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ぼっちアメリカ留学 ‐キラキラとは①‐

始めに、留学へ行った経緯や手段を簡単に説明しようとおもいます。

私の留学経験はYouTubeやTikTokでよく見る充実した留学生活とは全く異なります。毎日友達と出かけたり、パーティーをしたり、友達100人作る日常とはかけ離れたガリ勉として通算三年間を過ごしました。

理由としては、第一にお金がないからです。留学に行かせてもらったのは大変光栄で、一生かけても感謝しきれません。その上学業以外の出費をすることを私がすごくためらったため、極力勉学に集中しました。裕福な家でもないにも関わらず留学に行かせてくれたので、勉強して恩返しすることしかできなかったのも事実です。

しかしSNSを見て嫉妬しなかったといえばそうでもないです。それはまた後程書かせていただこうと思います。


なぜアメリカ留学へ行ったか 理由①家族

最初にアメリカ留学へ行こうと思ったきっかけは、家族を見返したかったからです。少し誤解を含む表現ですが、家族というのは母親やきょうだいのことです。留学以前から私のことを応援してくれていた祖父母には感謝してもしきれません。
私の「家族」は、私に全く信用がありません。私の言うこともまともにとりあってくれず(五人兄弟で四番目なので仕方ないかもしれませんが)、私が高校生になっても変わりませんでした。家族の信用を得るためには、何かして結果を残さなければいけないと思い、高校一年生の時に以前から行きたかったアメリカ留学に行くことにしました。

なぜアメリカ留学へ行ったか 理由②高校生活

次に大きな理由になったのが、高校での勉強です。
私は当時公立の、国際色豊かで英語の授業も盛んな学部に入学しました。毎週何かしらの国際交流があり、割と身近に留学のチャンスもありました。それもあってか、毎日先生方が固定概念に囚われないクリエイティブな授業を行っていました。そこで毎日耳にしていたのが、海外と日本の関係性です。教科書やインターネットの情報は役立ちましたが、どうしても自分の目と耳で実感したいと日々思うようになっていきました。抽象的ですが、海外における日本の印象は個人にもつながるところがあると思っていて、自分と言う人間は周りにどんな姿でうつるのか、それは日本とアメリカで違うのか、色々な疑問が生まれ始めました。
悶々と考えてるうちに、「これはもう行ったほうが早い」と思い、最終決定に至りました。

理由は割とあれば何でも良い

よく海外留学に行く際は確固たる理由が必要だと耳にします。沢山の時間と経済支援を要するので必然とも取れますが、正直理由はあればそれだけで良いと思います。「こんな人間になるために留学に行きたい」、「こんなことを勉強したい」、「アメリカの大学に行くための勉強をしたい」など、具体的な理由があるのは向上心の表れなのでとても良いことだとも思います。しかし、「単に自分がどうなるのか見てみたい」でもじゅうぶん立派な動機です。逆に決定的な動機がないほうが良い人もいると思います。その分現地でのどんでん返しを楽しめる余裕が生まれると思います。
だから、人に発表できるような動機がないからと言って留学を辞めないでほしいです。

留学には覚悟のほうが必要

具体的な動機がなくても、長期間海外で生活をするうえで覚悟をなしに留学はできません。これもまた抽象的な話なので具体的に説明していきます。
覚悟がないというのは、「誰かが助けてくれる」、「受け入れてくれる」、「許してくれる」という意識があることです。海外であれば国にかかわらず、礼儀やマナー、ルール、常識、思いやりを日本にいるときより重んじることが大切です。海外に行くのだから常識にとらわれず自由な自己表現をすることが大事だとよく言いますが、その「常識」というのは「日本の常識」なのです。当然、海外では日本の常識は通じないため常識から一歩踏み出した行動が鍵になってきます。従って、行政や学校、あるいはホストファミリーにいたるまで、自分の行動次第で敵にも味方にもなり得ます。

だから何が起きても受け止めて対処する覚悟が必要になってきます。私の場合は、当時からアジア人差別、治安の悪さ、現地での授業が難しいなど、リスクは理解していました。それでも途中で帰らずに続ける、自分にとって一番有意義な時間にすると言う覚悟を持って留学準備を始めました。
とても初歩的な段階の話ですが、「思っていたのと違う」と感じる人たちはこれが原因と言えます。「予想外はあって当たり前」くらいに思っていればまず期待外れのことに落胆することはないと思います。

次回に向けて

ここまでは私の留学を始める動機に関して個人的な見解を書かせていただきました。次回は私が留学出発までどのようなステップをふんだかを細かく書かせていただきます。具体的に、以下が次のブログのテーマです。

  • 最初の一歩は何だった?

  • 高校生(未成年)としての留学と、大学生としての留学

  • 学生ビザの取得

  • ホストファミリーとの出発前のコミュニケーション

  • 直前準備

  • 出発!

次のブログも読んでいただけると、うれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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