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2025MotoGPセパン&ブリーラム公式テストまとめ

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2025年MotoGPセパン公式テスト、ブリーラム公式テストについて、わたし伊藤英里が、現地で取材したことをもとに書いた有料記事をまとめました。 シーズンの開幕まで、あとわずか。…
このマガジンでは、伊藤英里が書いた、2025MotoGPセパン公式テスト、ブリーラム公式テストの有…
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記事一覧

MotoGPブリーラム公式テスト|“溝”は埋まりつつあるか。ホンダ、体制の変化

ホンダの改善について、話をしよう。 ホンダはセパン公式テストで、箱型のテールカウルや(この詳細についてはどのライダーも口を閉ざしているが、リアのグリップやバイブレーション解決が目的であると推測される)、空力デバイス、エンジンをテストした。 旋回性が向上した一方、加速やトップスピード、リアのグリップ、バイブレーションの発生についてはまだ改善の必要がある状況だ。ただ、ライダーたちは「開発の方向性はいい」と感じていた。

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MotoGPブリーラム公式テスト|「小椋藍」流、MotoGPへの道程

アプリリアRS-GP25のポテンシャルMotoGPは、2025年シーズン開幕前にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた公式テストを終えた。ルーキーの小椋藍にとっても、次にMotoGPマシンに乗るのは、開幕戦タイGPの金曜日フリープラクティス1となる。 小椋は、シェイクダウンテストを含めて8日間にわたってテストをした。走らせたのは、アプリリアRS-GPの2025年型だ。ブリーラムでは角のような形状

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MotoGPセパン公式テスト|ホンダはどう前進したか。いまだ抱える改善点と「旋回性」の向上

2月5日から7日にかけて、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでMotoGPの公式テストが行われた。セパン公式テストでのホンダについてお届する。 まずはタイムを見ていこう。 ルーキーであるソムキアット・チャントラを除いた3名のホンダライダーのベストタイムは他メーカーのライダーと同様に3日目に記録された。

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セパン公式テスト3日目|小椋藍がタイムアタックで記録した1分57秒7という「壁」

2月7日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた公式テスト3日目で、小椋藍はタイムアタックを行い、1分57秒754を記録して14番手だった。 路面にラバーが乗り、コースコンディションが最もよくなるセパン公式テスト最終日、小椋は予選を想定したアタックをすると、当初から予定していた。小椋が自己ベストをマークしたのは、昼前の11周目だ。2日目を終えて「1分57秒台に入れても、明日は下の方の順位にはなると思うのですが、57秒に入れなければまずい」と語っていた目

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MotoGPセパン公式テスト2日目|小椋藍、15周ロングランでタイヤマネジメントの理解深める

2月6日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたMotoGP公式テスト2日目、小椋藍はレースを想定したロングランを実施した。 2025年のMotoGPクラスルーキーである小椋は、1月31日から2月2日にかけて同地で行われたシェイクダウンテストから参加している。公式テストでは、1日目と2日目は「レースディスタンスのため」に作業する日だと決めていたという。とはいえ、10周以上のロングランを行ったのは、2日目の午後だ。 ルーキーにとって、予選アタックのよう

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MotoGPセパン公式テスト1日目|タイム以上に物語るヤマハの“兆し”。クアルタラロが刻んだ「SMOOTH」の文字

2月5日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた、2025年シーズンのMotoGP公式テスト1日目は、2024年チャンピオンのホルヘ・マルティンの転倒と骨折など話題が多かった。転倒、負傷したマルティンやラウル・フェルナンデス、ファビオ・ディ・ジャンアントニオについては、2月5日夜のstand.fmの配信で話しているので、ぜひそちらでご確認いただければと思います。 さて、そんな初日で個人的に注目したのは、ヤマハである。 まずは、1日目のタイム結果を確認

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