散歩で挨拶

夕方も暑すぎて散歩に行けずにいたここ数日。

今日は早朝5時半から散歩に行くことにしました。

この時間だとまだアスファルトも陰で、人通りも少なく、ゆっくりのんびり歩くことができました。

今日は新鮮な一場面がありました。

眠気がまだ残るトボトボ歩きの愛犬がふと立ち止まり、ジッと一点を見つめていました。日傘をさしていた私は気づかなかったのですが、垣根の向こう側で水やりをしている女性がいたのです。

愛犬の視線に気づいてくれた女性が、とても優しくそっと囁くように「おはよう」と愛犬に声をかけてくれました。普段なら知らない人にはワンワン言ってしまうことが多いのですが、その女性のとても優しい挨拶が心地良かったのか、暫くその女性に「おはよう。可愛い顔で見てくれてるのね。」と声をかけてもらっていました。特に尻尾を振るでも、近づこうとするわけでもなかったのですが、ジッと女性の声に耳を傾け、そして納得したのかまた歩き出しました。

「ありがとうございます」と愛犬の代わりに私が挨拶し、その場を去ったのですが、その後愛犬が私の顔を見上げて、ものすごく嬉しそうな顔をしたのです。

普段、ワンワン言ってしまうので、知らない人と交流することがない愛犬。「お散歩では　こんにちは　と　さようなら　をしようね」と普段から伝えているので、なんとなくは理解していると思うのです。

だから、今日は　声をかけてもらったこと。挨拶出来たこと。がとても嬉しかったのだと思うのです。

そんな嬉しそうな愛犬の姿に私も嬉しくなった朝の散歩でした。