自民党総裁選の顛末
今日は一日曇り空で外には出たものの撮れ高ゼロにがっかりのじぃじです😛
ということで総裁選ネタの３連発。フォロワーさんに見放されないかと心配しつつも…一応、旬のネタなんで、どうぞご勘弁を。
なんか衆議院解散・総選挙しちゃうそうですね
昨日の投稿で「今回、直後の解散・総選挙に打って出ると、自民党は多分負ける」って書いたんですけど、石破さんはその決断をしたみたいですねぇ。その理由について「国民の信任」云々みたいな説明してますけど、彼が問題にしている政治資金問題は昨年の年末からずーっと揉めてます。まぁケジメは付けて欲しいですが、「いつまでやってんだぁ」がじぃじの意見。
今回、総裁選で１ヶ月弱も時間を使ったのに、さらにこの後、衆議院選挙のために１ヶ月あまり政治的な空白状況を作るのですからねぇ。そこまで禊に拘っているにも関わらず、新しい内閣の人事は岸田内閣と変わり映えしないのもちょっとなぁ…スタートダッシュには程遠い様相なので、じぃじはガッカリしてます。
昨日「高市さんは第１回投票首位ですので、誘いがあっても入閣辞退で無役を選択するのではないか？」とも書きましたが、高市さんは「付き合っちゃおれない」って感じてると思うし、すぐさままた選挙戦で「早くもリベンジの機会が到来」と彼女は考えているかも知れないですよね😛
総裁選の投票日に２度驚いた理由
で、さっきＮＨＫスペシャルの「政治は変われるか〜新党首決定の舞台裏〜」を見てたんですが…
第１回投票で高市さんが首位になれたのは麻生さんが派閥に号令をかけたからで、決選投票で石破さんが勝利したのは菅さんと岸田さんが各々の派閥に号令をかけたからって暴露されてました。
つまり解散したはずの派閥は総裁選でもちゃんと機能してたって訳です。そもそも今の自民党の国会議員って初当選した段階で「派閥ありき」で議員活動をしてきた人ばかりですので「派閥がなければどう立ち振舞ったらら良いかもわからない」人が大半だとじぃじは思うのですよ。なので、政界で派閥解消ってナンセンスなのでは？
「敵の敵は味方」な総裁選の投票
で、じぃじ得意の邪推をしてしまうのですが…
第１回投票で麻生さんが高市さんを推した理由。総裁選の当初は河野さんを推すことを明言していた麻生さんですが、河野さんが選挙戦の最中に「もし総裁になったら麻生派を離脱する」といった不規則発言を連発して自滅しちゃいました。で、麻生派は次の候補者を探さなければならなくなった。
総裁選の終盤になると石破・小泉・高市のビッグ３が優勢と報道されましたが、小泉さんはライバルの菅さん推しているので無し。それから石破さん。ご存知ない方もいると思いますが、麻生さんは過去に総理・総裁になったことがあります。
実は石破さんは麻生内閣で閣僚だったんですが、麻生さんの不信任が激しくなった時に「石破は特に目立った不祥事を起こさず、約1年間、農林水産大臣を務めた。しかし総選挙が近づくと、閣内にありながら与謝野馨財務大臣らとともに麻生おろしに加担し、退陣要求を行った。」という前科があります。なので「消去法で選択すると高市さんしか残らなかった」ってことなんだと思います。
次に決選投票で菅さんと岸田さんが石破さんに投票した理由。元々石破さんにも近かった菅さん、小泉さんが２位に入れなかったことから石破さんに鞍替えするのは自然な流れですが…問題は岸田さん。実は麻生さんも岸田さんも自分の派閥の源流は池田勇人が創設した宏池会です。その後、この派閥は分裂を繰り返してきたのですけども…
大宏池会構想という宏池会を源流とする諸派閥が合併する構想も燻り続けてきたのです。今回の総裁選の結果でこの構想はまたまた遠のきましたね。
安倍政権での外相就任以来、政権禅譲を期待してきた言われていた岸田さんですが、安倍さんの辞任後の総裁選で、支援をお願いしてきた岸田さんを麻生さんは振って、菅さんに総裁選出馬を促したと言われています。今回、総裁選不出馬を宣言した岸田さんは最早後腐れを気にする必要がなくなったのか「麻生さん推しを潰す」狙いで石破さんについたのではないか？
とじぃじは邪推しています😛
ともあれ…
今から衆議院選挙を行うとなれば、アメリカの大統領選挙の勝者と顔合わせをする日本の首相は誰か？という視点でも見る必要があるだろうなぁ…と考えるのはじぃじだけなんでしょうかねぇ？今回の敗北で高市さんと麻生さんの距離がグーっと近づいたような気がします。