【お知らせあり】私と料理、食べることー料理ってやっぱり愛ですね
※本文の最後にオンライン料理会のお知らせがあります
1 料理好きになったきっかけ
私は子どものころからずっと料理が好きでした。
きっかけは幼稚園でお月見のときに白玉団子をみんなで作ったこと
今でも自分がこねこねして作ったお団子の美味しさや
それを家に帰って作ったときに
「美味しいね」と言ってくれた家族の笑顔や言葉は
忘れられません。
粉と水だけで食べるものが出来る、
しかも自分が作ったもので、笑顔に出来る。
しばらくは毎日白玉を作り続けて
食べ飽きて、家族にもちょっとうんざりされるまで
作っていた気がします。
2 食卓の記憶
私が幼稚園の頃は家族でごはんを食べることもありましたが
うちは両親と兄と
家族全員がそろって食卓を囲むことがめったに無い家族でした。
父は出張や接待で夕飯の時にはおらず
朝食はそれぞれ違う時間に食べていました。
そして日々のごはんは母ではなく
家政婦さんが作ってくれていました。
普段の料理はしない母でしたが
クリスマスやお正月 お客さまが来るときは
10cmくらいの分厚い英語のレシピブックや
料理教室の手書きのレシピの中から
カニサラダのアスピックゼリーやローストビーフ
オイスターロックフェラーなど
普段 見たことのない料理を作ってくれるのが
すごく嬉しかったり
家政婦さんがお休みの日に
バターとお砂糖たっぷりのシナモントーストに
これまた甘くしたミルクティーの朝ごはんを作ってくれて
ちょっと悪いことをしているような
母とふたりの秘密の時間のような
そんな特別感が嬉しかった記憶があります。
3 每日のごはん作り
私が家族のごはんを作り初めたのは7歳のころ
とはいえ父はほとんど家で食事をせず
兄は変わったものは嫌だというので
実質自分と母のごはんですが。。。
毎日「きょうの料理」や「オレンジページ」などの料理雑誌をながめては
授業中に、今日はこれを作ろう・・・と考えて
家に帰ってから買い物に行って晩御飯を作る。
それが每日の楽しみで
わくわくしながら学校から帰ってきていました。
レシピをそのまま作ることから
だんだんとオリジナルの料理を作るようになり
クリスマスの親戚の集まりや
友達を呼んでの自分のバースデーパーティーの料理も
全部、自分で作るようになっていきました。
この頃から料理をすることは
私にとって大事な人と繋がること
食べてくれる人の心にふれること
対話や笑顔がうまれる場をつくることでした。
4 食べられなくても料理は好き
摂食障害で拒食になっても料理はやっぱり好きで
心理カウンセラーの先生には
料理をするのは自分が食べられない代償行為だと言われても
やっぱり芯から料理が好き
というのはずっと消えずにあったのです。
私にとって食や料理は
希望でもあり闇でもありました。
食材に触れている時
食べる人の喜ぶ顔を思い描く時
この食材をどう活かしてあげようか?と想像し
レシピを考える時
手を動かし料理を創り上げる時
私は自分自身であり
自分ではない何か自由な存在でもありました。
今でもですが、料理をしているときの私は
ただただ幸せを感じます。
でも自分が食べること
この食べ物が体に入って血肉となることを考えると
それは恐ろしく
自分自身の肉体を養うこと
自分自身が美味しいものを食べて幸せを感じることを
長年受け入れられませんでした。
料理を仕事にしたいと思った時
「自分が食べられないのに料理人なんてなれるはずがない」
「味見が出来ない人の料理を誰が食べたいと思う?」
と言われ
一度はそうかも。。。と料理の道をあきらめかけたこともありました。
それでも、教室にいらしてくださる方や
実際に食べてくださった方々の笑顔や
また食べたいの声に力をもらい
今まで料理人としての活動を続けてきました。
5 料理と人と向き合うことの共通点
自分の料理や食べ物との関わりについて書いてみようと思ったのは
現在サポーターとして活動させていただいている
Yell内の企画で、私の聴くと料理の繋がりを聴いていただいたからです。
YellはBtoBでの「聴く」を届ける会社で
こちらにサポーターとして参加させていただいてから
日常の中でも「聴く」って本当に大事だなと
日々実感しています。
そして料理の仕事をしていて
なぜ「聴く」に繋がったのかという問いかけを受け
料理って「聴く」そのものだ!と気がつきました。
私にとって、料理をするのは
まず食材の声を「聴く」ことから始まります。
実際はその前に何を食べたいのか、
どんなものをからだが喜ぶのか
からだの声を「聴く」。
食べる人が家族なら、その人を観察して
その人が何を必要としてるか「聴く」こともします。
たいてい体が欲するのは「旬」の食材で
「旬」の食材はとてもクリアに
「美味しく食べて!」と語りかけて来ます。
食材それぞれの状態を感じながら
一番美味しくするにはどうすればいいか
皮はむいたほうがいい?
