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ハピネッツ現地での感想【東北カップ1回戦VS岩手】
東北カップお疲れさまでした!
いやー勝ちたかったですね、本当に。悔しい準優勝ということで反省・改善はチームに任せて、いちバスケ素人が現地で見た岩手戦の感想を羅列していきます。
【試合前編】
・青森の新アリーナは会場まで徒歩10~15分の臨時駐車場が便利。シャトルバスも出ているけど、歩きで全然行ける。秋田だと徒歩で30分はかかる場所からシャトルバスが出ているので。(それが普通だと思うけど)
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・会場で行う選手全員でのアップは昨年よりも長いかも?
・ハンドラーのアップはハンドオフからのPnR→コーナーに飛ばして3Pの流れを練習している。これまでのアップと明らかに違う。聞くところによると茨城ロボッツと似ているらしい。(前茨城の大塚健吾S&Cコーチの影響か・・・?)
・インサイド陣のアップは変わらないように見えた。
・中山は個人のシューティングでプルアップ3Pを練習してた。中山のOFの自由度が上がるかも?
・モランは3Pも撃っていた。ミドル含めどのシュートも結構入る印象。
・メコウルはシューティング中も合間にフットワークをしていた。まだコンディションが完璧でないからかな?
【試合中編】
・ヤニスとメコウルのDF意識が高い。ハンドチェック多い。
・土屋が外国籍相手に普通に守れている。DFはいけそう。 OFでは3Pがないせいでペイント侵入→コーナーにキックアウト→打ち切れずにウイングに回して土屋がもらっても打てずに時間が減るというのがキツいかな。
・アバシは悔しそうな表情や反応が見えた。まだ仕上がり切っていない感あり。
・田口の3Pはこれまでと変わらないセットから撃てているので形はOK。あとは精度のみ。
・負けていた1Qもシュートセレクションは悪くなかったと思う。精度の部分の話かな。
・小栗と栗原の貢献度は(印象レベルでは)どっこいどっこいな感じ。(栗原は3Pがないのがキツい。小栗はプルアップを打たなかったからそういう印象かもしれない。)
→小栗は決勝戦の前半で取り返した感があります。負傷が軽いことを祈る。
・上述の通り栗原、土屋がノンシューターなので2ndユニットのOFの幅が不安。
・栗原の声掛けが少ない。純正のPGでないからか?
・中山は見守りモード。明らかに自分のシュートの優先度が低かった。
・チーム全体でおそらくプルアップの3Pを制限していたのだと思う。(アバシ、中山、小栗、クマコーが撃たなかったため。)
・モランや赤穂、アバシがトップの位置でシュートチェックしたあとそのまま敵陣のリングに向かって走り出していた。速攻を出したいというHCの意向があるため、何らかのチームルールがあるのだと思う。
【試合後に考えたこと】
プレ2試合目、HCの会見によるとスカウティングを入れずにやっていたとのこと。つまり、自分たちのルールを実践できるかを重視していたと言えますよね。
オフェンスに関しては全体的にコンディションが仕上がっていない感があるので残り3週間で上げるしかないかな、と。
そもそもオフェンスは長年の課題です。エースが変わり、外国籍が2人入れ替わった今季の東北カップでオフェンスが劇的に改善すると思えませんしね。いきなりアバシが自分で全部やり始めたら他の選手の連携が仕上がらないので…。
まず今週末の天皇杯でアルバルクと戦うところまで行き、リーグのトップレベルを体感することで、更なる進化が促されると良いなと思います。
あ、9月末の千葉J戦は他のBリーグクラブとロスターが違うので今ボコられても凹む必要はないかと。あのクラブはオンコートルールが行方不明になることが目に見えてるので()
今季の外国籍ユニットって20-21シーズンにすごく似ているんですよね。
ショットブロックのできる機動力のあるツインタワー
→20-21 カディーム・コールビー&アレックス・デイビス
24-25 ヤニス・モラン&クリスチャン・メコウル
