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人と人とのご縁がかさなるように生まれる1冊です。


ひとり会議で、運命の輪を動かす。


1月24日よりオンライン発売開始、 1月26日が正式な発売日です。

タイトルは『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック』。ディスカヴァートゥエンティワン様より3冊目を出版します。

徳間書店様より出版した2冊目『あなたらしく生きるためのひとり会議ノート』からバトンを渡すように、3冊目が誕生します。

今日、無事に自分の手元に3冊目が届きました。

ちょうどオフィスに夕日がさす時間帯に受け取り、部屋の中は太陽のエネルギーで満ちているタイミングで、手にのせて、形になった1冊をじっくりと確かめていました。

これまでの日々を振り返れば振り返るほど、涙が止まらずに、ここまでたどり着いてほんとうに、まずは一安心で……。一緒に走ってくださった編集者さん、デザイナーさん、関係者の皆様には感謝の気持ちですでにいっぱいです。

3冊目の企画が誕生するまで

ワークブックの原点、Self0のおひとりさま会議用紙。

2冊目までとは違い、今回は偶然が偶然を呼び寄せるように出版に至りました。

きっかけは、とある展示会への出展でした。 

その頃の私は、Self0も今ほどの忙しさはなく「自分の未来のためになにができるのだろう?」と、それこそ自分自身が、一番ひとり会議が必要な時期で、そんな日々の中で、たまたま目にした展示会への出展を決めたのです。

理由も可能性も確証も全部ないけれど、未来の私のためにチャレンジしたかったという想いだけで参加しました。 

展示会には、もちろんひとりで出展し、準備段階から半泣きの状態。

さまざまな方々と交流させていただく中で編集者さんがブースにたまたま立ち寄ってくださって、出版社名を見て、自分の気持ちを後悔のないように伝えて、その想いを受け止めてくださり、今回の企画を無事に採用していただきました。

 ひとつひとつの段階はあったはずだけど、あっという間に目の前に本として形になっている今の状況がときどき信じられなくなります。

毎回「企画が採用されました」と報告を受けた場所は覚えているはずなのに、そこから一瞬にして時間が過ぎ去るほど、あとは執筆やデザインの創作活動という名のフルマラソンがスタートします。
 

最初は数枚の企画書から本の制作は始まります。

そこからたくさんブラッシュアップしながら、時間が経つと、ひとつその本の方向性がぴたっと決まる瞬間があります。

そう、まるで、ひとりの人間が自分の生き方はこれなんだ、と本がひとつ覚悟を決めるように、その本のスタイルが決定します。 

今回の『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック』は、コラムやひとり会議のコツを交えながら、実際にひとり会議を楽しめる1冊として形になりました。

ペラペラとめくると、色が曲を奏でるように、カラフルな歌を歌うように、明るい本に仕上がりました。 

Self0は「色」を大切にしています。

自分と向き合うときに、ふと生じる孤独の色がグレーならば、その孤独に飲み込まれないように、自分と何度も向き合った先には、明るい未来が待っているんだよと隣でそっと背中をさすってあげれるように、カラフルな世界観を大切に、おひとりさま会議用紙をいつも企画しています。 

今回の書籍もSelf0が大切にしたい世界観を踏襲できるように、普段、おひとりさま会議用紙の制作をお願いしているデザイナーさんにも参加していただいて、制作を進めてきました。決して私ひとりだけではたどり着けなかった地点に、今、立っています。

人と人とのご縁がかさなるように成り立つSelf0と私と本と


みなさまとのご縁に心から感謝します。

私はここまで来るのに10年以上の時間が必要でした。

 最大の原因は、私にはいわゆる起業家が必要とするリソース「モノ、ヒト、おかね」が完全に0ベースのところからスタートしたからです。

会社勤めをしないまま、フリーランスになり、さて、出版もチャレンジしたいし、会社も立ち上げたいし、叶えたい夢もあるけど「自分はどうしたらいいんだろう?」から、すべてが始まったのです。

