【レビュー】BTalksインタビュー#1 熊谷尚也選手―優勝のために vol.2
私が参加してるオンラインサロンのメディア「BTalks」のインタビューレビューを始めました。今回は川崎ブレイブサンダースの佐藤ヘッドコーチ(以下、佐藤HC)と穂坂アシスタントコーチ(以下、穂坂AC)へのインタビュー。熊谷選手について切々と語るおふたり…貴重です!
熊谷選手のインタビューフルver.のレビューvol.1はこちらから。
【BTALKS 第1弾】熊谷尚也選手
振り返ってみると、2019-20シーズンの移籍市場で、私が一番驚いたニュースは選手の移籍ではなかった。当時大阪エヴェッサの穂坂ヘッドコーチが川崎ブレイブサンダースのアシスタントコーチになるニュースだ。「勝久さんもいて穂坂さんまで入るとは・・・HC経験ありのお二人がACで入る川崎の強さよ!」と。
その穂坂ACが語る、熊谷選手の話にはとても興味があった。
「コーチキャリアで一番一緒にいる」穂坂ACから見る熊谷選手
私のような素人の思考とはまっすぐなもので、熊谷選手の川崎への加入に、”穂坂ACが熊谷選手を引っ張ってきたんだ!”と思っていた。
しかし経緯を聞くと先に熊谷選手の移籍が決まっていて、後から穂坂ACも川崎にくることが決まったと。勝手にアツいものを期待していたのだが、大いに外れていた。
大阪時代も含めてBリーグ2年目から現在までコーチと選手の関係性で4年目となる。
穂坂ACのコーチキャリアの一番付き合いが長いとする熊谷選手の魅力とは。
大阪にいるときからオールラウンダーで期待されていた。すごく器用な選手で、シュートもありドライブもあり。身長があって四肢が長い。そしてディフェンスもできるので相手の核となる選手とマッチアップできる力がある。
どのチームでも必要とされそうな評価。
期待とは裏腹に大阪での苦しい2シーズンを過ごした穂坂ACはいまの熊谷選手をどのように見ているのか。
与えられた時間の中でしっかりパフォーマンスを出そうとトライする気持ちは川崎に来てから良くなったと思います。元々は3番のウィングの選手なんですけど、いまはチーム事情で3番と4番両方のポジションをこなしている。やっぱりオールラウンダーだなとコーチ陣で評価してます。
チームを移り、求められることが変わっても、コーチからの期待は揺らぐことはなさそうだ。
「優勝したい」
そう語る熊谷選手の想いに対して、穂坂ACの表現は印象的だった。
――「いままでの鬱憤を晴らしてほしい」
穂坂ACにしか伝えられない、アツい、強い想いがやっぱり込められてるように感じた。
「全く心配してない」佐藤HCから見る熊谷選手
川崎での8年間のAC経験を経て、HCになった初めてのシーズンで熊谷選手を獲得したそもそもの狙いとはどのようなものだったのか。
GMの北さんがセカンドユニットの補強として、一番手に名前を挙げていたのが熊谷選手だった。身体能力を使ったダイナミックのプレーがすごいいい選手だと思ってた。点が入らなくて苦しいときに積極的にアタックしてくれたりメンタルの部分でも助かる部分があると思った。
しかし今シーズンはロスターレギュレーション変更により、昨シーズンよりまだ数字で残せていない部分もある。本人はスタッツにこだわらないと語っていたが、HCの評価はどのようなものか。
クマにはシーズン始めから外国籍選手が揃わないこともあって、ビッグマンの役割をやってもらってたので、そこで本人もリズムが作りづらかったかなと。これからよくなると思っているので全く心配はしていない。数字に表れない部分も期待通りの働きなので頼りにしている。
外国籍選手の怪我により、早くもロスター変更を余儀なくされた川崎において、器用にインサイドとウィングの両方をこなせる熊谷選手は、コーチ陣からすると確かに頼もしい存在だろう。
だれもが知ってる熊谷選手の魅力
最後に、HCが思う熊谷選手の「新たな一面は?」の質問に、こんな風に伝えてくれた。
いまクマがデザインしたかわいらしいイラストのTシャツとかでててほんわかしてますけど、実はめちゃくちゃアツイ炎を持ってる人ですってことですかね。それを試合中に見つけるのは楽しいかもしれません。
同様に、冒頭の動画では熊谷選手の魅力をファンの方に語ってもらっている。
それぞれの口から何回か出たのは「ギャップがある」という言葉だ。
どうやらHCからファンまで、だれもが熊谷選手の魅力を共通理解しているようだ。
これからもその魅力を余すことなく見ていきたい。そんな風に思わせる選手だと思った。
さあ、ほんわかTシャツを着てアツい熊谷選手を応援しよう。
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写真提供:BTalks