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出産レポ①【YouTube痛くない出産イメトレ動画まとめ】前駆陣痛との無慈悲な戯れ

前駆陣痛〜入院 

妊娠38周と1日目。

切迫早産での26日間の入院を経て

37週と3日目頃から前駆陣痛が続き…

今か、今かと

やや疲弊し始めた頃

やっとお腹の張りが規則的になってきたので、いよいよ本陣痛が来たと!病院へ。

雪…今年初めての雪です。
朧月が綺麗で。
なんて象徴的な夜なんだ。

感動していたのに…


病院に着き、かれこれ24時間以上が経ちました、、、😭

先走った、、、


前駆陣痛で産院へ駆け込んでしまいました!😭なんて凡ミス!!


病院へ向かっている時から

痛みが強くならないなぁ、、と感じていたのです。


それでも着いて早々に分娩室へ入ると、生理痛のような鈍痛が徐々に追いついてきた!


お腹の赤ちゃんが上手に回ってるのを意識しながら

4秒吸ってー

8秒吐ーくー

ソフロロジー式の呼吸で痛みを逃しながら

可愛いなぁ、早く会いたいなぁ

赤ちゃんの頑張る様子に母性が込み上げて来て

気持ちよく赤ちゃんとの一体感を味わっていました。


徐々に、私は私を離れ

まるで、お腹の赤ちゃんを観察するかのように

私が私を観察し始め

何コレ幽体離脱?

これぞまさに神秘体験…


気持ちよく瞑想状態に入って


恍惚としはじめたまさにその時


先刻から耳に届いていた

隣の分娩室の産婦さんの唸り声が

捻り上げて阿鼻叫喚となり、病棟をつんざきました。

「ぁあ、痛いんだな...」

「大変そうだなぁ」


同情を持って聞いていた


何時間でも鳴り響く絶叫。


「私もあんな風に叫ぶのかな…」

「それぞれですね〜、声出すと力が抜けるんで、叫んだ方が楽っていう方もいますし、グッと踏ん張る方が楽な方もいますし」と助産師さん。


なるほど…

こんなの日常茶飯事と、ケロッとしている助産師さん達を尊敬の眼差しで眺めながらも

明日は我が身に関わらず、10時間近く続く阿鼻叫喚に、力なく気持ちが後退りしていき

それと関係あるのか、ないのか

気がつけば陣痛が…すっかり引いていました。


後から知った事なのですが

産道は筋肉なので

緊張すると陣痛が引いてしまう事があるそうです。

翌日私は、微弱陣痛ばかりが続くお腹を困り果ててさすりながら、産まれたばかりの

小さな可愛いすぎる新生児さんを

ガラス越しに眺めておりました。

※写真はイメージ画像です

朝一の内診で


まだ子宮口が2.5センチほどしか開いておらず 

赤ちゃんも産まれそうなほど下がっていないから

一度帰っても良い事。


ただ、雪だから、今日は入院になる事。


もう正期産だから、入院費は保険も効かず、高くつくけど、、ごめんね

という話。


本当に先走った、と反省しながら

力なく4人部屋に移動した事を振り返って噛み締めながら

時々起こる仄かな陣痛が

徐々に規則性を取り戻しては、また失われていくのを

味わっていました。


「うん。痛くない」


全然痛みが、強くなりません。

雪の中ノーマルタイヤで、長男と過ごすために来てくれた母

次会う時はお兄ちゃんだね!と抱きしめ合った長男

私を送り届けてから、1人ワンダーフォーゲル部さながらに

コンビニの鍋焼きうどんを啜り、寝袋に包まり、病院の駐車場で朝まで車中泊してくれた優しい夫


胸を高鳴らせて赤ちゃんとの対面を待ち侘びてくれていた事


こんな事でフェイントをかけてしまい、本当にごめんなさい🙏🏼


コロナ禍じゃなけりゃ、今ここに、一緒にいられたのにな、、



とはいえ、この短い入院生活の中で

改めて、ソフロロジー式出産のイメトレを深める事も出来ました。


ソフロロジー式出産のイメトレに。YouTubeオススメ動画


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曲も繰り返し聞いては、他にする事もないので涙しています。

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長男の出産の際「あ、死ぬのかな?」と間違えるほど、完全にトラウマ化していた「痛み」を

赤ちゃんが産まれるために最も必要なエネルギーと

こんなにも待ち焦がれる事になろうとは、夢にも思いませんでした。


妊娠初期は迷わず無痛分娩をチョイスしていた私でしたが

今喜び勇んで、自然分娩を迎えようとしております。

仄かな前駆陣痛の中、暇すぎて誕生日占いを眺めては

明後日生まれると面倒くさいヤツになりそうだから

明日産まれて欲しいと

心の底からどうでもいい事に捉われて、気持ちが急いていやしなかったか。自分に問いかけます。


どんな性格の息子であっても受け入れるから。


だから好きなタイミングで、好きに産まれて欲しい。

下へ、下へ降りようとする我が子を宥めるように、24時間点滴をしていた日を振り返れば


なんて気楽なんだろうか。もういつ産まれてもオッケーどころか、もはや焦らされている。


何一つとして、思ったようにならないな…


「意のままにならぬもの。汝の名はお産なり」


主治医の吉田先生が、何十年も前に産婦人科医となり、3週間ばかり経った頃に詠んだ名言だそうです。

今になっても、これは真実だと思うと、そんな話をして下さいました。


なんて語呂がいいんだ…新年の書初めにして飾りたい心境です。


迎えに来てくれる夫と、どんな顔して会おうかな。穏やかな気まずさを、愛しんでおこうかなと思います。

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