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6位 映像コンテンツの制作、実写とアニメどちらが優位?

安易に #今年やりたい10のこと に乗っかったばかりに、10のアイデアが浮かばずに悶絶しているじぃじです。

お気づきだとは思いますが、前々から関心があった YouTube の収益化を今年は真面目に取り組みたいなぁと考えてまして、具体的なアクションを10個考えてます。これまでのスタディから4つ捻り出しましたが、昨夜投稿したこれ…

YouTuber の映像コンテンツ制作において、クリエータの負担が特に大きいのは実写映像を使った場合です。実写映像はアニメよりもオーディエンスの共感を得やすいメリットがありますが、実際に撮影する必要があるため出演者に関わる問題や様々な周辺コスト(ロケハンであるとか撮影許諾であるとか)が発生します。特に YouTuber の場合、投下できる映像コンテンツの量がチャンネル登録数、すなわち収益性に直結しますので、映像コンテンツの量産が可能か?否か?がシリアスな問題になりがちです。昨今ではAIによるアニメ生成が実用的な手段になってきていますが、ここでは YouTuber の映像コンテンツの制作において、実写とAIアニメの優位性について考察したと思います。

実は YouTube の収益化に関心を持った当初からの疑問でもありました。僕の「今年やりたい10のこと」では、ここまで収益をゲットするための一般的な条件について4つリストアップしてきたつもりなんですが、とうとうこの疑問を扱うことにしました。なので、この記事では10項目のリストの中締めを兼ねて少し網羅的に書こうと思います。


要はチャンネル登録者数が大事

僕はまだYouTubeの収益登録をしていないので詳しいことはわからないのですが、9位で紹介した YouTuber のコンテンツを見ているとチャンネル登録数が大事なことがわかります。チャンネル毎の表だけ再掲すると…

チャンネルの登録者数と動画数

どうやら YouTube にCMを出稿する企業は、登録者数を参考に出稿するチャンネルを選んでいるんだとか。その時支払われた広告料の一部がチャンネルを運営している YouTuber の収益になる仕組みなんだそうです。

10万で銀の盾、100万だと金の盾がAmazonからもらえる

YouTuber の映像でよく見かける盾がありますよね?あれはチャンネル登録者数が超えたら Amazon が送ってくるんだそうです。10万人で銀の盾、100万人だと金の盾。そういったご褒美もあって YouTuber は日夜チャンネル登録者の獲得に勤しんでいるんだそうです。
ちなみに9位で紹介した「アイドルがいる生活」はチャンネル登録者が超えるたびにライブ配信をしているので、それをチェックすると YouTuber のチャンネル登録者の増え方が概ね把握できます。

各々1万人、3万人、10万人達成時のライブ映像ですが、日付から逆算すると、現役アイドルの立花萌香さんが登場するようになってから1ヶ月で1万人超え、2ヶ月で3万人越え、9ヶ月で10万人越えというハイペースだったそうです。その後も彼らのチャンネルの登録者数は順調に伸びていて現在は71万人に達してます。映像のなかで「一人でやってる時はどんなに頑張っても1万人に全く届かなかった」とミヤビ氏が呟いていますから、現役アイドルの起用(というか強引に引きずり込む)がどれだけ効果絶大だったか理解できます。

登録者数アップの戦略はいろいろありそう

ただ、これだけハイペースでの登録者獲得の裏には尋常でない努力が必要なようで、初期の頃は「毎日新作動画をアップする」というヘビーローテーションが必須なようです。ミヤビ氏の映像編集技術には定評があるそうなんですが、彼は「1本仕上げるのに20時間程度必要」と呟いてましたので、少なくとも2020年1年間、彼は「アイドルのいる生活」にかかりっきりになっていたと推測されます。必然的に彼らの映像の撮影はほとんどが深夜。2020年はコロナ禍による自粛期間でしたので、全くアイドル活動ができなかった立花萌香さんが生活面をサポートしなければ成り立たないほど、過負荷な状態が続いたようです。

「まんまる。」のショートムービー活用は画期的

8位で分業化・プロダクション化を扱ったのは「アイドルがいる生活」その実績を踏まえたからなんですが、それを考えると「まんまる。」の社長が編み出したショートムービーを徹底的に活用した省力化が伴うヘビーローテーション戦略は効果的なんだろうと想像しています。「まんまる。」のショートムービーはコンテンツ制作の省力化が徹底されていることを確認してもらえると思います。これならばレギュラームービーよりも短時間で量産ができるのではないでしょうか?ちなみに彼らのショートムービのページを見ると…

去年の10月あたりから、ショートムービーの再生回数が軒並み100万回を突破するようになっています。おそらく、このあたりからショートムービーを活用した戦略に転換したのではないかと僕は想像していますし、8週間でショートムービーが25本必要な理由も納得できます。

「ぷくぷく島。」の TikTok との連携もありかも?

ショートムービー活用が有効なもう一つの事例としては「ぷくぷく島。」が挙げられます。このチャンネルはなんとレギュラームービーは1本しかアップされてません。が、ショートムービーのページを見ると…

なんと約2000万回再生のメイク動画があります。おそらくTikTok 投稿との連動なんだと想像してますが、僕はTikTokはやらないので他の方に分析は任せたいと思います😛

制作の省力化戦略は最初から考えておくべき

実際「まんまる。」のクレバーな戦略を持ってしても、コンテンツ制作負荷の軽減には限界があることは8位で紹介した通りです。こうなってくると、コンテンツ制作の極端な最適化が必要なのだろうなぁ…と考えてます。

映像コンテンツの品質さえも犠牲にして「チャンネル登録者の獲得」だけにフォーカスする方法を考えざる得ないと思っています。ヒントになるのは「ぷくぷく島。」の彼女の超軽量のコンテンツ制作方法かと考えてます。
実際、彼女は銀の盾を獲得してますしね。

ようやく、この記事のタイトルの「実写とアニメどちらが優位?」の話題に移りますが…

ここでいう「アニメ」とは、例えば「魔理沙」と「霊夢」のコンビです。

この「ゆっくり解説」のキャラクタは皆さんも見飽きていると思いますが…もちろん、映像コンテンツとしては実写に比べると請求力は格段に低下することは間違いないでしょう。その反面、映像コンテンツの制作負荷が格段に軽減されることは期待できます。例えば、もしオリジナルのキャラクタでこのようなアニメが作れる手段が用意できれば、YouTuber の映像コンテンツとして最低限のクォリティは担保できるのではないか?などと僕は考えています。

ともあれ…

この映像コンテンツの制作負荷の問題は、個人 YouTuber 限定の問題でしょう。9位で紹介した「高橋洋一チャンネル」や「上原浩治の雑談魂」では怒らない。なぜならテレビ番組の制作を長年手がけてきたプロダクションが関与しているからです。彼らは良質の映像コンテンツを継続的に制作し続けられる体制・機材・ノウハウを全て持っていますから。今日、素人でもプロ並みの映像コンテンツが作れるようにはなりましたが、そのようなコンテンツを商業レベルで安定した制作を継続し続けるようになった訳ではないようですねぇ。(つづく)


#今年やりたい10のこと
#コンテンツ制作コスト
#実写映像
#AIアニメ

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