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可視化していく

家計簿をつけるようになって、いろんなことが可視化されると、たくさんのことに気が付くようになりました。

皆さんも家計簿をつけられている方もいるでしょう。

今までは、完全にどんぶり勘定で、収入が入っても、何がいくら使われているか全くわかっておらず、マイナスにならなければいい、ぐらいに考えていました。

学生の頃から、お金の勉強ももっとしておけばよかったなと最近よく思います。

家計簿は、それを見て特に良いとか、悪いという、お金の使い方の採点をするためではありません。

何にどのように使っているか、可視化するためのツールなんだなと思います。

ですから、赤字の時もあるでしょう。

ただ、続けていれば、そのうち私が持っているお金に対する固定観念や、使い方の傾向、社会の動きも見えてくるはずです。

ただ、それには、ある程度の期間と分析、それに対するフィードバックや改善も必要なのです。

私もはじめはシンプルな家計簿から始めて、今は収入と支出の分析、週ごとや一か月ごとのフィードバックなどをしながら可視化を進めています。

その際には、数字だけではなくて、グラフなども作ると、本当に可視化の役に立つので、おススメです。

例えば、皆さんが会社の経営者だとして、お金の事は何もわからないし、どんぶり勘定で、とにかく、あればあるだけ使ってしまっていたらどうでしょう。

『うちには金のなる木がありますから、大丈夫です。』

という人以外は、おそらく経営者は誰よりも、経営のことを気にしているはずです。

家も同じで、経営なのだと思います。
家計が何もわかっておらず、家が火の車なのに、会社の経営はちゃんとします、と言われても、この会社は大丈夫かなと不安になりますよね。

ですから、家も同じように経営をするかのように、どんどん可視化していくことがこの先必要になっていくと思います。

私は以前、よくお金に対する不安や心配を感じていました。
この先どうなるのだろう。
仕事はいつまで続けられるのか。
老後の資金は大丈夫なのか。

みたいな感じで、常に不安や心配が付きまとい、その不安を払しょくしたく、考えないようにするために必死で働いていました。

仕事の喜びではなく、生活の不安から働いていたのです。

しかしそれは、中身がわからないものを可視化せずに持っていたからで、中身が何かわかれば、それに対する対処は出来るはずです。

もしも、お化け屋敷が明るくて、中が全部見えていたら、そんなに怖くないでしょう。

『わっ!』って驚かされても、一瞬はびっくりするかもしれませんが、
『なーんだ。作り物か』と、すぐになんとも思わなくなるはずです。

また、驚かそうとしているのが遠くから見えたら、それに対して心の準備もできますよね。

可視化しないという事は、この先に何があるかわからない、真っ暗なところを、明かりを持たずに一人で歩きなさいと言われているようなものです。

その時に『わっ!』と驚かされたら、悲鳴を上げて、腰を抜かすぐらいびっくりするでしょう。

可視化されない中で、不安や心配で心が覆われている上に、驚かされる準備が出来ていないからです。

ですから、わかること一つ一つを、いつも可視化しておくことは、とても大切だと思います。

全てが明るみに出た時に、
『なーんだ。こんなことだったのか』とそれ自体を楽しめるのも可視化の効果の一つだと言えます。

また、そこに理解が出来れば、対処もできるので、逃げたり、先延ばしせずに、前向きにやり抜く力も出てくるでしょう。

数字は私も弱かったので、あまり深く考えていませんでしたが、家の経営もなかなか楽しいものですね。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!


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