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同人誌反省会2024 作るハードルが下がるかもしれない記事

今年の同人誌をまとめました。
この手の記事おしゃれな同人誌面白いな~と思って見てます。
でも、このくらいぼんくらに適当に同人誌デザインやってる人もいるんだな……と安心してもらえればいいなと思う。

1.大阪ミュージアム感想本


すいませんこれ2023年の本やったわ。
イベントで初出だったの1月の文フリだったから去年に刷ってたの忘れてた。もうこの時点でぐだぐだだよ。うっかり表紙を折ってしまったものを自分用に置いといてますね。きれいなものは完売しました。ありがとうございました。


初の情報系同人誌ということで結構苦労した。その辺の顛末は別記事に書いているので省略するとして、装丁の話。

まったく凝ったことはしておらず、「同人誌ってこんな感じ」という紙と印刷だと思う。グロスPPというのはクリアPPと同じらしい。
やはり価格帯がそこそこの印刷所はサービスが充実しててすごいな~。イラレ用テンプレートがあるのが個人的に助かった。あと原稿作成の説明がとてもわかりやすい。
私はケチなのでつい安い印刷所に頼んでしまうけど、ちゃんとサポートされたい!と思うならそこそこの値段の印刷所に頼んだ方がいいと思う。安い印刷所が悪いって訳じゃなくて、印刷所の人の労力ってただじゃないからね……。
高級ホテルのサービスをゲストハウスに求めてはいけないのと同じだから。私はゲストハウス結構好きだけど。
あとやっぱり少ないお金で大きなリターンを得ようとするとギャンブルになっちゃうからな。
あと今回初めてSKIMAでイラストを依頼したので、いろいろ参考になりました。


2.文章検定受験レポ


前回より少しデザインは洗練されたかな? 最初から前回のデザインを踏襲するということを決めていたので、デザイン自体は早く済んだ。
入稿してから文字の一部がつぶれていることに気づく。あかーん。再版するとき修正するかも。
オリキャラの絵を人に依頼するのは楽しいけど、自分がコミュニケーション苦手なのでそこそこ疲労してしまう。(絵師さんたちはみんなよい人でしたよ、念のため! 自分が悪い)
これから人に絵を頼むにあたって、そこのコストを下げられないかなあと模索している。

Wordでレポート風のスタイルを自作した。わりと気に入っててその後も使っている。
奥付も面倒なので本文と同じスタイルで作っている。これはこれでわかりやすいし、ええか……。
Wordの本読んだら「Wordはスタイル機能を極めろ」と書いてあって実践したら本当に便利だった。しかしまだまだ設定にはわからないところがある。

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この本のおかげでスタイル機能大事だなって知ることができた。やや中身が難解なので中級車以上向きかも。

3.特殊性癖R18本

特殊性癖で他の本に載せられなかったものをまとめて本にしてみました。
見た目から「書いてある内容ヤバそう」と思える本にしたかったのでそこは成功したんじゃないでしょうか。「泥濘」とは泥、ぬかるみのことです。
枠は有料素材で、フォントににじんだような加工をかけ、泥のような汚れを入れてます。
泥汚れはイラレのデフォルト素材なので、見たことある人もいるかもしれない。
ページ数の関係で目次が入れられなかったので、裏表紙に目次があります。性癖も書いてあるので他人に見られたら気まずい本になってしまった。
実はデータだけ作って放置していたためデータ自体は大分前のものです。
カップリングごっちゃ本にもかかわらず、完売して助かりました。しかし過去で一番他人に読まれて恥ずかしい同人誌かもしれない。じゃあ出すなやという話ですが、作りたかったから……(矛盾)

中身は一行目からあれな内容なので写真に撮るのは断念した。
章タイトルにはスタイル機能を使うことをようやく学んだ。

特殊装丁にしようかと思っててその手間と値段にくじけたため、「よくある紙」「よくある印刷」で特殊装丁っぽく見えることを狙っている。
色上質紙のりんどう。一色刷りのようで実は普通のカラー印刷。色上質紙はツルツルしている。
色のついた紙に印刷するのは好きなんだけど、どんな色になるか予測がつかないところもある。りんどうの紙の色をスポイトして背景にしいてデータ作ってたけど、それでも正確な色は出ない。

4.文学フリマ手書き無配コピー本×2


手書き8ページ無配です。

逆にどれだけ同人誌作るのに手を抜けるのか……と思ってやってみた。無配とはいえこんな字の汚い本をもらってくれる人がいる。文学フリマってすごい。
A5の紙に一発書きで本文を書いてます。ミスは修正液で直してます。おかげでものすごい早さで完成した。1冊目はA5のコピー用紙、2冊目は無印のルーズリーフに書いている。
ページ番号も手書きで振ってる。コピー本でページ番号書かないと綴じるとき大変なので絶対書こうね。
早く作るのがテーマだったとはいえもう少し時を丁寧に書けばよかった。

私は家庭用複合機(プリンター・スキャナー)があるのでそれでスキャンしてPDF化→キヤノンの冊子印刷ツールで自動的に面付した。PDF化はソフトのほうで勝手にやってくれるので、訂正がなければ究極読み込んで刷るだけで作れる。
あとはホッチくる(中綴じホチキス)でパチパチ綴じるのみ。この作業無心になれて好き。

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家にプリンターがない人はあまり手間が減らないかもしれない。
家庭用プリンターはいらない説あるけど印刷が好きなら結構使うと思う。試し刷りのたびにコンビニに行かなくて済むのは大きい。ただしインクは高い。次買うときはインクコスト低い機種にします。

最初は「線がにじまないから油性ボールペンで書くか」と思ったらコピーしたとき発色が悪くて焦った。太めで発色がいいペンで書いた方がいいね。
二冊目は「筆ごこち」で書いてるけどこれはちょっと太すぎて見づらいかも。書き味はいい。

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無配の場合は表紙で無配ということを強く主張したほうがいいなということも学んだ。はっきり無配だってわからないと持っていきづらいもんなあ。
あとノートとか罫線のある紙に書いた方が字やレイアウトが整うけど、印刷したときに模様が入ってしまうなあ。
画像加工ツールを噛ませると消すことはできるけど、「なるべく早く無配を作る」と言う点ではあまり有利ではない。悩みどころ。

以上です! 参考になれば幸いです。
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