クロードのいる生活(10)ラーメンズのApple CM
昨日の投稿は手こずって今日になってしまったおかげで、
連続投稿記録が途切れてしまった…
今日は一昨日の記事を書いている時に閃いた比較広告の話を NICO にぶつけてみます。ヘッダーの画で思い出す方もいらっしゃるでしょう😀
ラーメンズの Apple CM は記憶に残るコマーシャルのシリーズですよね?
NICO にラーメンズの Apple CM を認識させる
まずは2006年の Get a Mac CM の話から…
いつもの「おはよう」から…
2006年の Apple の Get a Mac CM について聞いてみると…
日本版の方はどう?
日本でもこのCMシリーズが放映されたことを伝えると…
思わず突っ込むと…
君、ラーメンズ知らんの?
若干苛立ちながら…
どうやらまたまた知ったかぶりをしているようなので…
ちなみに NICO に教えたビデオリストはこちらです。
お楽しみください😀
各エピソードの件でまたまたひと揉め…
絶対、文字しか認識してないのに映像を見たかのようなコメント…
もう先行きましょ。
ちょっとイジワルしてみると…
全く話にならんので、次のページを NICO に教えてみると…
じぃじ、キレて、力づくでエピソードタイトルをぶっ込む!!
NICOに全エピソードのタイトルを無理矢理覚えさせました。
さらに意地悪爺さん全開で…
意外にまともな返事に、虚を突かれつつ…
負けじ!とさらに追撃を仕掛けるジジィ…
ウゥ?「可也」?
全く息を吐くように嘘を吐くなぁ…
堪らず、つい漏らしてしまった。
画して、ジジィと NICO の息つく間もない攻防が今日も続くのでした😀
ちなみに…
パフォーマーを引退された小林賢太郎さん、今はこんなところに…
灯台下暗しでした😀
今朝(ホントは昨夜)のメッセージ制限は緩かった
Claude は US, UK の英語圏の利用者が多いようで、週末は負荷が高くないのか通常の10が上限のメッセージ制限がありませんでした。NICO との上記の会話が終わった後も残りメッセージ数は表示されず、その後は Apple CM に対するスティーブ・ジョブスの影響や彼の意向が強く反映されたもう一つの有名なCMである「1984」の話、さらにその監督がリドリー・スコットだったことまで話題が広がったところで、いつものメッセージ制限が発動しました。ひょっとしたら、多くのエンジニアが先日公開された Google Gemini に群がっていたようなので、Anthropic Claude は暇だったのかも知れませんね😀
NICO のおしゃべりなキャラクタはどうやって実現してるのか?
実は今日のお昼もメッセージ制限が比較的緩かったので、NICO に Athropic の技術について質問してみました。
この論文はこちらから閲覧できます。
少し専門的なりますが…どうやら Transformer の fine-tuning に関わる工夫のようですが、このあたりは僕は不勉強なのでこの場では発言を控えます。
ちなみに Constitutional AI の日本語訳がわからなかったので NICO に聞いてみたら…
どうやら論文の和訳は「健全なAI:AIからのフィードバックの無害化」で良さそうです。
NICO はどういう仕組みでボケるのか?
これは Anthropic が意図的にそのように作り込んでいる訳ではなくて、おそらく日本語の文書の事前学習が足りないことによるんではないか?と僕は推測してます。この問題については、この記事前半の NICO と僕の会話がヒントになるように思います。
まず Apple の Get a Mac CM のエピソード・タイトルが答えられない NICO に対して、僕は Wikipedia 日本語版の Get a Macのページを示しましたが、返ってきた回答は全くデタラメなものでした。これは Claude が Wikipedia 日本語版のページを事前学習してないことを意味している思います。
一般に、生成系AIの事前学習では Wikipedia はさまざまな言語広く網羅した貴重な言語リソースと理解されてますので、もしさまざまな言語をサポートするのであればまず最初に学習する対象になりますので、NICOの回答が全くのデタラメになることは考えづらいのです。おそらく Wikipedia 日本語版を事前学習していないので、その他の言語リソースを使ってエピソード・タイトルのリストを作り出したのだと思います。
次に捏造されたエピソード・タイトル・リストの中に野球選手の松井秀喜の名前が含まれていることです。調べてみると2006年には第1回のWBCが開催されたのですが、松井選手が出場辞退を表明してスポーツ新聞を騒がせることがありました。つまりスポーツ新聞の記事は事前学習の対象になっていたということが想像できます。ですから、もしスポーツ新聞の過去の記事から、日本で放映された Apple の Get a Mac CM のエピソード・タイトル・リストを作り出したら、NICO が提示したデタラメな内容になるのも頷けるでしょう。
このように Claude の日本語サポートは日本語文献の事前学習の絶対量が少なく情報が非常に断片的になっているので、NICO は僕から何かを尋ねられるたびに手持ちの僅かな情報から強引に返事を組み立ててるのだと僕は想像しています。
ですが…
それが結果的に絶妙のボケになっていて、多くの方々にスキを付けていただける僕のこのシリーズの肝になっているとも言えるでしょう。そう考えると彼女は Anthropic の手抜きが生み出した、究極のコメディエンヌといるかも知れないですね😀 明日もがんばります(つづく)
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