訪問
その中で、ポリオワクチンを投与したり、乳幼児・母の栄養状態アセスメント(上腕計測メジャーを使って)、食事のアドバイスなど。
体調不良者がいる場合には、ヘルスセンターへの受診勧奨も行います。
ーコミュニティの集会所などで健康教育
感染症予防や栄養、ワクチン普及、など
ー調査の協力
保健局からの調査があると、ヘルスセンターやポストを通じてCBVsに調査の依頼があります。
各家や村を回って、井戸の使用状況や水の供給源の把握、体調不良者の数を調べるなどです。

本当にボランティアの仕事内容は多岐に渡り、
ザンビアのヘルスケアシステムの中でとても重要な役割を担っています。
本当に頭が上がりません。

・ザンビアのトイレ事情

ザンビアには色んなトイレがあります。
空港やホテル、モール、学校には水洗トイレもありますが、
田舎に行くと写真のように色んなトイレがあります。
藁で囲まれたといれや穴が開いてあるだけのトイレなど。
雨季になると、たくさん雨が降り、水たまりもできるでしょう。
トイレの排泄物と雨水が混ざり、
感染症蔓延予防の観点で言うと、かなり厳しいなぁと感じました。

・ザンビアの水事情

ザンビアでは、日本のように
上下水道がどこにでも通っているわけではありません。
中には、雨水、井戸を使っているところも多くあります。
今回の訪問で聞いたお家では、井戸は家から1km離れており、
飲み水の確保のために2〜3日に1回は井戸まで水をくみに行くそうです。

・今回のフィールド調査について

昨年10月〜4月まで、ザンビアではコレラのアウトブレイクがありました。
多くの人が罹患し、苦しみ、約400名の人々が亡くなったと
あるニュース記事で読みました。
今回のフィールド調査は、コレラ対策の事前準備として行われ、
管轄する45施設HFのうち、
昨年度コレラのHOTSPOTであった12HFにて実施されました。

その調査は、上記にもあるように、
ヘルスセンター・ポストを通じてCBVsに依頼され、
紙媒体を元にして調査が行われました。
驚いたのですが、
スマホを所持しているCBVsは
なんどスマホを使ってフォームに入力していました。
現場で直接入力することで、GPSもついておりどこの周辺の情報なのかも把握できます。
画期的ですね。


今回の調査は14日間。
集計はまだ別の日に行いました。
調査内容などはこちらをみてね

また、この調査についての状況分析・課題発掘については、
別の日にそれぞれの郡保健局が集まるオンラインミーティングでお話がありました。
また追々まとめていきたいと思います。

では
いつも応援してくださりありがとうござます。
tidzaonana!


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