【SHElikes課題】常識が偏見を呼び、事実が真実をあいまいにしている
あなたは、新聞やニュースで「事件があった」と聞いたら、どんなイメージを受けるだろうか。どんな事件なのかと気になり、加害者と被害者は誰なのかと疑問が浮かぶと思う。
しかし、「傷つけた人」と「傷つけられた人」という言葉の裏には、みえない背景と真実が隠れているのかもしれない。
見えているものだけが「正義」だと判断して生きていないか
わたしが勧めたい本、凪良 ゆう著『流浪の月 (創元文芸文庫)』の冒頭は、幼い少女「更紗(さらさ)」の誘拐事件から始まった。犯人として逮捕されたのは