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心配性ライターの細かすぎるロンドン生活⑮~イギリス流ダイエット法

1週間で、約1キロ太りました…。
先週は仕事が立て込んでいて、ずっと家の中でパチパチしていたので外に出たのは子どもの送迎(徒歩7分)のみ。

寒いとすぐお茶をいれてしまうし、お茶があるとついチョコだのクッキーだの食べたくなるし、
イギリスのお菓子っていえばショートブレッドに代表される、どっしりしっかりバター!なものが多いし。

(レストランやカフェに「大人は1日2000キロカロリー摂取しましょう」と表示されてる。え、2000!?そして摂れとあおる側??)

ちなみに自分の体重増をどう実感するかって、私の場合は「座っている時にお腹~胸にかけてなんとなく苦しい」がバロメーター。
いろんなものが食い込んで、あれヤバイぞ?と気づくタイプです。

これはヤバイ、ちょっとは動かなきゃと、今日はビクトリアアルバート博物館に行ってきました!
ロンドンの博物館は大英博物館を筆頭に、とにかくデカイ!かつ見ごたえありすぎなので、半強制的にいっぱい歩くことになる。しかも無料。

いっぱい歩きながら心を満たすダイエット、それがイギリス流。


ビクトリアアルバート博物館は、大英博物館に負けない規模の展示量を誇る、アートアンドクラフトの博物館。
陶器や銀の食器や衣装、家具、ジュエリーなどがギッチギチに詰め込まれているんです!展示室の数、およそ120!

しかも建物の構造がかなりの迷路になっていて、「この階段やエレベーターでは2階までしか上がれない」「この先の通路は図書室になっていて一般人は通り抜けできない」みたいなトラップがいっぱい。

順路なんてものはなく、いろんなところに入り口と出口があって、とっても人を不安にさせる博物館なんです(笑)

ビクトリアアルバート博物館に行くのは、これで2回目。
前回この迷路にはまって、見たかった展示物でどこにあるのか見つけられなかったものがあまりに残ったので、リベンジに行ってきました。
これできっと1万歩以上歩くことになって、カロリーを消費できるだろう。。

まず目に飛び込んできたのがラブリーなドレス。これは寝間着かな?

こんなラブリーな服で「おかえりなさ~い」なんて言われたら鼻血出ますよね


女主人感、満載!色使いも刺繍もオシャレすぎる


男性はこんな感じ。ロココっぽいけど、ちょっといじったら田舎のヤ●キーにもなれそう

とにかく細か~~い細工の繊細な工芸品が多くて、これなんかきっと当時の技術だと相当手間暇かけてるんだろうなと感じさせるレエス!

拡大したらこんな感じ

続いて、今日見たかった前回見逃したものその1,トマス・ベケットのキャスケット!

トマス・ベケットはカンタベリー大司教で、国王ヘンリー2世と対立した結果あろうことかカンタベリー大聖堂の中で騎士に殺害されてしまった人物。死後、人々が聖人として神格化されたそう。
カンタベリー大聖堂にはトマス・ベケットが描かれたステンドグラスもありました(お墓も)。

何を入れていたんだろうな・・・。

ラピスラズリ色で綺麗

この博物館にはタペストリーもたくさん飾ってあり、裁縫の苦手な私としては「これをひと針ひと針・・・!」と想像して、リスペクトが止まりません! 有名なユニコーンのものもありましたが、中には気になる柄のものも。。

部屋に幸せをもたらしてくれそうな神々しいユニコーン!
ゆるキャラ・・・?食パン・・・?
ゆるキャラ拡大


この大作も誰かがひと針、ひと針・・・


そしてそして!本日一番感動したのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ直筆の手帳!!!世に言う「フォースター手稿」。

メモ魔だったというダビンチノートは3分の2は失われたものの、いくつか現存していて、そのうちの一冊はかのビル・ゲイツが約30億円で落札したことで有名です。

直筆・・・!と、尊い・・・・!!!


Googleレンズに読ませてみたものの、翻訳はしてくれず。

もうこれだけでも大満足! 自分もこんな風に手帳によくメモするからでしょうか。時代を超えて、ダビンチの存在を感じることができました。


おもしろいのは、今でもその辺の家で使われていそうな、鉄の柵やら鍵やらも展示されていること。
表参道とか青山の裏路地とかの、意識高い系マンションに使われてそう。

ちなみにロンドンの家の鍵はガチで今もこんな感じです。むしろスペアをつくられにくいのか??


イギリス人大好き、らせん階段。太った身には木造はコワイ


それからとってもロンドンらしい、舞台芸術のコーナーもありました。
チャップリンが使っていた帽子やキンキーブーツの衣装などから、舞台セットのミニチュア、ポスターまで。

チャップリンの衣装(写り込みすごくて見えにくいですが)
どうしても三浦春馬くんを思い出してしまう
イングリッド・バーグマンの「ガス灯」の衣装・・・!ハンサム~!

一つひとつの展示物も素晴らしいのですが、建物自体も素晴らしいのがビクトリアアルバート博物館。
特にこの彫刻のレプリカがドーンと飾られているコーナーの壁紙の色がたまらなく好き。

ダビデ像は実物大で、女王陛下にプレゼントされたものだそう
エントランスホールからして、この迫力ですからね


これはどこかの教会の飾り。メリーゴーランドかと思った。色使いがサンリオっぽい。

今日はこんなところで勘弁してやるか・・・と3時間ほどで博物館を出て、近くにあるハロッズをちょっとだけ冷やかして帰宅したところで、15090歩。あれ、2万歩いかなかったな?

しかも途中お腹がすいて、ランチがわりにモリスルームで紅茶とスコーンをいただいてしまったから、結果チャラ。
でもお腹も心もガッツリ満たされました!

紅茶のスコーン、めっちゃ美味!
モリスルーム、深めの緑が落ち着く空間

結局今日は3階と4階までは行けなかったので、あと1,2回は行かないと全クリできなさそう。

前回はこれでもか!!と押し寄せてくる陶器シリーズでお腹いっぱいになってしまったので、今日はいろんなジャンルをつまみ食いできて楽しい一日でした。

ビクトリアアルバート博物館、2,3時間じゃとうてい無理ですよ。
ルートを決めておかないと、同じところばかりぐるぐるしちゃって行きたいところに行けないけれど、マリオばりの「ここから行くんか!」ルートなので難しいかも。必要な時はご相談ください(笑)

#ビクトリアアルバート博物館

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