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東北カップの予習をしましょう!【青森・岩手・秋田編】
どうも、いこーるです。
日本代表のW杯での戦いはすごかったですね。
普段は敵の選手でも味方だとこんなにも頼もしいのかと思っていました。カーボベルデ戦だけはハピネッツの伝説の試合を思い出して吐きそうでしたが()
さて今回は東北カップに向けての予習記事となります。Bリーグ開幕前にガチンコで勝負できる貴重な機会ですのでブースターもしっかり準備しておきましょう。
今回は青森、岩手、秋田の3チームについてです。
※筆者は秋田ブースターですのでそれぞれのチームを普段見ているブースターとは感じ方が異なっているかもしれませんのでご了承ください。
昨年の結果
参考までにどうぞ。岩手による二度のアップセットがすごかったですよね。
今回の組合せ
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今年はゲスト枠なしの6チームでの開催。
個人的には3つずつの2グループに分けて総当たり戦→順位決定戦にした方がすべてのチームが3試合できて良いと思ってます。もちろんどこかで中日を設けて休養しないといけないですけどね。
W杯と来夏のパリ五輪によってバスケ人気が高まって、「平日に1試合開催しても観客が来る」って開催側が思えれば日程の緩和にもつながると思いますが、その辺は先の話ですね。
では今回予習するチームの紹介に進みましょう。
岩手
B3を完全優勝し、今季よりB2の岩手。
昨季開幕前の東北カップでは初戦で仙台に快勝、準決勝で渋谷に敗れたものの、3位決定戦で北海道をOTの末破るなど、B1チームを2つも倒し、3位入賞を勝ち取りました。
今季も東北カップの勢いをRSに持ち込めるか、勢いを付けられる大会となるか。B2復帰のシーズンに向けての試金石となる大会です。
ロスター
ポジションごとの身長分布です↓
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昨季、昇格に貢献した外国籍ユニットが解体となってしまいました。ドゥーリトルはB3MVP、ビバリー、ムッサ・ダマはB2以上のリーグでのプレー経験があるため、一人は残したかったのかな?とは思います。しかし、経験値という面ではベテラン#8月野が仙台で長くプレーしていましたから彼がチームを支えてくれるでしょう。
また#32臼井も体を張って外国籍の負担を軽減してほしいですね。B2ではよりハードになると思いますが頑張ってほしいです。
日本人の補強ではB1から#1後藤と#15星野を獲得。後藤は島根で直近2年間プレータイムをほぼもらえず(後藤に原因があるかはわからないけど)、大阪から移籍の星野も同様にプレータイムがほぼないプロ2年目です。ただ、後藤は島根の日本人エース安藤から「陰の功労者」として評価されていましたのでB2に復帰するチームに好影響を与えてくれることは間違いないかと。星野はB1へ戻りたい気持ちもあるでしょうから、チーム内競争を激しくしてくれそうです。
また、ロスター確定のリリース後の7/29に共にB2昇格を争った横浜EXから#24大崎を獲得。彼も島根でB1経験がありますが、B2愛媛→B3横浜EXとレンタルされ続けており、上のステージに進みたいというモチベーションは高いと思われます。
その他、日本人選手は多くが残留。とはいえ先日、#22門馬が今季絶望レベルの大怪我を負ってしまったため11人で挑む東北カップになります。激しく守るチームスタイルということもあり、人数が少ないと大変だと思いますが全員でハードワークしたいところ。
個人的に注目しているのは#2石川晴道。B3プレーオフ決勝の2戦目を見に行った際、強気な感じが良いなと思った記憶があります。平均8.8得点、プレーオフ決勝3戦目で30分出場20得点と点の取れるタフな小兵が今大会も躍動するか。
青森
昨季、Bリーグ以降初めてプレーオフ進出を果たした青森。
苦境を脱したチームは昨季東北カップは秋田との初戦で敗退したものの終盤までぎりぎりの接戦を繰り広げ、明らかに進化した様相を見せて新シーズンへの期待を持たせてくれました。RSでは白熱のワイルドカード争いを演じ、プレーオフQFでA千葉には善戦するも敗れましたが、B2をよく見ている人には強いインパクトを与えたんじゃないでしょうか。
継続路線の今季は更なるチームの成熟を見せられるか。
ロスター
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昨季、秋田から移籍したアレックス・デイビスはA千葉へ移籍。代わりに補強したのがチェコ代表経験もあり、昨季CSにも出場した横浜BCの#2パトリック・アウダ。2年連続でCS進出チームからの補強となりました。
#22マックス・ヒサタケとデイビスの青森エアラインはロマンと迫力に溢れていましたが共に似たようなアスレチックタイプでしたので、個人技での打開により期待できるアウダを獲得し、得点力アップを図っているように見えます。
日本人はチームの在籍歴が長く地元出身の下山と若い野里が退団。特に下山の退団はチームの象徴的選手でもあったので痛いかもしれません。代わりに日本人唯一30歳台の#11福田がチームをまとめてほしいですね。野里はワッツの持つ地域リーグのチームに加入したのでもし緊急事態が起これば招集もありえるかも?
