美しい形 美しい響き
「イーラですか?エラですか?」
と聞かれることが、たまにあります。
ブランドの名前をつける時に、ややこしいだろうなぁ、と思っていました。
「エラって読むよね、普通。」なんて、今も思っております。
なのに、なぜイーラにしたのか。今回はそんなお話を。
一緒に過ごすもの
ブランドを立ち上げる時、最初に思い描いていたのは、
「使ってくれる人と、一緒に過ごすものになればいいな」ということでした。
目立たず騒がず、じっくりと良さが分かるような、気づいたらそばにいるような。そんなものをつくりたい、と思っていました。
つくりたいものは、はっきりと決まっていたのですが、名前が思い浮かばず。。
そんな折、友人に「ブランドの名前が決められなくて」と話していると、「era(イーアールエー)って文字の並びがカッコいいよね」と言ってくれました。たしかにカッコいいかも、なんて思いながら、eraの意味をなんとなく調べてみたら、
見た瞬間に、「これだ!!」と思いました。
その時、持っていたiphoneの感触を、今でも覚えています。(お酒を呑みながらだったので携帯で調べていました。)
一緒に過ごすものは、同じ時代を生きるもの。
というわけで、ERA.という名前をつけました。
言葉って音
僕は、言葉って音がすごく大事だなぁ、と思っています。
言葉は音で聞いた後、頭の中で文字になります。音は言葉の輪郭で、形そのもの。
「エラは2音だから、なんだか音がすぐに消えちゃう感じがするけど、イーラは3音で、長音もあって耳馴染みもいい。覚えやすいし、もうこれはイーラしかない!!」
そう思って、イーラと呼ぶことにしました。即決でした。
一番きれいな言葉
そんなわけで、ERA.が産まれました。
子どもの名前と同じように、色んな想いを込めています。愛情たっぷりです。
どの親も、我が子には溢れんばかりの愛情を込めた名前をつけるのだと思います。そんな風に付けられた名前は、世界で一番きれいな言葉なのかもしれません。
いつだって、名前で呼んでもらうと嬉しいものです。
どうか覚えていただいて、イーラと気軽に呼んでいただければと思います。
ではまた。