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睡眠前後

睡眠の質を上げることが、日中の活動に大きく影響することは、誰もがわかっているでしょう。

とはいえ、24時間365日機能している職場もあるでしょうし、自宅にいたとしても、介護や育児で日中が逆転することもあると、思うように入眠できないこともあります。

日の出とともに起きて、日没とともに眠る。

それが出来ていたのは、電気のない時代で、夜中に起きていることが出来なかったからかもしれません。

ですから、睡眠をとる時間はともかく、その質を上げることに意識を向けたほうがいいのでしょう。

睡眠前後にしていることは何でしょう。

私は最近、自分が寝る前に布団の中でだらだらと過ごし、起きてからもだらだらしていることに気が付きました。

何となく寝るのがもったいない気がしていて、起きたら起きたで、今度は起きるのがもったいない気がする。

結局、寝つきも寝覚めもあまりよくないのかもしれません。

今までは、その状態をさほど大きな問題とは捉えていませんでしたが、出来ることから変えていくことで、睡眠の質を上げたいと思うようになりました。

今までは、睡眠前後の時間をスマホで挟んでいました。
スマホサンドウィッチ状態です。

ですから、どんなに質の良い睡眠を目指しても無理なんですよね。
なぜなら、サンドウィッチ状態ですから。

私達は起きている時間をとても大切にします。

どうやって生産性を上げるかとか、そのために時には睡眠時間を削ってでも、起きている時間の方を大切にしがちです。

ここ数年は睡眠の大切さに気付き、多くの人が寝具を自分に合うものに変えたり、スポーツ選手が睡眠を大切にしている事が注目されていますが、私もそれまでは眠りの重要性をあまり考えてなかったなと思います。

人間の機能としては、ある程度の時間になれば眠たくなるものなのでしょう。
しかし、その本来持った人間の機能を阻害してしまうものが、今は多くあります。

『深く眠らせない』

という眠りの質を下げてしまうものが、多すぎるのです。

起きている時間の生産性あげたいのであれば、同時に眠りの質を高める必要がある。

もしかしたら、起きて動き出すために眠るのではなく、眠るための動きをした方がいいのかもしれません。

逆転の発想にはまりますが、眠りの方を中心にする生活です。

実は私たちは眠るために起きているとしたら?

そうなるとどんな行動をとるようになるでしょう。

まずは、胃が動くと熟睡できないから、眠る直前には食べないとか、
もちろんスマホもそうですし、寝具を変えたり、照明も考えるでしょう。

カフェインやアルコールも、量や飲む時間を考えるようになる。

眠るために起きているとしたら、眠りの生産性をあげることに意識が向きますから、適度に身体を動かしたり、眠る前は心が穏やかになるような行動をとり始めるでしょう。

起きている時間が中心だからと、意識がない時間を雑に扱っているということは、結局は起きている時間も雑に扱っている可能性があります。

眠っている時には確かに顕在意識はありませんが、その日の出来事を眠りながら頭の中を整理していたり、無意識の領域など、深いところで潜在意識を活性化させているかもしれません。

私達は寝ている間一体何をしているのでしょうか。

もしかしたら、どこかに旅に出ていたり、誰かに合っていたり、
顕在意識が休んでいるからこそ覚えてはいませんが、

日中の活動よりも、もっともっと動き回っているかもしれません。

起きているこの時間こそ、実は眠っている時間なのではないかと私は思うのです。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!


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