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あけました(日記)

今年もよろしくお願いします。

インフルだの何だのが流行っていることもあり(SNSの友人知人の報告で、たぶん10件以上は体温計の写真を見かけた)、用心して年末年始はあまり出歩かず、家で過ごすようにしていました。おかげで、離れて暮らす家族も集まって例年通りの穏やかなお正月を迎えることができました。

おせち料理もいつもの手作り。伊達巻きは特に初心者向けで、はんぺん1枚に卵4個、みりん大さじ1、醤油小さじ2、砂糖小さじ4をミキサーにかけて型に流し込んだのをオーブンで190℃20分焼き、巻き簾で巻いて冷やすだけ。

98歳になった祖母が、お雑煮のお餅をパクパク食べる様子を緊張感を持って見守る元日。長生きのためにも歯だけは丈夫にいきたいなと思いました。

2024年を振り返ろうかとも考えたのですが、個人的に気になるトピックはその都度noteに書いてきたので、敢えて振り返るまでもないかな。去年の今ごろはわりと深刻に仕事に困っており、下記のようなお仕事募集記事を書いたところ、これがきっかけでお声をかけていただけることも増えました。

直近だと1月の予定はほぼ埋まっていますが、今年も引き続き何かありましたらお気軽にご相談ください。

ともかく今年も、鈍くなっていく肉体で変化してゆく時代に食らいつきながら、現状維持とアップデートを同時にやっていくみたいな矛盾と向き合う一年になりそうです。考えることばかりだ。

ひたすら食パンを焼いている

それはそれとして、12月以来なぜかハイペースに食パンを焼いています。パン作りというプロセス自体が楽しくなっているみたい。たくさん失敗して、最近ようやくコツを掴んできたので、簡潔にポイントをメモしておこうと思います。

1.5斤用の型に必要な材料は以下のとおり。

  • 強力粉 370g

  • ドライイイースト 小さじ2

  • 砂糖 小さじ4

  • 塩 小さじ1

  • スキムミルク 大さじ2

  • お湯 260ml

  • 無塩バター 20g

粉はふるわず、大きめのボウルに入れたらさっくり混ぜてお湯を足しながらまとめていく。実際やってみると、水とお湯では粘りの出かたが全然違ったので、熱めのお湯でいいのかも。はじめは手で直接触らず、カード(スケッパー)を使って塊を作っていくのですが、このあたりは横浜のパン屋さん「Sun&Moon」のこちらの解説動画が参考になりました。

初めて挑戦したときは手にベタベタついて全然まとまらず大変だったのが、要領が分かってくるとこの捏ねる工程が一番楽しい。全身を使うから体がポカポカしてくるし、好きな音楽などを聴きながらリズムに乗っているといつの間にか終わっている。練り込むバターの量は20gとなっていますがいつも適当で、多めにしたくてもたぶん限界がある。

一次発酵は室温で60分。この時期だとエアコン切ったあとのキッチンで20℃未満なこともあると思うんだけど、特に問題なく膨らむようです。生地を三分割したあとベンチタイムを15分挟んで、めん棒で空気を抜きながら長細く伸ばしたのをクルクル巻いて、綴じ目を下にしてバターを塗った型に並べたら、オーブンの発酵モードを使って35℃で55分ほど二次発酵。

二次発酵でこれくらい膨らんだら、蓋をして180℃で30分焼いたら完成。うちのオーブンの場合だと予熱は使わず、ゆっくり温度を上げていくほうが窯伸びが進んで良い結果が得られることが多いようです。

失敗したパターンで一番ひどかったのは、二次発酵で思うように膨らまず、一晩置いて焼いてみたところ発酵が進み過ぎて、アルコールのような匂いでとても食べられないパンができてしまったこと。失敗パンってあんなふうになるんだね…。仕方なくミキサーで砕いて炒ってパン粉にしていく作業は、手間暇かけて粉をまた粉に戻していくようでなかなかの虚無でした。

ほかにも、材料の配分ミスなのか単純に過発酵だったのか、一時発酵の時点で生地がスカスカになってしまったり…

失敗例1

二次発酵まではいい感じだったのに、焼成したらまったく膨らまなかったなんてパターンもある。

失敗例2

家庭料理はこの数年で和洋中エスニックひと通りやってみたけど、パンが圧倒的に難しいと感じます。生き物…酵母との戦い。時間はかかるし、途中で味見してリカバーすることはできないし、温度や湿度にも気を遣うし、少し分量を誤ってもタイミングを見誤っても終わる。

ざっくり3時間くらいはかかるのかな。それでも、全体の工数としてはさほどでもなく、待っている時間がかかるだけだから、なにか別のことをしながら、みたいなことに向いている。もしかしたら在宅ワークとの相性がめちゃくちゃいいのかもしれない。その間、仕事の進捗がいまひとつでも、少なくともパンは焼き上がる=成果が得られるというのがポジティブで良いです。

これはおいしく焼けたレーズンパン

何事もやってみないと分からないもので、トライアンドエラーをしながらも、できるだけ過程そのものを楽しんでやっていきたい。人生ぜんぶそう。そんなお正月です。

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