マトンはミステリーの香り？
羊といえば「ジンギスカン」という方々が多いかと思いますが…
僕はいつも『銀星号事件』を思い出してしまいます（今では『白銀号事件』という邦題もまかり通ってるようですね）。昔は流行した小学生の流行病、名探偵シャーロック・ホームズが登場する推理小説なのですが…
僕が読んだのは当時ポプラ社が出版していたジュニア版で、劇中で登場する不思議な「羊肉のカレー」なる食べ物に妙に執着してしまったのでした。
実際、羊の肉には独特の臭みがあるので、全く受け付けない方もチラホラいらっしゃるようなんですが、僕の場合は（多分）子供の頃の好奇心が勝つせいか、いつも美味しくいただいてます。僕と同じように「マトンカレー」に執着している方もいらっしゃるようで…
こういった因果もあってか、僕には「アイリッシュシチューはマトン」との思い込みが刷り込まれています。先日買った羊のコマ切れ肉を、例のカレールーなし、塩味のシチューに入れてみたのですが…
見た目は純和風に仕上がりました。一瞬「お雑煮にできる？」とか考えたのですが…お味の方は、うーむ…これは臭すぎて無理でしょう。
やはり、塩胡椒のさっぱりとした味付けだと、例の羊の臭みが強調されてしまいますねぇ。マトンはローストするか、シチューや鍋物の場合は味噌仕立てや韓国風の辛い鍋、あるいは小説どおりカレーってことになるのかな？
文字通り、マトンはミステリーな香りでした（つづく）