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【オフの楽しみ】来季のロスターこうなったらいいな!!【秋田ノーザンハピネッツ】

 お疲れ様です。いこーるです。
 23-24シーズンも終わったので来季のロスター予想(という名の願望)をやります!
 もしかしたら読んだ方の推し選手について移籍する予想を書くかもしれませんので、具体的な選手移籍の考察部分は有料としています。(炎上避けは大事)

 無料の部分もあるので読んでみてください。


24-25シーズンの秋田の編成に関する前提

 来季の予想をするうえでの前提は前田HCが続投する(25-26シーズンまでの3年契約)ということ。
 当然、来季も前田HCの意向が反映されたロスターになります。
 

これまでの前田HC体制のハピネッツの歩み

 前田HC体制は来季で6年目(実質5年目)。予想の前に簡単に過去5年を振り返ってみましょう。

スポーツ界のチームの構築は3年一区切りで語られることが多いので19-22シーズンを第1期、23-26シーズンを第2期として考えます。22-23シーズンは後述しますが、ご存知のとおり色々トラブルがあったので含めていません。

第1期:19-22シーズン

 最初の3年間は古川、伊藤、細谷とB1経験豊富な選手によって若いチームにB1で戦う強さを浸透させる期間だったと思います。細谷は2年の在籍で三河に移籍してしまったものの、三遠から前田HCがかねてから欲しがっていたという川嶋が加入しました。彼もベテランに差し掛かる時期の選手だったので経験値を若手に伝える意図はありそうです。
(※自分は彼らが加入した19-20シーズンの後半から見始めたのでそれまでのチーム事情を詳しくは知りませんが、18-19がギリギリ残留だったということは知ってます。)
 目玉は当然3年契約の古川で、しかも彼の3年契約最終年にクラブ初のCS出場まで持っていけたのは19-20シーズンの補強の集大成なのは間違いないです。 
 なので前田HCの第1期は成功と言えるかと。
 ただ常々前田HCや選手たちは日本一が目標って言っているので端から見たら成功でもクラブ、コーチ、選手は満足してないでしょう(自分もトロフィーを掲げるハピネッツが見たいですしね)。

中断期:22-23シーズン

 そして次の3年に向かうというタイミングの22-23シーズン開幕前に前田HC体制始まって以来の危機がありました。前田HCの離脱です。
 この年は当初の外国籍Cのブライマーが契約解除になり、開幕一週間前にザックが加入するというバタバタもあった上に、前田HCに代わりケビンACがHC代行として戦うことになりました。

 個人的にはあの状況で29勝31敗まで持っていった手腕は凄いと思いますし、オフェンスの改善と選手育成を求められてる人にいきなりHCやれってなったのが酷です(いくら豪州NBLで最優秀HC賞取っててもBリーグでやるのは別物のはず)。社長とHCの意向で前田HCのやり方を真似するのではなく、ケビンのやりやすい方法で戦ってたらしいので秋田ブースターが不満に思う采配になってしまったのはある意味仕方ないです。自分はハピネッツのオフェンスを爆発的に改善したケビンACのことは信じていましたし、今季も残ってほしかったです。
 むしろあの状況でビデオコーディネーターの一人も増やしてやれないフロントの方が、なんとかしてやってくれよって思ってました。(資金足りないのはわかるんですけどね)

 しかし、22-23シーズンは日本人選手の全員残留、契約の残っていたデイビスをクラブオプションを行使して契約解除という動きを取ったことから再度CSに向けてガチの勝負に出ようとしていた感はあります。
 勝負に出ようとした矢先のトラブル多発によりそれは達成できませんでしたが。

第2期:23-26シーズン

 ということで前田HCのバスケは就任4年目にして一度無くなりました。
個人的にはHCのご家庭がしんどい状況で、GMとかアドバイザー的なポジションでいいからハピネッツに残って欲しいと思ってましたが、まさかの23-24から25-26シーズンまでの新たな3年契約というクラブの選択。これには秋田ノーザンハピネッツの男気を感じずにはいられません。時々出てくるこのクラブのこういうところが好き。

 ですから、新たな3年計画の1年目が今季23-24シーズンなわけです。
ここからの3年で何を成し遂げたいかと言えば、当然日本一、Bリーグ制覇なんでしょうけど、この3年で目指す日本一の達成はつまり中山を中心に保岡、長谷川という生え抜きトリオが軸となった優勝だと自分は思います。
 最初のCSは古川の3年契約の集大成でしたが、23-24シーズンからの3年は彼らの集大成を目指す3年になると私は踏んでいます。具体的に言えば

23-24:前田HCスタイルを再度チームに浸透させる
24-25:勝負の3年目25-26シーズンに向けた助走の意味もある
25-26:ガチンコでCS、優勝を目指す

もちろんそれぞれのシーズンでCS、優勝は目指していく。

 こう考えれば単年契約で保岡、長谷川を残し続けたのもわかります。この軸を捨ててまで優勝を目指すのは戦術の浸透や資金的にも大変だし、元々いるブースターからの心象も良くないですし。(自分も長谷川、保岡がいなくなったらショックです。)

 彼らはペップ時代に連れてこられたとはいえ指導の大半は前田HCから受けています。
 前田HC体制の申し子ともいえる彼らと獲得するチャンピオンシップは相当な価値を持つと私は思うのです。
(これでトリオの1人でも放出したらひっくり返ります。)

予想

ここから本題です。
私は今季のロスターに関しては前段の3年サイクルの考えから
①来季もいるし、次の25-26シーズンもいる
②今季で退団(後釜の選手は25-26もいる)
の2択
が基本だと思ってます。(26-27シーズンより先の話は一旦置いておきます。)

