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恩恵

先日、太陽フレアの影響で、停電が起きた地域があったとニュースで見かけました。

生まれた時から、ライフラインがすでに整った環境にいると、それがなくなった時一体どうなるのか全く想像がつきません。

ですから、そのニュースを機に、ライフラインが止まった時を想定して、部屋を整えてみました。

私の家はオール電化ではありませんので、全てのライフラインが停止するわけではないのですが、調理器具などは電気です。

さらに、暑い時期に長時間冷蔵庫が止まってしまうと、中にある食材が痛んでしまうものもあるでしょう。

そういうのを踏まえて、事前訓練というか、想定はしてもいいかもしれないと思ったのです。

まず、私の部屋の場合、停電になるとWi-Fiが使えないので、スマホを触るのやめます。

すると、急に時間ができて、ゆっくり時が流れるのを感じられました。

それどころか、他にすることがないくらい退屈になるのです。

スマホにどれだけ時間を奪われているか、
『モモ』に出てくる灰色人間、時間泥棒は割と近くにいます。

次に、せっかくなので普段から冷蔵庫の中身を整理して、掃除しておくのもいいかなと思いました。

当たり前に保存できる冷蔵庫や冷凍庫、調理器具があるので、冷蔵庫内に多くのものを入れている人もいるかもしれません。

買い物が滅多にできない環境ならともかく、24時間開いているスーパーやコンビニもあちこちにありますから、容量を考えて買うことも必要でしょう。

出来るなら使い切れる量だけを購入するとか、買い方に工夫ができると、節約にも繋がります。

そうすることで、何をどれくらい食べているかを知ることもできますね。

あとは、熱を通さないで食べられるものを考えてみたり、常温保存が出来るものは何かと、探してみるのも楽しいと思います。

様々な家電は生活を楽にしてくれたと同時に、人間を縛ると言うか、その場に留めてしまう作用がある気がします。

スマホはもちろん、家電も、なければないなりになんとかなるものです。

機械が全部してくれると、生活の中の作業を考えなくて済むというのは、一見便利には見えます。

しかし、人間の仕事をずいぶん奪っていますよね。

今頃になって、『AIに仕事を奪われる』と戦々恐々としている分野の業種もあるでしょうが、人間はそれまでに、すでに機械をいいように使っています。

ですから、機械に人間の仕事をしてもらうなら、いずれは奪われることも想定内に入れておく必要があったのです。

私も、スマホ片手に、便利な家電に生活を依存しています。

スイッチをピッと押してパッと出来る、ピッパ人ですから、昔の人からしたら夢のような生活を送っています。

いきなり全てを捨てて、自給自足の生活を今のところはする予定はありませんが、普段から訓練をしていれば、もしもの時に慌てずにすむかもしれません。

電力がなければ、多くの家電は行き場を失います。

言い換えれば、電力の発達とともに、家電の発展もあったとも言えるでしょう。

それらは多くの恩恵を与えてくれて、不可能だと思われていることが可能になりました。

ただ、エジソンがトースターを売るために、1日2食から3食を推奨したように、本来必要がなかったのに購入するようになったものもあるのかもしれません。

消費者側も賢くなって、本当に必要かどうか、選択した方がいいでしょうね。

家にあるものでも、よく考えたらさほど必要がないとか、なくても良いものがあれば、家電の選定を行うのも良いかもしれませんね。

いかがですか。

今日もお読みいただきありがとうございます!

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