犬のしつけと子育ては似ている
昨日の夜、また爪が割れた。これで3回目だ。
私がジェルネイルをする理由は、60%が爪の補強、40%が好きだから。もしくは70%と30%。これは吉本のギャラの取り分の話ではない。
決まって毎回、「ジェルネイル、そろそろやめようかな〜」と思いながら爪に何ものせていない時期に爪が割れる。やめようとする、割れる、悲しくなる。これを3回繰り返して、さすがに昨日は心が少し折れて、爪が割れたタイミングで散歩をお中断して帰宅してしまった。
爪が割れた理由は、愛犬が散歩の時に興奮しすぎてリードを引っ張ったから。過去の2回の爪の割れも、同じ理由だ。
愛犬はまだ若い。1歳なので、お散歩中も「歩くのが楽しくて仕方がない!」「なんだか匂いがする!」「他の犬がいる!」と何に対しても嬉しそうに新鮮な反応をしてその度にリードをグイグイと引っ張る。その姿はとてもかわいらしくて心癒されるのだが、飼い主は体調が良くない中で散歩をしながらさらに爪が折れてしまい、私のやる気も折れた。
愛犬は分かっている、リードを引っ張ってはいけないことを。昨日は爪が割れたタイミングで私の怒りと悲しみオーラが高まってしまい、立ち止まった。だんまりむっつりとしながら犬をじっと見つめたら、犬はそれまでの左右に引っ張ろうとする暴れ方をピタッとやめた。わかっているのだ、引っ張ってはいけないことも、私が怒っていることも。わかっているけど、散歩が嬉しくて興奮を隠すことができない。そしてその無邪気さこそがかわいいのだけれど。
私は自分の子供はいないけれど、犬のしつけと子育ては似ているんじゃないかと思う。
最近友達が「子供のために何を作ってあげても、子供は食パンばかり食べる」と話していた。その話を聞きながら私は「とりあえず何かを食べてくれるなら、大きくなるから大丈夫でしょ〜。悪気はないんだろうね。不思議だね」と返事をした。
今回の犬のリード引っ張りも同じだ。犬に悪気はない。子供も犬も「やってやろう」と思ってやっているわけではないのだから、許してあげないと。こちらが大人なのだから、大人の対応をしなければ。でもそれでも、受け取る大人側の心にグッとくるときはあるよね。
子育てと犬のしつけは似ている。のかもしれない。私は年の離れたきょうだいがいるわけでもなく、子供を産んだ経験もないので「のかもしれない」としか言いようがないけれども。
悪気はない、そこがかわいい。そしてもう少し成長したら彼らもわかってくれるだろう。
日々の愛犬の成長を楽しみながら、今日もまた散歩にも行く。
※写真は我が家のかわいい愛犬です。「目に入れても痛くない」と言いたいところですが、彼女の抜け毛の量はものすごく、1日に1回は目の中に毛が入って「イタタ...」となります。