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思考や思いを掘り下げたり、自己対話を続けていると、何となく思考の形が見えてくるようになりました。

その中で私は、今まで知らなかった部分を垣間見えるようになり、ほんの少しではありますが自己認識できるところが出てきました。

なぜなら、掘り下げていくうちに、思っても見ないような感情が現れ、自分で自分をあえて苦しめるようなことをしていることにも気が付き始めたのです。

私は現実に起こる様々な原因は、外側にあると考えていました。

ですので、現実に起こる病気や出来事、人間関係など、それが要因になって心の方に影響を及ぼすと考えていたのです。

しかし、それは全くの見当違いで、外側の現実と内側の心の中は、むしろ心の方が要因になっていることが多く、その結果、相互に関連し合う形になっているとわかってきました。

元々の要因は心の方ですから、一度心を整理する必要があるのですが、すでに外側と内側が複雑に絡み合った状態では、どちらをどう整理したらいいのかわからなく、

それによって、今度は脳の思考がひっちゃかめっちゃかしていき、外側と内側、心と身体など、現実に様々なこじれが出てくるのではないか、という考えに至りました。

ただ、それらはすでに混乱状態で、例えていうなら、複数のコードが完全に絡まっている形になってしまっており、外そうと引っ張れば引っ張るほど、さらにきつく絡まり合っていると言っても過言ではありません。

そのため、外部の人や専門家などに手を貸してもらって、客観的に観てもらうか、もしくは絡まりを時間がかかっても、自分で一つ一つはずしていくしか方法はないのかもしれません。

もしも、自分の手で絡まりを取るのであれば、まずは絡まったコードを眺めて、どのようになっているのかを観察し、全体像を把握する必要があるでしょう。

次に、何が大事なコードで、どこにつながないといけないのかを考えてみます。

その時に、私は何を大事に思っていて、何を手放したくないと考えているのかなどをどんどん深堀していきます。

始めは、本当の姿を見せてはくれません。

多くの人は、自分の心は聞けば答えてくれると勘違いをしています。

答えはくれます。
ただし、それは表面的な気持ちです。

例えば、初めて会ったばかりの人に、いきなり
『あなたの本音を教えて』
と言われても、相手が信用できるかわからない場合、すぐには答えないでしょう。

答えたとしても社交辞令だったり、本音をいきなり話すことはないかもしれません。

段々と慣れてきて、相手に心を開いても大丈夫かなと様子を伺い、信頼できるとなった暁には、素直に心を打ち明けることが出来るのではないでしょうか。

それと同じで、心の方もすぐには答えをくれないのです。
ですが、たいていはその表面的な気持ちを聞くだけで終わってしまうので、聞いた気になってしまっているのです。

何度も何度も語り掛け、一つでも答えが出てきたら、答えが何であっても否定せず、
『気持ちを教えてくれてありがとう。その気持ちを大切にするよ』
と言い続けます。

それの繰り返しです。

すると、今まで思っても見なかった答えをどんどん見せてくれるようになります。

まずは心との繋がりを、繰り返し作っていき、関係を築くことが必要なのです。

心と繋がりを得ることが出来たら、後はひたすら心の声を聴いていく。
私達に出来ることはこれだけです。

そのうち、心の方が自然と絡み合ったコードを元に戻してくれるからです。

これはすべてを委ねるということになります。

もしかしたら、時間はかかるかもしれませんが、私という存在とこれからも長い付き合いをするのであれば、ゆっくりじっくり関係性を作っていくのもいいでしょう。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!


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