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鍵(1997)/池田敏春

谷崎潤一郎の小説『鍵』(1956年)をもとにした映画(監督:市川崑、1959年)のリメイク。主演は川島なお美、柄本明。

最初の作品の後、4作(1974年の映画・監督:神代辰巳 、1983年・監督:木俣堯喬、1983年・監督ティント・ブラス、1997年・監督:池田敏春)がリメイクされているそうです。

映画は、夫婦がお互いの日記を盗み読みさせ、性的な興奮を得るために娘の婚約者と不貞を働いたり働かせたりしていくという物語

映画で描かれる性癖は、側から見れば「変態」と言われるようなもの。

でも、人には言えない性癖とか浮気とか不倫とか薬物とか揚げ物とか背徳的なものは人を惹きつけますよね。

それは日常を鮮やかにするからでしょうか、それともしょうもない日常を忘れるためでしょうか。

いずれにせよ、”非日常がもたらす快楽とどう向き合うか”これは人間が一生付き合っていくテーマだと思います。


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