アニマル進化体操®生きるか死ぬかの瀬戸際チャレンジ!最終回~強者が生き残ったのではない!弱いものが何とか生き残るために勇気と工夫を重ねてきたんだ!
面白い講座終わりました。
前回の記事を修正追加しながら書きます。
46億年前の地球誕生から、生命進化のストーリーの最先端にいる私たち。
人になるまでの進化の道を身体で追体験しながら進んでいく、アニマル進化体操®です。
初めての生命体は、海で生まれました。
まずは卵になり、生まれます。
ここは、魚として生まれるんでなく人として生まれるので、お母さんのおなかの中の追体験です。
お母さんの「うーん」という頑張る声を聞きながら(想像しながら)、小さな足で産道をけってけって、身体を回転させながら、お母さんの呼吸に力を合わせ、やっとのことで生まれてきたんだ!と感動体験。
受講者の中には生まれ方がわかりません、という方もいて、帝王切開だったり。私は逆子だった!など、胎児時代の思い出話に花が咲きます(笑)
魚として生まれた私たち。
まずは、頭脊椎だけで左右に身体を揺らしながら泳ぎます。首や腰はまだありません。目は真横についています。
どうして魚が陸に上がらなければならなかったか。海の中から陸に上がるのは、相当なリスクと身体の進化が必要です。
大きな魚に追われたの?
おなかがすいたの?
陸上上陸作戦。まずはヘビになります。お腹をずるずる引きずるのは、痛いから?
横に手ができて、股関節ができて、ワニになります。目の位置も、魚の真横位置から前の方に変わって、前を見て距離をつかむことができます。首のカーブができます。
もっと早く移動できるように?
えさを見つけられるように?
敵から逃げられるように?
手足が長くなり、内側に入ってきて四つ足のチーターになる。内臓を持ち上げる胸のカーブができます。
股関節ができるのに何万年何億年かかったかかわかりませんが、球関節ができて股関節や、肩関節でくるくる回って動けるようになるのはものすごい進化なんだなあと実感しました。
そして、手の付き方が変わってきて、ゴリラに進化!
まだ腰のカーブがないので、手をつきつき移動します。ゴリラになりきっているとき腰痛くなりそうと思いましたが、腰のカーブがないから、そり腰にならず、骨盤は後傾するので、むしろ伸びて楽です。
いよいよ2足歩行へ。腰のカーブができて、マサイ族になります。
頭の重みを、首のカーブと胸のカーブと腰のカーブの免震構造で上手にバランスを取りながら、股関節から足首で受けて、地球の重力にただ任せて立つ。
そんな構造を私たちは手に入れました。最先端です。
この構造のまま身体を使えば快適に過ごせるものを、私たちは余計な習慣をつけ足して、動きにくくしています。
それぞれの進化の過程で、身体の設計はとてもよくできています!!
それぞれの進化の中では、どうすればよりよく生きられるか、どころか、生きるか死ぬかの瀬戸際チャレンジの連続だったんだなあと思いました。
そして強者が生き残ってきたのではなく、弱いものが、何とか生き残るために勇気と工夫を重ねてきたのです。
受講したのは、田中千佐子さんのアニマル進化体操®です。
千佐子さんは、アレクサンダーテクニーク教師でもあり、薬剤師、SEプラクティショナー、中級セッションプロバイダー、ベイツメソッド教師、ソマステイック・エクスピアリエンシング®多才な方で、神経のこと、脳のこと、目のこと、惜しみなく教えてくれます。
特筆すべきはハンズオンのテクニックです。ふわっと柔らかくなんとも言えない優しい手。そして独特の語り。教えるのが楽しくって仕方ないというのが伝わって。毎回とても楽しいレッスンでした。
興味のある方ぜひ受講してみてください。これぞ、目からうろこ!!です。
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