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アンリ・シャルパンティエと虎屋。

冷めてしまった珈琲の残りに
豆乳を追加して、あたため、
今度はちゃんと、飲み干した。
アンリ・シャルパンティエのお菓子が
あったから、それをおともに。

こんな小さなマドレーヌだったけ?と
ちょっと毒づきながら一口でパクり
あぁ、美味しかった。

なにかを自分で用意しなくてはいけない時、
とくに食べ物だけれども。
最後は自分の口に入るなら?を考える。
(当たり前か、笑)

虎屋の羊羮に、今回はじめて手を出した。

恥ずかしながら、
虎屋の羊羮を食べたことがなく
たまたま手土産で頂いて、びっくりした、
今まで食べてきた羊羮ではなかったのだ。

甘さのなかに、しっとり重厚感。
軽やかな遊びのある味わい。
一口でいいかな、で終わらないのだ
もぅ一口、となる。
これはお供え物にしよう、と決めた。

アンリ・シャルパンティエと虎屋。

ゆううつな親戚の集まりがあった
法事の席に、ちゃんと美味しいお供え物を
用意するだけで、
だいぶ気持ちが楽になった、
心なしか、みんな笑顔で帰ってくれたような
気がする。
(お供え物を、みんなで分けて持ち帰るのがならわし、なのです)

美味しいよって
オススメできるお菓子は無敵。

最後までお読み頂きありがとうございます。