就労移行支援に入所したきっかけのお話。【軽度知的障害の思い出】
私は、18歳の時、東京にある就労移行支援に通っていた。
埼玉県から片道1時間半〜2時間かけて行っていた。
当時の私は、アパレルやキラキラ系の障害者枠に勤めたくて
その夢を叶えるためには、就労以降支援に通ったら面接受かりやすい思って
思い切って個室の狭い部屋でハーブ🌿作る特例子会社を辞めて(同僚からパワハラ、セクハラも受けて大変だったのもある。同僚に『いつも夜にあなたをオカズにしています♡夜お世話になってるよ♡』仕事中、直接告白もされてたな😫)
やばい会社を辞めてもっとキラキラ系のお仕事へ行きたくて就労以降支援通うことに決意した。
自分1人で約10社くらいピックアップして就労以降支援の見学や面談を受けた。
ITもいいな思ったけど
話を聞くと軽度知的障害の自分には難しそうで、持病で肩こりがそこらへんの人々に比べてとっても弱いのだ。
なので、お洒落なPC系のお仕事を途絶えた。
そこで、とある就労以降支援を見つけた。
ディーキャリアだ。
初めてディーキャリアの見学に来た日を今でも覚えている。
はじめてのあの日の思い出を振り替えよう。
肌寒くなってきた秋、就労以降支援の見学でディーキャリアへ訪れた。
エレベーターで登り、ビルの中にある就労以降支援の玄関扉を開ける時は、とても緊張する。
扉を開けたらオフィス空間で
通所しているみんなとスタッフが私を見て『こんにちはー!!!』挨拶してくれる。
みんな堂々としてた。
迫力のあるボイス、堂々とした姿勢に圧倒された。
人見知りの私は緊張して真顔になり小さく会釈してプルプル震えた声でかすかに『こんにちは…!』
そしてスタッフさんが小さな防音のような個室の『相談室ルーム』に案内してくれた。
そのスタッフさんは、黒村さん。男性スタッフさんだ。
黒の優しそうな丸い眼鏡に、私と同じプーさんみたいお腹でてる仲間で安心✨
その当時からコロナとか流行ってたから
お互い、マスク越しだ。
黒村さんは、他の就労移行支援のスタッフ何か違ったオーラがあったのを感じ取った。
他の就労移行支援会社のスタッフは、営業全開のとびっきりのスマイルでさりげなく勧誘。
しかし、黒村さんは、真剣な顔で私の話していることを、メモを取りながら相談をしっかり聞いてくださった。
そして、無理矢理勧誘しない姿勢。
動作は、とても落ち着いてて私より、ゆっくりされてる。
しっかりお話を聞いてくださってるのが伝わり、不思議と安心感があった。
今までの就労以降支援の見学の際、必ず『相談室ルーム』案内されたけど
確かにお話は聞いてくださったけど
誰もメモは、していなかった。
みんな、とびっきりのスマイル全開な営業。
ハンデさんとは、違うきびきびとした一般人らしいテキパキ行動。
しかし黒村は、そこらへんのスタッフと圧倒的に違う行動とオーラがあった。
メモをとりながら、真剣な顔で話をよく聞いてくれたのが、ちゃんと伝わった。
そして、動作や動きも、ゆっくりで落ち着いている。
しかし、当時の私は黒村の才能に気づかなかった。
当時の私は、全然笑わず、真剣な顔ばかりの黒村の姿に『あ、ここの就労以降支援は、ハズレだな。スタッフさん全然笑ってないやん。』思ったのだ。
その後、黒村から
『よかったらこの後、ライフ(日常生活で使える心理学)の心理学の講座やるのでよかったら体験しませんか?』
黒村の笑わない真顔な姿に私は内心期待せず
黒村にこう伝えた。
『はい。よろしくお願いします。』
私は、緊張し過ぎて笑わないしずっと真顔だった。
しかしこの後、黒村の本当の才能や実力、本気で惹きつけられる営業が始まるとは…あの日は予想もしていなかった。
ここに来た体験者は、みんな黒村の才能に惹きつけられるのだ。
そして心理学の講座授業が始まった。
テキスト(心理学の教科書)あって、どれも役立つことばかりだった。
そして黒村の授業には、魅力があった。
みんなで本音でディスカッションできる。
そして緊張せず話しやすい雰囲気。
そして黒村の提供してくれる知識やお話は、どれも役立つことばかりで面白い。
みんな黒村の講座の虜だ。
黒村は、医者顔負けぐらいの圧倒的な知識で辞書のように何でも知っている。
質問したらほぼ絶対返してくれる。
納得もできるし
ハンデ持っているみんなのために、話し方や動作もゆっくりだ。
そして授業スペースもゆっくりで
学校の授業より面白くて楽しかった!
他の会社の就労以降支援は、利用者同士の交流なかったけど
黒村のいる就労移行支援は、利用者同士で楽しく笑ってコミニケーションができた。
私は1ミリも迷わなかった。
黒村の本気の才能が面白くて
心理学が大好きで、今後も活かせると思った。
そして面白い心理学の本もたくさんあって読んでて楽しい。
学校みたいに通所してる者同士の交流も積極的にあって、おしゃべり好きの私にとっては、楽しかった!
そして私は、スタッフの人柄やおしゃべりしやすい環境、圧倒的な知識力のある環境に惚れて
ディーキャリアに通うことにした。
それがきっかけだ。
それから2年が経った。
私は現在、首都圏エリアで一人暮らしを始めた。
憧れのキラキラ系のコスメ店員のお姉さんのお仕事を始めた。
障害者雇用でお仕事する夢を叶えた。
たくさんのハンデ仲間に出会えた。
たくさんの原点をみんなや就労以降支援の方々からキラキラしたピースをたくさん頂いて
やっとピースが繋がって🧩今に至る。
私は、久々に
就労以降支援のスタッフさん達、黒村へ会いに行くことにした。
電車で数時間。
久々に就労以降支援の扉を開けて
黒村を見た。
プーさんのように膨らんでたあの時よりお腹は、少し引っ込んでて
いつもの黒村と変わらなくて
いつも通り、生きてて安心した。
そして、『スタッフさん』という役者にしっかりなりきってて
しっかりお仕事をやり通して安心した。
最後に、しっかり仕事モードの役者になりきるスタッフさんみなさんにお礼と感謝を伝えて少しお喋りをして
扉を出ていったのだった。
夜の繁華街、高尾山寄りの東京は、暗くて寒くて、ドンキのネオン街がキラキラ光っていた。
どうか、これからも、ハンデ持っている方々を救ってほしいな。
そんな願いを込めて、電車に乗って帰って行った。
読んでくれてありがとうございました(*´ω`*)