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空白

見えてきたのは
遠く離れたところにある
空白だった

描こうと想ったのは
新しい色

まだ知らない

名前のない何かを

思い出す

そう、浮かぶのは全くおかしなこと

まだ星ですらなかった

光ってもいなかった

そこにいるままで良かった

私たちは何処までも重なっていて見えなかったが

知りたいと想うとそこにいた

誰かも知らないのに

知りたいと想うとすでにそこにいて

心の奥に見えた点と点を結んでいつまでも追いかけあっていたら

いつの間にか星になってしまった