つけたままがいい?
茹でたほうがいい?
蒸したほうがいい?
加熱時間はどうかな?
と食材と対話をしながら料理を仕上げていきます。
そして最後にその子達が
生き生きと見えるように盛りつけをします。
そうやって作った料理は
食べる人にも何かを伝えてくれる
体に入り、その人の一部となって
その人の命になる。
6 料理は愛 「美味しい」も愛
美味しいごはんを食べた時
悲しいことや辛いことがあっても
人はなぜか幸せな気持ちになります
それはきっと
食べる人の事を想う作り手の気持ちや
食材そのものが持つ生命力が
どんな言葉よりも雄弁に深く
食べる人に届くからではないでしょうか
私自身の食体験の幸せの記憶は
長い間封印されていました。
でも摂食障害から抜け出して
食べる悦びを思い出してから
小さい時の嬉しかった記憶には
いつも食べ物があったなと思い出しました
幼稚園生のとき、元祖キャラ弁的な女の子の顔のお弁当
目はおたふく豆で、おかっぱの女の子
ほっぺはピンクのでんぶ
そしてご飯の間には海苔とおかか
チーズ入りのちくわの天ぷらがお弁当に入ってると
すごく嬉しかったこととか
運動会の時は必ず細巻きずしと唐揚げ
卵焼きが入っていて
お昼に家族と友達とピクニックシートの上で
おかずを交換して食べた楽しい記憶
熱が出てお粥も食べられなかったときに
母がスプーンで口まで運んでくれた
りんごのすりおろしが
美味しくて嬉しかったこととか
美味しい食べ物の記憶は
こんなにも愛されているという記憶でした。
私にとって、摂食障害は
食べ物だけでなく、愛も受け取れない状態だったのだと
こうして食べ物の記憶を辿って気づきました。
「料理は愛」と
どこかの料理人の方も言っていましたが
言葉にして「愛してる」と伝えるのが
ちょっと気恥ずかしくても
心を込めて料理を作ることで
日々 愛を伝えることは出来る。
それは家族や大事な人にだけでなく
自分にたいしても同じこと
ちょっと元気が出なかったり
寂しかったり
落ち込んでいたり
または何か
イライラギスギスしてしまったら
キッチンに立って
料理をしてみませんか?
丁寧にお米を研いで
美味しくご飯を炊くだけでもいい
しっかり火加減を見ながら作る
目玉焼きでもいい
こころをこめて握る
おむすびでもいい
そんなシンプルな一品でさえ
食材の声を聴き
自分の体と心の声を聴き
食べる人(自分自身でも)のことを想って
丁寧に作るだけで
全然美味しさや
食べた時の体の感覚が違うはずです。
だまされたと思って(笑)やってみてください。
7 GW「あるものを活かしてあなただけの料理を創る会」お知らせ
特別な材料じゃなくても
おうちにあるもので美味しいものを創る。
GWの5月1日と5月3日に
「あるものを活かしてあなただけの料理を創る会」を開催します!
日程とお申し込みリンクはこちらです👇
5月1日10時〜12時
あるものを活かしてあなただけの料理を創る会
〜イタリア気分を満喫♪好きなお芋でニョッキをつくろう!
こちらはYou Tube動画でもご紹介しているニョッキですが、意外と粉の量が難しい!というお声をいただき、それなら一緒に作ってみよう!と今回のイベントのメニューにしました。
”好きなお芋で”とタイトルにしているように、ニョッキってジャガイモ以外のお芋やかぼちゃ、栗でも出来ちゃうのです。使う材料によって違う食感味わいを楽しみつつ、あなただけのヒトサラを一緒に作りましょう!
5月3日13時〜15時
あるものを活かしてあなただけの料理を創る会
〜おうちで和菓子屋さん気分♪あなた好みの柏餅をつくってみよう!
和菓子もおうちで作ると好きな甘さ、柔らかさに作れます。
お子さんと、ご家族と、ぜひ一緒にご参加お待ちしています♪
今日も読んでくださってありがとうございました。
ハッピーライフナビゲーター🌿
True Selfライフコーチ🌿 清水えり
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