11月蠍座新月 大切なものが生まれる兆しいっしょにいたい人を選ぶ
新月というのは太陽と月が地球から見てぴったり重なるタイミング。
そのため、月の影響に太陽のエネルギーがプラスされ影響が大きく出やすいとも言われています。
バイオダイナミック農法では月のリズムに従って種まきや収穫をするそうですが、新月の時期は地球の引力が強くなるので、根っ子を育てる植物を植えるには良いタイミング。逆に地上より上の部分はこの時期に種を蒔くとひょろひょろっとした、徒長した苗になるので、満月の5日前くらいに種を蒔くと良いそうです。
これを人間で考えてみると、新月の時は、なにか根をおろしたい、じっくり育てて行きたいプロジェクトに関してのアイディアを暖めるのによい時期と言えるでしょう。焦って伸びなくてもいいよ、収穫まで気長に育てよう。そんな気持ちで自分と繋がり、創りたい未来をイメージしてみてはいかがでしょうか?
新月というと新しいことを始めるのによい時期とよく言われますが、新しい自分の種が心の土壌に着地する。。そんなタイミングなのかもしれません。
1.蠍座アセンダントでの新月図でのポイント
そんな新月でも、今月は特にじっくりと作戦を練るのによい新月となりそうです。
■ASCでの月と太陽のコンジャンクション
■土星と月・太陽が緊張角に
■DSCの天王星ー月と太陽とオポジション
今回新月が起こるのは蠍座。
蠍座は一つの物事や人に深く関わっていこうとするサインで、その関わりを通して自分自身の可能性を大きく開きたいという望みを持ちます。
また蠍座は「死と再生」「変容」「生まれ変わり」にも関わるサイン。
しかも、今回はこの新月がアセンダント(ASC)というホロスコーブ上の東の地平線にあたる位置上で起こります。
この配置で感じるのは、今までやってきたこと、関わりで終わるものがあり、新たに何かが生まれるタイミングであるということ。そして新たに生まれるものは、自分がとても大事にしているもの、他の全てを忘れて没入するような、深く濃い関わりを持っていくことになるのではないかな?と思います。
それが何かのプロジェクトであるならば、ご自身の代名詞となるようなものかもしれないし、人との出会いであるならば、一生ものの仲間やパートナーになるかもしれません。
「一生ものの何かを始めるタイミング」
今回新月に対し、制限を表す土星が90度という緊張感のある角度でかかっています。土星は自らかける制限だったり、社会のルールを表しているため、何か新しいことを始めたい、こういうことを実現したいというビジョンに対し、「そんなことは許されない」「認めてもらえないのではないか」「常識的に考えて、うまくいきっこない」そんな思考が働くかもしれません。または、実現のための学びが足りないと思っていたり、資格がないからと諦めてしまっているかもしれません。
土星の制限がかかるところは、それを乗り越えると大きな宝になる場合が多く、乗り越えられるからこその試練だとも言えます。
もし今ふわっと思い描いていることがあり、ご自身で制限をかけているならば、それを外して、自分を信じるタイミングかもしれません。
「自分を信じ、ビジョンを描く」
そしてもうひとつ特徴的なのが、牡牛座にいる天王星が月と太陽のオポジション、反対側からエネルギーを注いでいる点。
天王星も「破壊と再生」を表し、今までの流れを一度断ち切って、そのままで良いのか最確認をさせる、そしてそのままで良しとしないならば方向転換を促してくれます。
アセンダントの月と太陽の反対側にあるということは、ディセンダントという西の地平線に位置し(アセンダントが自分自身を表すのに対し、ディセンダントは対人関係を表す)そのため、この破壊と再生は、今回特に「人間関係の見直し」という形で起こるのではないかと思います。
今まで惰性でつながっていた人や、終わらせたいのに終わらせられなかった人間関係、腐れ縁的なものはこの新月前後で自然と切れていったり、フェードアウトするかもしれません。
そしてこれからの自分にとって、本当に大事な人が残り続いていく。または新しい関係性が生まれるでしょう。
人間関係の断捨離、取捨選択
これがうまくいくと、今後の流れもスムーズに、欲しい未来へと流れていくようなイメージがあります。
2. 蠍座13度 実験をしている発明家
一つのサインを30度に分けるサビアン占星術では、13度は「カリスマ」を表すそうで。。。蠍座の能力をいかんなく発揮していく角度です。
蠍座の能力とは「深くつながる力」「物事の深淵を見る洞察力」
この角度の目指す方向性は、
・アイデアを具現化するために試行錯誤すること。
・「〜したい」という思いを叶えるために用意周到に準備すること。
・自分や人の、新しい能力や才能を発見していくこと。
・人脈を活かして利益をもたらすこと。
・策略を練って、自分の思うままに人や物を背後から動かすこと。
・人々を心理を操作して動かしていく。
・異なる組み合わせの物や、人を混ぜ合わせて新しいものを作る。
・適材適所で人の配置を考えていくこと。マネジメント能力を発揮すること。
(https://sutakuro.com/2016/02/sasori223/)
ということで、やはりビジョンを描くこと、人との繋がりを見直し、再構築することなどがポイントとなってきそうです。
発明家はたくさんのアイディアの種を持っています。
それを実現する。
頭の中にあるものを具現化させる。
そのための作戦を練っている。。。
そんなイメージがあります。
その作戦は、突拍子もないように見えて、実は周りの人や状況を観察し、洞察した上で出てきたもの。自分の力だけでなく、繋がりのある人達と作り上げていくことになりそうです。
11月5日の新月は、実現したいこと、自分の中の深い望みと繋がり、それを実現するための作戦を練るタイミング。
それは必ずしも具体的なステップである必要はなく、実現しているイメージを持つことがとても重要になりそうです。
そして人間関係の取捨選択。
勇気を持って断捨離をすすめてみてください。
2021年11月4日
True Selfナビゲーター
清水 えり