また、外からの日本人選手の補強はなく、特別指定で加入していた#1佐藤、#27東海林がプロ契約で加入。特に佐藤は日本人最長身です。プロレベルのフィジカルに早く適応するためにもこの東北カップの機会を生かしたいところでしょう。
補強がなくともチームの年齢がかなり若いので、連携の成熟に加え個々の成長も期待できます。ただ若いだけでなく#2會田、#15内田、#17常田、#39ホール百音アレックスとB1経験者も多く、昨季はプレーオフ進出チーム全てからレギュラーシーズンに白星を奪っています。チーム内で激しく競争しながらお互いに高めあって今季更なる衝撃をB2にもたらしてほしいです。
個人的な注目選手は#22マックス・ヒサタケ。2季前にはB1も湧かせたダンカーが今季も青森で躍動できるか。昨季青森でかなり個人のスキルが上がったように見えたので更なる成長に期待です。
秋田
前田HC体制への本格的な回帰となる秋田。
日本人選手が一人も入れ替わらなかった昨季から、半分近くの選手を入れ替えた今季、それでもなお東北カップ最多優勝の実力を見せられるのか。
「ディフェンスの秋田復活」をライバルたちに印象付けたい大会です。
ロスター
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まず外国籍では昨季B1で平均得点10位のスコアラーだったキッド、開幕前から大きな期待を背負ったものの怪我により本領発揮しきれなかったカンターの2人が退団。昨季、開幕直前に契約合意となった#00スティーブ・ザックが外国籍として唯一残留となりました。
新たに入ったのが#8ロバート・ベイカーと#30ジェフリー・クロケット。2人とも走れて3Pのある選手です。ベイカーはかつてのコールビー、デイビスのようなショットブロッカーとしての役割が期待でき、クロケットはアスレチック能力とオフェンスでの突破力が期待できます。
日本人では若手の大浦、多田、ベテランの伊藤、川嶋が退団。外国籍も含めて6人の選手が退団ということでチームのリビルド感が強いです。
新加入はアルバルク東京から#2藤永、横浜BCから#6赤穂、信州から#11熊谷、また特指だった#20小栗がプロ契約で加入となりました。
特に赤穂、熊谷はアジアカップの代表候補にも選ばれている若手のホープですので、#17中山、#21長谷川、#24保岡、#1王といった既存選手との競争によりチームのレベルアップに期待できます。
昨季の秋田で一番苦しかったのが前田HCの離脱。HC代行のもとでチームは”秋田らしい”戦いがほとんどできませんでした。
#51古川が今季中に36歳となり、怪我から復帰のシーズンとなる#5田口も34歳となるため、そろそろチームとしてもう一歩先の景色を見たい秋田としては、前田HCのもと東北カップでチームケミストリーの構築はもちろんですが、シーズンに弾みのつく結果を得たいところです。
個人的に注目するのは#11熊谷航。
と言いたかったけど、今回はアジアカップのため赤穂共々不参加だそうなので、#51古川孝敏に注目。
昨季はチームの戦術に合わせて自分のプレースタイルをガラッと変えました。具体的にはオフェンスで2Pの試投割合が爆増。21-22シーズンは53.6%だったのが、昨季は69.7%と70%近くのシュートが2Pだった古川ですが、何度も言っているように今季は前田HC体制に戻る中でどのようなスタイルになるのかベテランの適応力に期待です。
終わりに
以上、東北カップ予習編①でした。
青森、岩手、秋田ブースターの皆さん、いかがでしたでしょうか?
いいねやコメントお待ちしてます。
次回はトーナメントで反対の山にいる福島、山形、仙台の予習をしていきます。
これまでハピネッツに関するnoteを書いているので、よければそちらもご覧ください↓
あと、東北カップ現地行けない勢で試合見ながら通話とかしたいんですけど、もしやりたい方いたらTwitterにDMでもください。やるならディスコードを使います。どこのブースターとか関係ないのでお声がけしてもらえればうれしいです。
ではまた。
筆者X(旧Twitter):@equal_5240