もしかしたら、環境がもっと整っていたら、プライベートも方向性が変わっていたかもしれません。でも自分の選択肢に1ミリの後悔もありません。

 最初から出版の道に光がさしたわけではなく、ときには失敗もし、ときには人を疑いたくなる瞬間もたくさんあって、でも失敗の分だけ学びも多く、そして、どんなときもどんな状況でも行動し続けた自負はあります。

 人と人とのご縁ほど、大切なものはない。 

これが10年以上、心の病気と向き合いながら仕事を最優先に生きてきた自分の結論です。 

不思議な共通点がたくさんあったり、言葉がいらないくらい魂レベルで強烈に惹かれ合ったり(男女問わずに)理由はなくて応援したい気持ちがふつふと湧き上がってくると言ってもらえたり、それがひとりやふたりではなく、世界が広がれば広がるほど、自分が歩んできた長い道のりをつらづらと説明しなくても、私が身に纏う空気をみて、どんどん応援の輪が広がりはじめるのです。 

今回の書籍も、まぎれもなく、人と人とのご縁が運んできてくれた贈りもので、ぜひ『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック』も最後のほうのページをみなさまご覧ください。

 著者として私が筆頭に立っているのがほんとうに申し訳ないくらい、編集者さん、おひとりさま会議用紙担当のデザイナーさん、校正者さん、DTPさん、印刷会社さんがいらっしゃって、今回の書籍が1月26日に店頭に並びます。

つまり、発売日には、書店員さんのお力もお借りするのです。

私が今、人生をかけて育んでいるSelf0や会社、本のすべては、もしかしたら自分が疲れて、つい寝てしまっている間に、誰かが徹夜で頑張ってくれているかもしれない、納期に間に合わせようとプライベートの時間を削って仕事をしているかもしれない、そんなひとりひとりの想いを24時間、受け止めながら存在しているものです。 

だからきっと、わかってもらえる人にはわかってもらえる。あれ、このブランド少し何かが違うな、と、私は立ち上げてからずっとSelf0に対しても自分の会社に対しても想い続けています。 

デジタルな時代で忘れかけている「感性」や「心の豊かさ」をこの1冊で思い出す


心の声に耳を傾け、風を読む時間。

スマートフォンが普及し、いつでも情報に触れられる時代に入りました。

「あれ?なんだったっけ?」と忘れてしまったことも、今はスマホが丁寧に教えてくれます。 

デジタルな時代は決してネガティブな変化ではないし否定するつもりはありません。

先日、人生で初めてホワイトニング治療に挑みましたが、先生は最新の機器をフル活用していて、おひとりで病院を回されていたのを見て、そんな姿を見ると、すごく心からかっこいいと思うのです。

最新機器を扱うということは、それだけ知識を自分に詰め込まないと、機械を活かしてあげられません。これだけデジタルが支えてくれるようになると、病院もひとりで運営する時代になったのだと感動しました。

ただその一方で、書くこと、考えること、感じること、ひとりの人間としていつまでも大切にしたい、ほんとうの意味での心の豊かさは、デジタルな時代が加速するほど、どこか失ってしまっていると、つい私は思ってしまいます。


 空を見上げる。

飛行機雲を見て、今は会えないあの人に心の中で「元気ですか?」と問いかける。

海の彼方に想いを馳せて、地球はひとつなんだと涙を流す。

同じ地球の中で、生まれた場所がたまたま違った。それだけで悲しい想いをしている人がこの瞬間、別の国にいる現実がここに在り続ける。

自分の内なる変化を、風で知る。

眠れない夜には窓を少し開けて、夜中から朝方まで働いている人の「音」に耳を澄ませる。

大変なのは、自分だけじゃないと勇気づけられた瞬間に朝日が昇る。


『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック』で、ひとり会議を重ねることによって、ほんとうの自分にもう一度出会ってほしい、そして、ただそれだけではなくて、書く時間、内省する時間をせわしない日々の中で省略せず、感性を研ぎ澄ませることをどんな時代になっても、みなさまには続けてほしいという願いと覚悟で、今回の3冊目をお届けいたします。


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書くことは、生きること。
Self0|atelier ERICA inc.
山口 恵理香

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