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unkodayo
利用されていると感じた瞬間
相手に対してご馳走を振る舞ったり、希望を叶えてあげたりするのは、その相手に少なからず好意があるからである。
それは血が繋がっているいないに関わらず。
相手に対して愛情があるから、何かしてあげたいという気持ちが湧いてくる。
相手からも同じように愛情を注がれること、一方的ではないことがとても重要で、相手の愛情と自分の愛情を天秤にかけた時、どちらかに大きく傾き始めたら、その愛情は一方的であり、不信感や苛立ちに変わっていくだろう。
「私はこんなにも尽くしているのに」
そう思ってしまったら終わりだ。
相手の愛情の受け取り方によっては、受け取って当たり前の態度を取られると、なんだか利用されていると感じるため、愛情も段々冷めていく。
「なんで私がやらなきゃいけないの?」
もうこの時点で愛情は消えてしまっている。
こちらから一方的になった愛情が、復活するかは相手次第で、こちらが愛情を注ぐことをやめたらそこで終わりだろう。
再び相手からの愛情を感じるようになったとしたら、天秤のバランスは保たれ、心も満たされる。
愛されたいとかよく聞くけれど、愛なんて一方的では成り立たないものだ。