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アナウンサーが伝授。キャリコン ロープレ 緊張したらこうして!
こんにちは。
元地方局アナでママ主婦のEriです。
子育て中心の生活を約10年続け、セカンドキャリアをスタートさせようとキャリコンの資格に挑戦しました。
初回受験は落ちて、リベンジを経て合格。実技試験を2回受けています。
そこで思ったこと。
実技試験、特にロープレって緊張するよね~!
アナウンサーの仕事をしていましたから、緊張マックスの空間はだいぶ回数を重ねています。
でも、やはりロープレ試験の時は緊張しました。
相手が予想できず。
相手の設定も予想できず。
相手の回答も予想できず。
そんなのCCのお仕事として当たり前なので、どんなCLが来ても、変わらず寄り添い、自律的にキャリアを考えられるよう支援することは同じ。
でもでも。
「どんな感じかな?どんなCLかな?話してくれる人かな?」とドキドキしちゃうんですよ。人間だから。
そんなド緊張な場に遭遇した時に、アナウンサー時代はどんなことをしていたか、今回はお伝えしていきます。
コツは本当に沢山あるので、今日はすぐに取り入れられそうなものをピックアップしました。
①息をできるだけ長くはく
②無駄な動きをしない。意識してゆっくり動く
③意図的にゆっくり話す
①息をできるだけ長くはく
緊張するとドキドキしますよね。
心拍が上がります。
それをおさえるためにするのが、「息を長くはく」こと。
お腹にしっかり空気を入れたら、口から蜘蛛の糸を吐くイメージで、細~く長~く息をはいていきます。
1回20秒くらいは吐き続けたいところ。
そうすると自然に腹式呼吸になります。
腹式呼吸→お腹に力が入る→腹が座り落ち着いてくる
ロープレの順番待ちの時に出来ると思います。
試してみてください。
②無駄な動きをしない。意識してゆっくり動く
緊張するとセカセカ動いたり、不必要な動きをしたりすることがあります。
・髪をさわる
・目の前にある、すぐに触れられるものをサワサワさわる(机の上のプリントとかペンとか)
・首を動かしてキョロキョロする
この他にもあると思いますが、だいたいが無意識に動いているものです。
でも、そのセカセカした不必要な動きが、より焦りを加速させ、緊張に繋がる可能性があります。
それなら、意図的に動きを封じてみましょう。
無駄な動きをしない。
動くなら意図的にゆっくりと。
カバンを持つのもゆっくりした動き。
椅子から立ち上がるのも意図的にゆっくり。
目線も、首を左右に動かしてまで見ることを避け、目玉を左右に動かして分かる範囲でのキョロキョロに留めてみてください。
③意図的にゆっくり話す
緊張すると無口になったりますが、早口になる方もいます。
特に大勢の人の前で話す時は早口になりがちです。
早口になる
↓
頭の回転もフルスピード
↓
速さに口がついていけない
↓
口の高速回転に合わせて「まだ何か喋んなきゃ!」となり、無駄な情報を口にしだし、自分でも何言ってるのかわからない状態に
↓
聞いてる人を置いてけぼりにする
このような悪循環が起こる可能性があります。
ということで、意図的にゆっくり話してみましょう。
「こんなにスローでいいの!?」と思うくらいゆっくりでも、
案外相手は違和感を感じず、むしろ聞き取りやすいかもしれません。
ゆっくりなぶん発言する情報量も限られ、無駄がなく要点が整理された発言になることが期待できます。
幼稚園の先生が子供たちにお話しする姿をイメージしてください。
ゆーっくり話しますよね。
仲が良い相手とならハイペースでも会話は成り立ちます。
でも、初対面の人や関係性が構築されていない相手との会話は、ゆっくりスピードの方がお互いに理解しやすくなります。
そして何より、ゆっくり話すと自分の心が落ち着きます。
緊張して早口になってしまうという方は、「こんなにゆっくりでいいの!?」と思うほど意図的にゆーーっくりペースで話してみてください。
その他にもまだまだあります。
・「ちなみに」「そして」「さて」「でも」などの接続詞をできるだけ使わない。
→日本語は接続詞がなくても十分伝わります。接続詞を多用するのは無意識の場合が多いです。自分は無意識でも、相手はけっこう気になるもの。
一度、接続詞を使わずに会話してみてください。意外と伝わりますし、とても整理された言葉に変身します。
・短い文を沢山
→考えがまとまっていないと、沢山の情報を一文の中に詰め込みがち。これをできるだけ短い文に区切って伝えてみてください。文言は同じでも、伝わりやすさがグッとUPします。短い文で区切ることで相手も息継ぎしながらあなたの言葉を受け取れます。
例(長い1文)
「今日はキャリコンの筆記試験を受けに福岡の会場に来て受付をして順番がくるのを待っていたら、一緒に養成講座を受けた同期が来てすごく嬉しかった」
例(短い文を沢山)
「今日はキャリコンの試験。筆記試験を受けに福岡の会場に来た。受付をして順番が来るのを待った。そこに一緒に養成講座を受けた同期が来た。すごく嬉しかった」
この2つの文を声に出して読んでみてください。
短い文を沢山使った文章の方が、想像をどんどん広げられませんか?
私はラジオ番組の時にこの「短い文を沢山」を意識して伝えていました。
ラジオは(特に1人しゃべり番組だと)だらだらしゃべってしまいがち。
一応いっぱしのアナウンサーですから、伝わりやすさは追及したい。ということで、このようなことを意識していました。
ラジオは本当に伝える勉強になった!
でも、
これ全部できるなんてまず無理です!
「きょうはこれを意識しよう!」とか1個だけ意識してみる。
それだけでもだいぶ変容すると思います。
まずはロープレ練習などで試してみてはいかがでしょうか。