各選手の移籍・残留予想

そのうえでの残留予想(願望も入ってますが)は以下のとおりです。(%が高いほど残留の線が強め)

90% 田口 赤穂 熊谷 元田 中山 小栗

70% ザック 長谷川 保岡 古川

50% ライスナー

30% カーター

20% 王 藤永

1%  チョル

とりあえず上から順に理由を述べますね。

90%
田口、中山
→クラブ側から手放すことはまずあり得ないし、本人も秋田への思い入れが強いため。

赤穂、熊谷→それぞれ複数年契約で、赤穂はほとんどのスタッツでキャリアハイの成績を残せた、熊谷は後半戦からチームにフィットしチームを勝たせるプレーができた、と活躍できていたため。
 熊谷は横浜BCの河村の動向によって1,2シーズン以内にPGの大移動が起こる可能性もあるため来季以降も基本的には引き止めると思われる。
 赤穂はパリ五輪以降の日本代表も目指しているだろうから、個人の成長とその可能性を彼自身が感じているなら契約延長もあるかも。

小栗、元田→小栗は秋田のPGの中で最も高確率の3Pという特徴を出せたため。来季は2,3番手のガードとしてローテーションに入るはず。
 元田は自分から売り込んで秋田に加入した経緯を考えると自分から出ていくことはまずなさそう。プレースタイルも合うし、秋田ブースター好みのハードワーカーだし。
 どちらもいなくなるとすれば「出場機会が増えず、後半戦から(秋田に戻る前提で)レンタル移籍させる」くらいか。
 20-21シーズンに大浦、多田をしっかり使ったように彼らもちゃんと使ってほしいところです。

70%
ザック→外国籍はガチャ要素があるため余程双方の考えにズレがないなら残留だと思う。
 リバウンドの強さ(昨季11.0今季9.6)+アシスト能力(昨季4.5今季3.2)の組み合わせはB1のCでは特徴的。C登録のみの選手の中では今季の平均アシスト数はファジーカスに次ぐ数字になります。今季はIL入りも一度あり、他にも細かな怪我が何度かあってなかなかコンディションの維持が難しかったでしょうから、コンディションさえ整えば再びリーグトップクラスのリバウンドトップ10に入るほどのアシストを見せてくれるはずです。
 また、生まれ育った場所も田舎だったようだし、ゴルフ好きの彼はプレー以外で秋田に合ってるのも大きいです。
 フィニッシュのバリュエーションが徐々に増えているのも努力を感じられて良い。

長谷川、保岡正直言えば、これまでも放出するタイミングは何回かあったと思う(今季も突き抜けられず、なかなかパフォーマンスも安定しなかったし…)。
 しかし、前述の通り生え抜きトリオでの優勝を目標にしてると思われる中で前田HCの3年契約中に放出されることはないかな、と。
 二人の得点力が安定していけばチームにとって計算のできる心強い選手になるはずです。
 付け加えると、長谷川はHCも考えているようにリーグの中でも特殊な選手なのでできあがったチームに入るのが難しそうなのも理由。

彼に関しては、僕自身も正直、試行錯誤なところがありました。すごくユニークな選手だと思っていて、ディフェンスが素晴らしいのは誰もがわかるところですけど、あのスピードを持っていてペイントに入っていける。シュート力もあり、得点力の高い選手です。ただサイズは大きくないので、ポイントガードができないとマッチアップ的に難しい場面が絶対にあると思っていました。そういうことを踏まえて試行錯誤する中で、これも長崎戦がわかりやすいですけど、彼には2番としてディフェンスとゴールへのアタックに特化してもらった。相手の目線に立つと、やっぱりその時の長谷川暢を止めるのは難しいと感じました。

進化する秋田を紐解く ~ 秋田ノーザンハピネッツ 前田顕蔵ヘッドコーチ interview vol.1 ~

引用元:ダブドリさんのnote↓

 そして発展途上のチームが欲しがるかと言われればそうではないと思うので残留の線が強めと思ってます。
 あとハセノボが最終戦後のMIPインタビューで泣いていたのは彼が熱い男で、最終戦、ダブルOT、千葉Jへの勝利、自身の活躍と勝利が結び付いたからだと思ってます。彼はそういうシチュエーションで泣けるほど熱い思いを持っているってだけで何も退団が決まっていたわけではないかと。まあ想像の域を出ないのでフタを開けないとわかりませんけども。

古川→前田HCの契約中は残りそう。でもシューターとしてまだまだ一線級であることに加え、コート内の指導者として引く手あまただろうし、CS出場以降は単年契約を続けている以上なんとも言えない部分もある。
 古川がまだまだB1で戦えるおかげでなかなか若手ウイングの経験が積めないのが難しいところ(我武者羅にアピールしろと言われたらそれまでだけど前述の通り腹括って使うのも大事だと思う)なので中堅・若手が突き上げて、「フッ、もう秋田は俺がいなくても大丈夫みたいだな」って移籍するのが理想だと思う。でないと古川いなくなったときに苦しくなっちゃうので。
 でも古川がプロキャリア以降最も長く在籍しているのは秋田なのでこのまま秋田で現役引退までやってほしい気持ちがあります。

50%
ライスナー→チームのスタイルにフィットするうえに性格が良いパーフェクトガイだけど、今季の活躍と加入後すぐに秋田にフィットした様子を見れば欲しいチームは多そう
 頭の良い選手なのでしっかりと来季のチームの補強方針等を伝えて、お金を用意し(ここが最難関)、少なくともあと2年残るようにしてほしい。
 
ただ脳震盪後にチームに帯同していることを考えれば少なくともチーム内での関係性は良好な気はする。

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