地球環境は誰が壊したのか?誰が守るのか? ―アースデイへの参加から環境問題を考えるー
アースデイを知っていますか?
アースデイは、地球規模で地球環境について議論、感謝、そしてアクションを起こす日として世界中で様々なイベントが開催されています。アースデイである4月22日は、1970年にアメリカウイスコンシン州のG・ネルソン上院議員が学生に対して討論会の参加を呼びかけた日で、学生が参加しやすいように比較的時間に余裕がある4月22日を”地球の日”であると宣言したことに始まりました。
地球規模の課題に向き合うエリックゼミでは、早速、地球環境における議論と、エリックゼミとしてどんなアクションができるのかを考えました。エリックゼミが注目したのは、年間50万トンが廃棄されると言われる日本の衣服です。おしゃれな青学生としては、環境負荷をかける産業といわれるファッション業界に大きな関心が向けられました。そこで、皆で捨てようと思っていた服に、新たにデザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせ魅力的な新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせられないか。つまり単なるリサイクルでは人の心は動かない、価値のあるファッションを創り出すアップサイクルの考え方に取り組もうということになり、各々が服や小物を持ち寄り頭を悩ますことに。
アップサイクルは、リサイクルと違って新しい価値をファッションに吹き込まなければなりません。デザインセンスも問われます。エリックゼミには、青山学院大学を拠点に最高品質のファッションをつくる学生団体AOYAMA FASHION ASSOCIATIONの代表メンバーが2人が所属しており、デザインをリードしてくれました。彼らはWWDで取材されるくらい注目されている逸材なんです。さすがエリックゼミ!(笑
そして完成した一部がこちら。今回は目立つように派手目の仕上がりになりました。
4月23日には、アースデイ東京2023のイベント”アースデイクリエイターズフェスティバル”に宮嶋ゼミ長がアップサイクルファッションで登場。イベントに参加し、色々な出店を周りながらエリックゼミとして何ができるのかを皆で考えました。学生が問題と考えるトレンドとしてファーストフード感覚で気軽にファッションを楽しむファストファッションの台頭があがりました。ファストファッションでは服を気軽に安く手に入れることが可能になり、それは楽しいのですが、それに伴い廃棄サイクルが速まり廃棄される衣料品が増大しているという問題があります。今回、実際にアップサイクルを体験してみて、新しい価値を生みだすことが実際には難しいと感じた学生が多かったようです。あと、アップサイクルの素材を集める工程さらに切れ端等の廃棄物が生まれることも分かりました。
エリックゼミでは、学び>体験>発信の3ステップで様々な取り組みにチャレンジしています。今回もアースデイをきっかけにファッションと環境問題、アップサイクルという考え方について学ぶことができました。発信としてゼミ生もNoteで記事を書いています。もう一つ、エリックゼミの特徴がエリックの提唱するアーティスト思考です。アーティストの思考を通して社会課題やビジネスに活用するアーティスト思考。今回、この環境問題に触れて一つ素晴らしいアーティストを紹介したいと思います。私たちにとって環境とは何なのか?直接ハートに訴えてくれる素晴らしい楽曲”Earth Song”、歌うのは”King Of POP”マイケルジャクソン。この曲では、環境破壊、貧困問題、密猟者、ボスニアの1990年代の紛争、破壊された熱帯雨林など、様々な題材から自然環境が今だれだけ危険な状態にあるのか、人間はこのままでいいのかを強く訴えています。環境問題はこの一曲に全てが集約されていると言っても過言ではないメッセージの強い作品になっていますので、聴いてみて下さい。SDGsが当たり前になった今ですが、この曲をイギリスやドイツのチャートは受け入れたのですが当時のアメリカでは注目されなかった事実も忘れないでいただきたい。歌詞の一部もご紹介しますのでマイケルのメッセージを受け取っていただければ幸いです。
“あなたが息子に誓った平和の全てはどうなった?”
もう一度、自分に問い直してみませんか?
Peace out,
エリック
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