オブジェクトに映り込む丸い光を消す|Blender 4.1
エリンギです。
明るさ調整のためにライトを追加したらオブジェクトに思いっきり光源が丸い光になって映りこんでしまいました…。
考えてみればライトが反射して映り込むこと自体は当然なのですが、明るさを調整するための補助的なものとして追加したライトの場合は、そこに光源が存在するような映り込み方をして欲しくはありません。
そんな時の解決法をまとめました。
【前提】
例として
左の壁:グラスBSDFを使用して作成したガラス
右の壁:プリンシプルBSDF(デフォルト)で粗さ0とした普通の壁
を作成し、そこにポイントライトを追加しました。
設定をいじらない状態だとこのようにガラスにも壁にも丸い形になって光源が映り込んでいます。
【解決策】Cyclesの場合なら解決可能!
問題のライトを選択
プロパティ画面で「オブジェクトプロパティ」→「可視性」→「レイの可視性」を選択
「光沢」(ガラスがある場合は「伝播」)のチェックを外す
補足①-「光沢」のチェックのみを外した場合
左のガラスは手前の面への映り込みのみ消え(元々はよく見ると映り込みは2重になっている)、右の壁からは映り込みは完全に消えました。
ライトから得られる明るさは残ったまま映り込みだけが消えています。
補足②-「光沢」「伝播」のチェックを両方外した場合
左のガラスの、奥にある面への映り込みもなくなりました。
注意点
レンダーエンジンがEEVEEだと手順3の「レイの可能性」が選べずこの手順は使えません。
ガラス面をグラスBSDFではなくプリンシプルBSDFで作成している場合は「光沢」のチェックを外すだけでガラス面への映り込みもなくなりました。
最後に
ガラス面への影響はなかなか複雑で、苦戦しています…。
なんなら今までプリンシプルBSDFで「粗さ」と「アルファ」を下げることでガラスっぽくしていたので、グラスBSDFなんてものがあることも最近知りました笑
まだまだ知らないことばかりと思い知らされる日々ですが、同時にまだこれ以上できるのか!!と期待も膨れ上がりますね。
ご覧いただきありがとうございました!
この内容は私のPC上でBlenderを実際に操作して得られた解決方法を掲載しています。そのため、記載していない他の設定等が干渉している可能性について言及しきれていないことも考えられます。
もし内容の不備や誤りにお気づきの場合はご教示いただけますと大変助かります。