得点、リバウンド、ディフェンスなんでもできる万能型選手
→20-21 ハビエル・カーター
24-25 タナ―・ライスナー
それぞれ細かいポジションの違いはあれど似ているかと。
参考資料として、20-21から21-22に切り替わるオフシーズンでのしんたろうさんの記事を引用させてもらいます。
細かい数字は引用先で確認してください。しんたろうさんが数字から読み解く20-21シーズンの特徴は以下の通り。
〇オフェンスの特徴
◼︎各種決定率は低調。リーグトップクラスのORB獲得率からSCPで巻き返しを狙うものの攻撃効率は15位とオフェンスに苦しんだシーズン
■TOV%が高かった(6位)ことも攻撃に苦しんだ要因。バイオレーションによるターンオーバーが多い。
■アシストの割合が高い。(7位)
■相手TOVからの得点割合やそれに伴う速攻による得点割合がリーグトップ。
■攻撃が成功した回数やショットチャンスはリーグでトップクラス。シュート本数を増やすことで攻撃を構築する
〇ディフェンスの特徴
◼︎フリースローを与えるポゼッションが多く(4位)フリースローによる失点割合がリーグトップ
■ディフェンスリバウンド獲得率がリーグ最下位。伴ってセカンドチャンスによる失点割合がリーグトップ
■各種被決定率が軒並み低く抑えられており、特に3ptを打たせないDF戦略が顕著。
■リーグで最もTOVを奪っている。
■ホームでのディフェンス能力が上昇する
■セカンドチャンスを奪われているものの、ディフェンス効率はリーグトップ3
多分ですが、ここ2シーズン”リバウンドが強い秋田”をブースターは見てきたので東北カップでリバウンドにガッカリした方も多いと思うんですけど、上記の通り元々リバウンド獲れていないチームなんですよね。なぜか?
一つは、チームの戦略が相手にTOを犯させる激しいディフェンスだったため、そもそもディフェンスリバウンドの発生回数が少なかった。
二つ目は、相手の3Pを消すディフェンスをしていたこと。3Pを消すということは必然相手のオフェンスは苦しくなると2Pに行かざるを得ないということであり、2Pを撃つと自慢のショットブロッカーが飛んでくるので、その2Pもリングを潜らない。それがかつての秋田のディフェンスでした。
22-23(ザック、キッド、カンター)と23-24(ザック、ハビ、タナ―)の2シーズンは編成上そのディフェンスができなかったのですが、今季はアスレチックな2名が加わったし、アバシも飛んできますから過去シーズンよりも多いです。
で何が言いたいかというと、ショットブロッカーが飛ぶとリバウンダーが減ってしまう、ということです。
現にハピネッツの過去シーズンでデイビス、コールビーの両名もしくは片方がいたB1でのシーズンでトータルリバウンドが平均37を超えたことはありません。CSの年ですら36.1です。
だから、ディフェンスはガード、ウイング陣のリバウンドが重要になると思います。タナ―や土屋も体を張りますが、上背はないので弾き出すことも多くなると思います。そこを中山、赤穂、元田あたりが納めにいく。クマコー、小栗、栗原、田口もそこに参加する。それが大事になると思います。
東北カップでも小栗がリバウンドを取るシーンがありましたし、それをチームで継続できるかが天皇杯では注目したいです。
【終わりに】
大舘の天皇杯VSさいたまブロンコスも見に行くのでそのときも簡単な感想を上げたいと思います!
RSも現地で見た試合くらいは感想上げたいですね~。やっぱり現地で見るのと配信で見るのとでは印象は変わるでしょうから。
「すき」やコメントをもらえるとやる気が湧いてくるのでよろしくお願いします!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
誘惑に勝てずデッチブランケット買ってしまいました...#akitanh#青森ワッツ
— いこーる (@equal_5240) September 14, 2024
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