figma SP-064 グラビティ・キトゥン
年末の買いもの記事でも少し触れましたが、偶然近所のブックオフでPS4 『GRAVITY DAZE』(2015年)のコレクターズエディション同梱版のfigma、『グラビティ・キトゥン』SP-064の中古品を手に入れました。そのときざっとググってみて、ゲームそのものに対してfigmaのほうのレビュー記事がほとんど見当たらなかったので、せっかくなので写真とともに紹介します。
単体売りじゃないので中身の見えないパッケージになっている
『1』のキトゥンちゃん
実はこのキャラでは2種類figmaが出ていて、ひとつはこの初代『GRAVITY DAZE』の主人公キトゥン、もうひとつは続編の『2』(PS4/2017年)のキトゥン。後者は単体パッケージの『グラビティ・キトゥン 2.0』として出ています。
ただ『1』と『2』のデザインの違いは、デザイナーの斎藤俊介さんご本人による下記のツイートにまとめられているとおり、おおよそマイナーチェンジの範疇。基本的な色彩やヘアスタイルは変わっていなくて、服やブーツの意匠が少し変わった感じです。たぶん言われないと気づかない!
わたしはいま現在ゲームの初代のほうを遊んでいる途中なので、馴染みがあるのは最初のデザインなんだけど、どちらでもといえばどちらでも。『1』の時点で既に完成されているんですよね。
「重力アクション」を前提とした造形
再現度めちゃめちゃ高いです。マフラーは可変で、2枚が独立して動く。『GRAVITY DAZE』はその名の通り重力をテーマにしたアクションゲームで、プレイヤーは重力を操って縦横無尽に飛び回るキトゥンを三人称視点で追いかけるのですが、彼女のデザインで特徴的なのが髪とマフラーの「なびき」。ダイナミックな動きをさせることで表現している独特の浮遊感を、figmaにおいても再現できるようになっています。
こう、ふわっとなっている
衣装も完全再現…!
こちらもデザイナーの斎藤さんの注釈によれば、金のフレームはバネのような弾力のある謎素材だそうで、布の模様などではなく、上に重ねて拘束するような構造になっているとのこと。えー、そうなの! まあ、あの世界ではそうなのだ。
ただしfigma素体としての可動ポイントは少ないほうで、胴体パーツでいえば肋骨部分は上下左右に動くけれども、腰は一体化していて動かせない。せめて左右に回ればもう少しポーズの表現力も上がると思うんだけど、造形を優先しているのでそこは仕方ない。
腰が細い! 褐色肌の微妙な色合いもいい感じ
表情パーツは2種類。口を開いている笑顔と、この左目線の「おこり顔」。公式の写真だと表情がちょっとぼけっとしていてイマイチかなと思ってしまうんだけど、全然そんなことなかった。顔がわりと平たく目鼻立ちがおとなしめなので、照明の加減でけっこう印象が変わるなあというイメージ。
キトゥンは作中で効果的に使われる「バンド・デシネ」風コミックパートでも、喜怒哀楽がコロコロ変わるところが魅力なので、そのあたりの再現度もすごくいいなと思いました。ちなみにfigmaキトゥン2.0と表情パーツの互換性があるそう。
重力アクションをイメージした天地反転ポージングをさせてもこの通り、画になる。付属品に、通常のfigmaにはないクリップ状の台座がついていてどこにでもキトゥンを浮かせておけるのが楽しい。
重力猫もついてくる
作中、キトゥンに重力操作能力をくれる謎めいた重力猫「ダスティ」も付属しています。クリアパーツでキラキラする反射素材が仕込まれていて、原作通りあやしく光る。しっぽが超細い…折れそう…!
手パーツは左右開閉4種類ずつ+リンゴを持つ右手。
という、初代キトゥンちゃんfigmaの紹介でした。