【競馬】種牡馬ナダル

ディープインパクト・キングカメハメハの時代が終わり、
種牡馬は飛び抜けた存在がいない群雄割拠を迎えています。
芝はキタサンブラックやスワーヴリチャードが頑張っており、
三冠馬コントレイルや世界最強馬イクイノックスも控えて
いるので、そこそこ期待感があります。

一方でダートはというと、世界で戦える馬が出てきているものの、
米国のような強豪馬がどんどん出てくるような種牡馬はいなく、
なかなかこれという種牡馬が出てきません。というのも日本の
レース体系は芝を中心に組まれていることもあり、クラシックを
目指すのが一般的であることからも、ダート＜芝のような環境に
なっています。

それが中東や米国で戦える馬が出てきたこと、地方での三冠レースの
体系が整備されたことでの出走レースの増加もあり、今後重要度が
増してくると思われます。

そんな中で注目したいのがナダルです。
ナダルは米国産でクラシック勝ちがあるわけでもない、米国ではかなり
普通の馬ですが、日本へ輸入されることになりました。

血統的には日本で活躍したシンボリクリスエスと同じKris Sの流れです。
牝系はシアトルスルー系で、日本でも有名なAP Indyの血が入ってますね。

産駒デビューは23年からで、産駒の成績に驚きです。

芝はたいしたことありませんが、ダートの成績が異常です。
24年の成績は当然2歳馬しかいませんが、ダート27勝のうち重複は
4勝のみで23頭もの勝ち上がり馬を出しています。

これらの馬が今年3歳戦線に登場し、古馬との戦いに出てくるとどうなるか
楽しみでしかありません。近年は中東のダート賞金レースの高騰を受けて、今後は現在活躍中のフォーエバーヤングなどが種牡馬入りする頃には、ダートの種牡馬界も更なる盛り上がりを見せるのではと胸が高鳴ります。