【ハピネッツ】ジェフリー・クロケットってどういう選手?
こんにちは、いこーるです。
日本代表戦面白いですね~。世界と日本が戦うのはやっぱりワクワクします。定期的にバケモンを見れるので「NBAってとんでもねえな😇」ってなるのも含めて面白いです。
前回、ベイカーに関する記事を書いたので同じ新加入外国籍ジェフリー・クロケット(以下クロケット)も調べてみました。
ハピネッツの新たな切り込み隊長と思われる彼の情報と他の選手との比較をしています。
前回のベイカーの記事はこちら↓
基本情報
いつも通り契約リリースから↓
ハイライトや試合映像はこちらのnoteにまとめています↓
チームからは「万能型」で「秋田に必要な攻めるディフェンスと、課題であるペイント内でのフィニッシュを強化できる選手であり、スピーディーで機動力のある彼のプレースタイルは秋田にフィットする」と紹介されてます。
ハイライトを見てもそのようなプレーが目立ちますよね。
あとはダンクのあとは大体吠えてますね笑
自分は熱い選手好きなのでテクニカル取られない程度で熱く戦ってほしいです。
昨季まで所属のキッド(今季信州へ移籍)も熱い選手でしたが、個人的には試合中フラストレーションが現れすぎていてチームの雰囲気が不安だったので今季はそういった風に見えなければいいなあ、と思います。
(昨季はキッドの負担があまりに大きかったので仕方ない面もあると思いますけどね。)
誰と比較したらよいのか?
ハイライトを見た限り体格もプレースタイルも近年のハピネッツにいないタイプだと自分は思っています。
ドライブが力強くて、アスレチック能力も高い。3Pもそれなりに入るし、ディフェンスでもハッスルできる熱い選手。
そういう選手ってあまり思いつきません。
同じポジションはデイビス、グリン、キッドになりますけど、全員タイプが違いますし。
であれば昨季のBリーグから比較できる選手を探そうと思ったら、何故かめちゃくちゃ体格が似てる選手が2人もB1にいたので彼らと比較します。
基本事項
Bリーグ公式サイトが意外に便利で、個人成績のページ→全選手のスタッツ一覧に飛ぶ→ポジションに○○が含まれている身長・体重の近い選手をソートできまして、その方法で見つかった選手が、琉球のヴィック・ロー(昨季千葉J、以下ロー)、FE名古屋のジェレミー・ジョーンズ(以下JJ)になります。
身長・体重が同じすぎて笑いました。
ローとJJはSF/PFでこの体格なのでクロケットも同様に3.5番の選手と見た方がいいかもですね。
ていうかローって201cmしか身長なかったのか…。もっと大きいと思ってた。
参考に2人のハイライト↓
映像を見た感じローの方が手足が長そう。だから身長高めに感じたのかもしれません。
クロケットのプレースタイルはB2プレーオフのJJっぽいですかね。あまり自分でボールを保持しない感じがします。
年齢が彼らより上なのでどこまで稼働できるかはわかりませんが、今期は王と赤穂がいるので3人でローテしたりするんでしょうか?前田HCの起用に期待ですね。
ベイカー-クロケット-赤穂or王の秋田式ビッグラインナップが見られるかも。筆者はそれをずっと待ち望んでいるので今季こそ上手く戦術に加えてほしいです。
スタッツ
では皆さん気になるであろうスタッツです。※クロケットの前所属がBリーグでないため30分換算のスタッツはなし。スウェーデン1部とBリーグでは環境が違うと思うので。
※クロケットは Jeffrey Crockett, Basketball Player | Proballers からスウェーデン1部リーグの成績を、ローとJJはBリーグ公式サイトから22-23シーズンの成績を参照しています。
・各スタッツに関する所感
得点に関してはスコアラーとして獲得したわけではないので気にしなくていいかと。むしろ秋田では出場時間が増えてもう少し増えると思います。
シュート確率は全体として高いですね。秋田の弱点である決定力の向上に一役買いそうです。
リバウンドは出場時間を考慮すればもう少し増えてローより多くなりそう。日本の方が全体のサイズが小さくなって取りやすくなるかもですし。まあ、Bリーグのインサイドはレベルがバグってるので諸説あります。(サイズとかクーリーとかスコットとかジャクソンとかいるので)
アシストは多くないですが、ターンオーバーも少ないのでスクランブル的にボール運びを任せてもなんとかなるかも?千葉の原や宇都宮の鵤に苦労するときにクロケットが緊急でボールハンドルする場面も見られるかもしれません。
個人的に注目したいのが%FGA3PTというスタッツ。
これが「フィールドゴールのうち3Pを試投する割合」です。
ローは40%以上が3P、JJは50%が3Pに対し、クロケットは30%以下しか3Pを撃っていません。
ハイライトでなんとなく察していましたが、クロケットが3Pシューターというプレースタイルじゃないことが数字でもわかりますね。
ここからわかること
21-23の2シーズン、秋田はグリン、キッドというシュート能力の高いシューター寄りの外国籍を獲得していました。今回その傾向から外れた選手を獲得したということは今季の秋田は外国籍の3Pに頼りすぎない=3Pの火力は日本人が出す方向性だと推測できます。
これは昨季、中山が39.6%という3P確率を出したことが大きいのかもしれません。昨季2Pの試投数が爆増した古川も昨季より3P試投数が増えるのではないでしょうか。
中山、古川、田口という日本人の核になる選手全員の3Pが高確率なら外国籍にシューターを置かないという判断になるのはわかる気がします。
ファンクラブ限定のミーティング動画で前田HCが「今季はペイントエリアでの決定力を高めてほしい」と言っていましたが、インサイドを攻めるためにはアウトサイドの引力も必要です。外国籍選手がインサイドのフィニッシュ力重視なのであれば必然的に日本人の3Pが重要ということですね。日本人選手の3Pでディフェンスを外に引き出したらクロケットの突破力をより生かしやすくなるはずです。
日本人選手も今季ペイントでのフィニッシュ力を求められており、コーチから要求は多いですが、これが上手くいくのならチームとしての力は間違いなく上がると思いますので頑張ってほしいですね。
まとめ
ということでクロケットのスタッツを見てみると今季の秋田の方針がなんとなく見える気がします。
彼の獲得に際して「キッドに比べて頼りない」と感じた人もいるかもしれませんが、スコアラータイプではない彼の獲得は日本人選手の成長を促すことに繋がるはずです。
現にそれを期待しているという話がミーティング動画では行われていました。
日本人選手が輝けばクロケットが輝き、クロケットが更に輝くことで日本人選手が更に輝く…。そのような好循環が見たいです。
実際のチームを見るのを楽しみにして待ちましょう。
次回は赤穂選手のnoteをお送りします(と言っておくことで自分への枷にする)。
筆者Twitter(現X):@equal_5240
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